ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
眠れないのでネットサーフィンしてたら、「少年ジャンプ+(プラス)」で、「鉄腕アダム」というマンガを見つけた。作者は、吾嬬竜孝 先生。


おっ、おもしろい!





[あらすじ]


第1話

新国際宇宙ステーションに向かっていたシャトル(スペースシップ)の前に、宇宙服を着た何者かが現れた。と当時に、宇宙怪物のような存在も現れる。その何者かは、化け物と戦っているように見えた。

化け物のプラズマ放射を避け、何者かは宇宙空間で戦う。

何者かは、化け物に接触し、中央神経節に接続。ナノマシンを注入した。システムをハックし、デコードを開始するという。

化け物の反撃を受け、左上腕部を喪失した何者かであったが、戦いには勝利したようだ。化け物は、分解され、宇宙に四散した。

通信から、何者かの名前が分かった。彼の名は“アダム”。そして、戦っていた化け物は、“蝶”というらしい。


時は、西暦2045年。アメリカとイスラム過激派の戦いは終焉へと向かい、中国は内部分裂。世界は、米ロによる第二の冷戦へと突入していた。

異常気象、海洋の酸性化、大気汚染が加速する中で、人類は火星への入植を始めていた。環境改善ナノマシンは、地球にではなく、火星のテラフォーミングに使われている。

そんな時代の物語。



帰還するアダムを迎えたのは、メガネに白衣の細身の男“ジェシー”だった。一人の英雄、つまりアダムにより、人類最大の危機が回避されたと、ジェシーは言う。

一方、アダムは淡々としたもの。「可能なことをしただけだ。奇跡を起こしたわけじゃない」と。


観測により、蝶があと8体もいることが分かった。次の蝶は、二週間後に来るという。その後も、ほぼ等間隔で、蝶は地球を目指している。

計算によると、最後の蝶は、8月31日。

ジェシーは言った。「人類存亡をかけた史上最も熾烈な夏が始まる。準備はいいか? アダム」


アダムとは、何者なのか? 蝶とは、どういう存在なのか? 人類が瀕している危機とは?




第2話

コーヒーを買いに出ていたジェシーは、ひったくりに遭遇。といっても、被害はコーヒーをこぼされただけだ。

そのひったくりを、追いかけてきた女性が捕まえた。なんと、飛びつき腕十字固めで。

「君のせいでスーツが汚れた」と女性に苦情を訴える、ジェシー。お金ではなく、謝罪を要求した。彼の服には、(その時代には当たり前の)洗浄機能が付いていないのだ。

「ちょっと服が汚れただけでしょ?」と、女性は反論。「それより、女性にひったくりを捕まえさせて、情けないと思わないの?」と。

穏やかに話すジェシーだったが、穏やかな表情のままで、残ったコーヒーを彼女にも引っ掛けた。

と、その間に、ひったくりが逃走。女性はひったくりを追い、ジェシーも約束を思い出した。急がなと、遅刻する。


ジェシーの約束とは、テレビ出演。彼は、謎の宇宙生物から人類を救った英雄として紹介される。

交戦した宇宙生物を、ジェシーは彼女と呼ぶ。呼称は“蝶”。生物なのか、機械なのか、人類の科学力では計り知れない存在だ。

ジェシーは蝶を、「炭素を主体とした計算する情報爆弾」と説明した。

一般的なコンピューターは、大量の熱を放出している。コンピューターは設計上、扱えるビット数に上限があり、それを超えたビットは熱として捨てられると。

蝶の場合、メモリに上限がなく、発熱もしない。何千年か何万年かは分からないが、計算した情報を延々と溜め込んでいるのだという。そして、その天文学的な情報を、一気に熱として放出するのだ。

その熱量は、かつて恐竜を絶滅させた隕石落下に匹敵する。蝶は、地球の生態系を壊滅させるほどの、究極の爆弾なのだ。

それと戦うのが、アダム。ジェシー曰く、「(ロボットではなく)我々と同じ心、人格を持ったヒューマノイド」。アダムの頭脳に搭載されている量子コンピューターチップが、蝶の膨大な情報に逆演算をかけ、初期状態に戻す。それが、彼らの戦い。

