ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 

ドロシー・ロー・ノルト、レイチャル・ハリス 著、石井千春 訳。

「子どもが育つ魔法の言葉」より



「親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る」 (P196)



子どもが育つ魔法の言葉(15)



[ 正直であること ]


そもそも、正直とは、何なのでしょう?

辞書には、こう書いてある。



うそやごまかしのないこと。うらおもてのないこと。

(大辞林)



いつも、嘘や誤魔化しがない。裏表が一切ない。

これは難しいですね。

誰にだって、多少はある。


「これ、どう思う?」

そう聞かれて、「最悪です」とは言いにくい。

正直すぎると、時に、思いやりに欠けてしまいます。



ここ何回か、親が子の手本になるべき、親は子の鏡である、という風なことを書いてきました。

それに当てはめると、今回は困ることに。

大人たちはあまり正直ではないので、子どもたちの手本にはなれません。

あるいは、子どもたちはこう思うかもしれません。

「正直にしろといったって、大人が一番、正直ではないじゃないか」




この本では、「正直=誠実」だと定義しています。



【誠実】

私利私欲をまじえず、真心をもって人や物事に対すること。(大辞泉)

偽りがなく、まじめなこと。真心が感じられるさま。(大辞林)




それにはまず、「ありのままを伝えること」

そのために、自分の都合や願望で、現実を歪めない

意図的に、人をだまさない


相手への思いやりや、「今、言わない方がいいな」といったことは、除きます。

また、間違って認識していたがために結果ウソになる、といったことも除く。


子どもに教えたいこと、また、大人自身が実践したいことは、これです。


「自分に都合の悪いことでも、ありのままに認識し、それから(できるだけ)逃げないこと」(P198)

事実をしっかりと受け止める。

事実とストーリーは、はっきりと区別する。

(ストーリーとは、頭の中で思い描いていること)



なるほど、これなら、正直さと誠実さがイコールになるわけだ。




[ 正直であることを褒める ]


子どもが嘘をつくのは、なぜか?

本当のことを言うと、叱られるから?


なら、本当のことを話すようにするには、どうしたらいいんだろう?


正直に話したことを、褒めればいい。


もちろん、したことが帳消しになるわけではありません。


 したことは悪い。

 でも、正直に話したことはよい。


この両方が、その通りなのだと。



聞く時も、誰が悪いのか追求しない(追求しすぎない)。

ただ、事実として何が起こったのかを、聞く。


その次にあるのは、これからの対処。

これからは、どうすればいいのか。





頭ごなしに怒るのは、逆効果。

 → 萎縮して、正直に話す気がなくなる。

かといって、叱らないのも困る。

 → 正直者は割に合わない、となる。


親御さんには、忍耐強さが求められるようです。



正直であることは大切であり、正直な自分を親も喜んでくれるから嘘はつかない ―― 子どもがそう思えることが大事なのです。

(P203)





[ 本当ではないが嘘でもないもの ]


事実でないからといって、「それは嘘だ!」「嘘をつくな!」というのは、早計。


子どもは遊びの中で、想像力や空想力を磨きますよね。

それはそれで、大事なことだと思います。

下らないこととして断じるのは、もったいない。


また、冗談やウィット(機知)というものもあります。

それを嘘だと言ってしまうと、センスを疑われてしまう。

(といっても、悪意のあるものは、ダメですが)


どちらにせよ、大人の側の余裕も、カギに。




[ 気遣いという嘘 ]


本当のことばかり言うと、ギスギスしてしょうがない。

ペルソナ(仮面)は、つけないとね。

同時に、ペルソナは脱がないとね。


時には、多少演じる。

時には、ありのままを話す。

どっちも、どっちも。



ある意味、練習、練習。




[ 場合場合 ]


基本はこれ。



嘘をつかないことの大切さを、子どもは直接親の姿から学びます。親が何を言い、どんなことをするのかを、子どもはいつも見ているのです。子どもが幼ければ幼いほど、親の影響力は大きくなります。

(P209)



いつも、本当のことを言うわけではない。

人を気遣うために、本心を隠すことはある。

けれど、大事な時に、嘘はつかない。



何でも正直に子どもに話せばよいというわけでもありません。


受け入れられないような現実ならば、考えないといけない。

正直に話すべきか?

時期を待つべきか?

表現方法を変えるべきか?


「いついかなる時にも正直に」というのも、乱暴な話。

時には、配慮に欠けることも。


正直に話して、子どもを不安定にさせてもしょうがない。

何でも隠せも違うし、何でも話せも違う。


きっと、正解は無いのでしょう。

でも、これだけは知ってないと。

「○○すれば大丈夫」は危険です。


場合場合を忘れると、危ない。

いつ、どこで、どのようにするか?

それが違えば、結果も違ってくるのです。





子どもが育つ魔法の言葉 (PHP文庫)



なぜ正直者は得をするのか―「損」と「得」のジレンマ (幻冬舎新書)






<< 「(14) 分かち合うことを教えれば…」


 → 「魔法の言葉の目次」




関連記事



ブログランキング・にほんブログ村へ
BlogPeople「人間・哲学/人間考察」
blogram投票ボタン


ランキングに参加しています
よかったらクリックしてね


秋だから、実をためる


↑ページトップへ


■ 最近のエントリ

■ 人気ページランキング


↑ページトップへ




// HOME //
Powered By FC2ブログ.
copyright © 2005 枕石漱流 日記(ユング心理学の視点から) all rights reserved.
ブログパーツ アクセスランキング
■ Amazon
■ 注目記事
■ アーカイブ
■ カテゴリ

■ 月別アーカイブ

■ 検索ぷらす


【注意】 ENTERキーだとうまく表示されないようです。申し訳ございませんが、ボタンを押してください。

■ キーワードハイライト機能

検索時、検索語句がハイライトされます。

■ BlogPeople リンクリスト

リンク集と更新状況↓



☆登録する by BlogPeople☆

■ RSSリーダーに登録

 RSSリーダーで購読する

 メールで購読する


(リンク切れを修正しました)


■ 最近のトラックバック
■ スポンサードリンク

■  
■ スポンサードリンク



■ 最近の記事
■ カレンダー

08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

■ FC2カウンター



現在の閲覧者数:

■ プロフィール

南方 城太郎

Author:南方 城太郎
生息地:関西
分類:昭和人間
生まれ:
黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


日記について


拍手する

プロフ
電脳露店マイアソシエイトストア
おバカ映画

■ リンク
■ RSSフィード
■ インフォメーション


検索サイトiscle
(検索サイトさんです)

■ QRコード

QRコード

携帯でも御覧になれます。

■ 地域情報



ジオターゲティング





■ にほんブログ村

■