ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 

ドロシー・ロー・ノルト、レイチャル・ハリス 著、石井千春 訳。

「子どもが育つ魔法の言葉」より



「分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ」 (P181)



子どもが育つ魔法の言葉(14)



[ 分け合う心 ]


社会で生きていく以上、分け合うことは大切です。

誰かが独占すれば、他の者には行き渡らない。

その分け合うことを、まず子どもの頃に、家庭で学ぶわけですね。



親自身が、人に対して、また子どもに対して分かち合う心を持って接すれば、子どもはその親の姿から学ぶものです。分かち合う心は、言葉で教えるのではなく、親が態度で示すことが大切なのです。

(P181)




といっても、幼い子がいきなり、「分かち合う心」や「思いやり」を持てるわけではありません。

最初は、わがままで当たり前。それが子どもです。

ただ、成長と共に、学んでゆくだけ。

子どもは最初、マネっ子だから、親や周囲の大人が、手本になればいい。



少し成長すると、遊びの場で、それは求められるようになる。

玩具や遊具の数は限られるので、それをみんなでどう使うか? が問題に。

独り占めすることもできるかもしれませんが、それだと、独りぼっち。

分け与えることで、一緒に遊べるようになり、新たな喜びも得られる。

その前には(独りぼっちの)寂しさも経験するのでしょうが、そのおかげで、新たな喜びを知ることもできると。

なので、本では、大人がすぐに割って入らずに、しばらく放っておくことを勧めています。

(* ずっと放置することと同じではありません)


放っておくといっても、見守ってはいます。

子どもがどうするのか、何を思っていそうか、見守る。

そのうえで、助言すると。

子どもの中から「一緒に遊びたい」という気持ちが湧いてくるのを、待つわけです。

先回りしないで。




[ 特別なもの ]


何でも分け与えるように強要するのも、間違い。

それはそれで極端です。

誰だって、大切にしたいものがある。


これは自分のもの、あれは他人のもの、これはみんなのもの。

所有と非所有の観念を理解することが大事。


これは大人も同じことで、時々、分かってない人が現れるようです。

他人のものなのに、勝手に分け与えようとするとか。

相手が決めることなのに、(善意からとはいえ)勝手に決めようとするとか。




子どもにも他人には絶対貸したくない物があります。それを、親は分かってあげなくてはなりません。

(P186)


誰にだって、特別なもの、かけがえのないものは、あるってこと。

それを安易に「あげなさい」「貸してあげなさい」と言うのは、子どもの心を傷つけることだと。

相手の心情を察しないという点では、「思いやりがない」ことになる。


「誰にだって大切なものがある。それは奪わぬことだ」

これが大事。




[ 兄弟と ]


分け合うということに関しては、「兄弟」も重要な相手。

最初の子は、親や玩具、注目などを独占できます。

ところが、次の子が生まれると、立場が一変。

今まで当たり前にあったものが、奪われてしまう。(そう感じてしまう)

我慢するように言われることも、多くなる。


親を分け合うことを、強いられてしまうんですね。


それはもちろん仕方のないことですが、幼い子がすぐに納得するのは難しい。



こんなとき、子どもは、「赤ちゃんを返してきて」と言ったりします。とても淋しいのでしょうね。もちろんそんなことはできるはずがありません。しかし、そんな子どもの話にはよく耳を傾けてください。子どもの気持ちを受けとめ、その子とだけ過ごす時間を少しでも多く作るように工夫することが、何よりも大切なのです。

(P188~189)





[ 損得を考えない ]


子どもに何かを与える時は、損得を考えない。

「何の得になるの?」「なにがいいの?」「何をしてくれるの?」

それは、子どもが親に言うこと。

親が子どもに強いることではない。


見返りを期待して与えることは、子どもを傷つける。



親が子どもに与えられる一番のことは「そばにいてあげること」だと、本には書いてある。

もちろん、それは難しいことでもあります。

ただ、失ってしまった時間を取り戻すことはできないのです。


タイミングというものも、ある。


渇いた状態でこそ、水はしみる。

お腹が空いているから、食事はおいしい。

困っている時に助けられると、ありがたい。


逆も然りです。


潤った状態なら、それ以上 水はいらない。

お腹いっぱいの時に、食事を出されても…。

困ってない時には、おせっかいになる。


タイミングを外すと…ね。


「今しかない時」というのは、言葉通り。




[ おたがいさまの関係 ]


おたがいさまの関係があれば、鬱にはならないのだという。

逆に言えば、一方的な関係は、大きなストレスを与えるということになる。


 得るばかりでなく、与える。

 与えるばかりでなく、もらう。


 要求するばかりでなく、従う。

 従うばかりでなく、要求する。


 好きにするだけでなく、我慢する。

 我慢するだけでなく、好きにする。



この両輪が、バランスよくあってこそ、人の心は安定するようです。


お互いがちょっと気づければ、それは可能。


 いつも、してもらってばかりだな、今度は…。

 いつも、聞いてもらってるな、今度は…。

 ちょっと、我慢させすぎたか、なら…。



ちょっとした思いやりの繰り返しが、人の心を楽にしてくれるようですね。





子どもが育つ魔法の言葉 (PHP文庫)



小さなことに落ち込まない こころの使い方 (青春文庫)






[ したほうがいいこと ]


分かち合う心を教えたければ、大人がまずそれを実践すること。


心の安定には、お互い様の関係を。





<<「(13) 見つめてあげれば…」


 → 「魔法の言葉の目次」





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生息地:関西
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黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


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