蝶に対し、核ミサイルや衛星兵器は、火力不足。宇宙航空機も、複雑なミッションをこなすには信頼性を欠く状態。

論理によらない素早い判断ができるアダムこそ、現在考えられる最良の方法なのだ。過酷な宇宙空間で、複雑なミッションをこなせる。

番組の司会者はAIの反乱・暴走を危惧したが、ジェシーは飄々としたまま否定した。

アダムのAIは、ジェシーが開発した人工脳でなければ動作しない。ネット上に自分の複製を作ることもできない。人間と同じように、ハードウェアが壊滅的損傷を受ければ、死んでしまう。人間の心と同じように、アダムもまた、彼の頭蓋骨の外には出られない。

もちろん、電脳ではないので、脳をネットにつなぐこともできない。ネットを見るなら、人間と同じように、端末を介して見る。最も、アダムはもっぱら、紙の本を好むのだという(愛読書は、村上春樹)。

蝶の目的は、誰にも分からない。

が、ジェシーは次のような見解を示した。

かつて地球の王者であった恐竜は、2億年という長い時間を与えられながら、知性を創造することができなかった。だから、神様にリセットされたのだと。

そう話す時だけ、ジェシーは真顔に見えた。

ということは、人類もまたリセットされるのだろうか?



ジェシーのテレビ出演は、許可を得ていないものだった。当然、機密情報を世間に漏らしたも同じで、ボーマン司令に静かな叱責を受ける結果に。

テレビ出演後、ジェシーに脅迫メールが届いたようだ。AIの運用をやめないと殺すと。過去に、月面基地のAIが暴走事故を起こしており、AI脅威論を唱える者も少なくない。

というわけで、ジェシーには警護がつくことになった。それが、ヘザー・バーンズ中尉。ひったくりを追っていた、あの女性である。

因縁のためか、ジェシーもヘザーも、互いのことを快く思っていないようだった。


アダムをメンテナンスする最中、ジェシーは古い歌を口ずさんだ。それは、人型ロボットを扱った最古のアニメ。「鉄腕アトム」という。

アダムにも、そのミームが流れているのだろうか?




第3話

アダムはスランプだった。蝶に敗北する。といっても、これはシミュレーションでの話。模擬戦である。

が、それは、人類の存亡がかかったシミュレーション。10%を下回る迎撃率では、話にならない。1回の敗北は、人類の死を意味する。

ヘザー・バーンズは、アダムを心配した。が、ジェシーは「心配いらない。彼は僕と違ってハートがある」と取り合わない。


シミュレーションの結果が悪くなったのは、蝶と戦ってからだった。

戦った際、アダムの戦闘スーツから、蝶の微粒子が採取できた。それから判明したのが、蝶が四次元の構造を持つこと。蝶は、予想を超える存在だった。

アダムに求められるのは、必ず勝つこと。よって、考え得るすべての可能性と戦ってもらう必要がある。

チームの人間にも、アダムに大きな負担がかかっていることは分かっている。しかし、人類が生き残る道は、それしかないのだ。

感情を持つアダムは、周囲の感情を受け取る。低い迎撃率にみなが怯えていると感じ、いら立っていた。

が、ジェシーは飄々としたもの。あまり気にするなと言う。「もし、地球に蝶が堕ちても、誰も君を責めないさ」。

「そんなわけあるか!」と、アダムは感情をあらわに。「僕がミスしたら、みんな死ぬんだぞ!」

すると、ジェシーがさらりと言った。「だからさ。みんな死ぬ」


ヘザーに警護されての帰り道、ジェシーは「笑えないジョークだったな」と反省した。

車中、ジェシーの口から、アダムが生まれた経緯が語られた。そして、ジェシーが持っていた夢も。「彼は僕と違ってハートがある」という言葉にも、意味があった。


次の日、ジェシーとアダムは、言葉を交わした。

ヘザーとジェシーの距離も、近づいたように思えた。


そして、迎撃率が上がっていた。


ジェシーは言う。「困難な戦況を切り拓いてきたのは、冷たい鉄の兵器ではなく、いつの時代だって、ハートのある戦士だ」

人の心を持ち、鉄の右腕を持つ、人類最強の戦士。彼が、蝶と戦う。

彼のチームと。




鉄腕アダム あらすじ





 → 少年ジャンプ+





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第1話冒頭、ジェシーが廃墟と化した世界に立ち尽くしている。

これは、来るべき未来なのだろうか?




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Author:南方 城太郎
生息地:関西
分類:昭和人間
生まれ:
黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


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