ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
今まで紹介してきた三つのセンター、「本能」「フィーリング(感情)」「思考」について、もう少し見ていきましょうか――



□本能センター

本能とは、人間がその奥底に生まれ持っているもの。あらかじめ決められた行動様式。時に欲(欲求)や衝動に関連し、エネルギーと深く関わり、理性の対極にあります。

これが健全に機能していると、人間は自然に行動できます。(考えて○○するのではなく、心の奥や身体の奥にあるものに従って、自然と○○できる)
ある状況の中に、パッと入っていけるとか。意識しすぎることなく、馴染むことができます。


しかし、各タイプは必ずしも本能と健全な関係を築けていない。

タイプ8は、内から外に向かう本能に(無意識のうちに)従っているので、内なるエネルギーを外にいる人間に向け、強さを誇示します。主に、主張したり、攻撃的になったりするでしょうか。そうやって、相手を従わせようとしてしまう。また、本能を感情の分野にも使おうとするので、相手の好き嫌いや快不快といった感情を読みとるのが苦手です。

タイプ9は、本能を思考や感情の分野にも使うので、そこにエネルギーをとられる分、生命力に欠けます。静かな印象という特徴は、平穏を愛する性分と共に、こういう点からも来ているのかもしれません。また、穏やかでありたいという本能に従い、それに基づいて考え、好き嫌いを判別します。

タイプ1は、むしろ本能を抑えようと躍起になります。正しくない情念が湧き上がるのをいちいち抑え込もうとするので、常に爆発の種を抱えることになります。また、本能を思考の分野にも使おうとするので、客観的に物事を捉えるのが苦手な傾向があります。(本能的要素に思考が影響を受けてしまう)



□フィーリングセンター

フィーリング=感情とは、他者との関わり合いの中で生じるもの。もちろん、一人の時でも生じますが、その際にも他者の影響があったりします。(○○さんのことを思って、とか。△△のことが思い出されて、とか)

これが健全に機能していると、他者との関わりの中でいろんな感情を体験できます。

しかし、各タイプは相手の感情(=好き・嫌い、快・不快)に敏感になっているきらいがあります。心の奥で、気に入られたいという気持ちが強い。

タイプ2は、相手を助けることで好きになってもらいたいと思い、好意を確かめようとします。無意識的には、助ける代償として、感謝して欲しいのです。(←存在確認)。また、感情を思考の代わりに使うので、その思考は好き嫌いに影響されてしまう。

タイプ3は、成功したり期待に応えることで、相手の好意を確かめようとします。無意識的には、成功する見返りとして、評価し褒めて欲しいのです。(←存在確認)。また、感情を思考や本能の分野に使おうとするので、本来の感情表現は淡白になる傾向にあります。

タイプ4は、特別であることで、相手の好意を確かめようとします。特別な存在であることで、(特別に)見て欲しいのです。(←存在確認)。また、感情を本能の分野に使おうとするので、自然な振る舞いが苦手で、感情的な大きな立ち振る舞いになってしまう。


(*ただ、それぞれの「○○してほしい」は、あまり表に出ず、本人も意識していないかもしれません。それは遠い過去の経験から来ているかもしれないのです)



□思考センター

思考とは、頭の中で考えること。現実や他者とは距離を置き、頭の中で物事を分析したり組み立てたりすること。

これが健全に機能していると、対象を論理的に捉え、(客観的に)分析したり観察したりできます。

しかし、思考センターの各タイプは、人との距離に問題を抱えがちかもしれません。

タイプ5は、人から離れ、考えることを好みます。思考を乱す煩わしい関係からは遠ざかりたいと考えます。また、感情よりも思考が勝っているので、好き嫌いや快不快よりも、論理や知性が前に来てしまいます(自分や他者の感情に気づきにくい)。そして、本能の分野にも思考を使うので、自然体でいるのが苦手です。つい、考えたり意識しすぎてしまう。

タイプ6は、感情や本能の分野にまで思考を使おうとするので、本来の思考の分野に力が回りません。従って、頼りになる他者を求め、教えや導きを得ようとします。考えるのではなく、決まった考えに依存してしまいます。思考センターでありながら、思考を判断に使えない。(思考を他分野に使ってしまうし、また判断を他者に委ねてしまう)

タイプ7は、思考を感情の分野にまで使う傾向があるので、自分が好きだと考えるものは相手も好きだと思ってしまいがちです。従って、自分が楽しいことは相手も楽しいと決め付けてしまいます。(これは私にとってこうだから、君にとってもこうだろう? みたいな…)。相手の感情を察するというよりは、そう考えてしまう。





このように見ていくと、それぞれのセンターに属するタイプは、それぞれのセンターとの関係に機能不全を抱えているのが見えてきます。また、その原因のひとつとして、未だ開発されていない他のセンターを持っており、その分野を補おうと、自分のセンターを使うので、いろんな不具合やエネルギー不足が生じているのも、お分かりいただけると思います。

感情というのは、「好き・嫌い」や「快・不快」を判断したり体験すること、あるいは相手の気持ちを察したり、互いに気持ちを共有することですが、それを思考で補うとどうなるでしょうか? それを本能で補うとどうなるでしょうか?

思考というのは、物事を頭の中で組み立てたり、論理に従って整理したりすることですが、それを感情で補ったら? それを本能で補ったら?

本能というのは、生得的な性質や特性ですが、それを思考で補ったら? それを感情で補ったら?

こう考えると、機能不全が生じるのも頷けますよね。本来の分野でないところで、別の機能が使われてしまっている。

こうなると、今まで手つかずだったセンターを開発する必要が出てくるのですが、それはまた後で…





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Author:南方 城太郎
生息地:関西
分類:昭和人間
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黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


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