ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
手裏剣戦隊ニンニンジャー

忍びの33「八雲を愛したくノ一」(10月11日)


スズメバチ 登場。

(好きなもの:アオニンジャー殿)



(ネタばれ注意)


牙鬼流忍者、最後の刺客は、暴走妄想乙女だった。

八雲に恋して、もうメロメロ。

ロミオとジュリエット作戦、決行だ。



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[前半のレビュー]


見事(みごと)、十六夜九衛門(いざよい きゅうえもん)を倒(たお)した、ニンニンジャーたち。


牙鬼家(きばおにけ)の闇屋敷(やみやしき)で、有明の方(ありあけのかた)は、涙(なみだ)ながらに言いました。

「思えば、おしいキツネを、なくしたものよ」

「名は、何であったか?」



(名前ぐらい、憶えてやれよ~)


晦正影(つごもり まさかげ)が答(こた)える。

「十六夜…Q太郎にございます」


(だから、犬には、とっても弱いんだってさ!)


正影は思う。

「あのキツネ…何かを企(たくら)んでいたようじゃな…」

「となれば、本当(ほんとう)に死(し)んだかどうか…」


それはそれとして、まずは邪魔者(じゃまもの)の排除(はいじょ)からだ。

妖術(ようじゅつ) 忍び招(しょう)へいの術(じゅつ)で、妖怪忍者(ようかいにんじゃ)を生み出すぞ。

「よみがえるがいい。牙鬼家 お庭番(にわばん) 五人衆(ごにんしゅう)、最後(さいご)の刺客(しかく)よ」


こうして生まれたのが、忍者スズメバチだ。

「ご家老様(かろうさま)、うちの毒(どく)で、伊賀崎流忍者を、葬(ほうむ)ってごらんにいれましょう」


「そうだ」と、晦正影。

「散(ち)っていった仲間(なかま)たちの敵(かたき)を討(う)つがいい」


が、スズメバチは、そんなことは考(かんが)えていないようだ。

「かたき?」

「冗談(じょうだん)言うたらあきまへん」

「牙鬼流の誇(ほこ)りを捨(す)てて、十六夜流などに手を貸(か)しおって…」

「その汚名(おめい)を晴(は)らすことこそ、牙鬼流の看板(かんばん) 背負(せお)った、うちのケジメや!」



(ご…極道の女たち?)



忍者道場(にんじゃどうじょう)では、今日(きょう)も修業(しゅぎょう)の日々(ひび)。


天晴(西川俊介)と八雲(松本岳)が、忍者一番刀(にんじゃいちばんとう)をあわせる。

剣術勝負(けんじゅつしょうぶ)、勝(か)つのはどっちだ?


天晴は、術を発動(はつどう)した。

「シュリケン忍法、カクレの術!」

<カクレンじゃ>


分身(ぶんしん)して、これで 2対1。


でも、八雲だって、負(ま)けてないぞ。

「水の術! 魔法(まほう)MIX(ミックス)!」

「シュリケン忍法、ブルードラゴン!」


水の龍(りゅう)で、反撃(はんげき)します。


そこまで!

勝負は、引(ひ)き分(わ)けでした。


「やるな!」と、天晴。

「シュリケン忍法と魔法のミックスか」


でも、八雲は、満足(まんぞく)していません。

「いや、まだまだ」

「実戦(じっせん)じゃ、タカ兄(にい)の方(ほう)が上だ」



キンジ(多和田秀弥)は、決断力(けつだんりょく)では天晴の方が勝(まさ)っていると分析(ぶんせき)します。


が、それを聞いた霞(山谷花純)は、「そうでしょうか?」と。

「八雲くんだって、なかなかのものだと思いますよ」


霞姉さんに褒(ほ)められるとは、八雲くん、本当に成長(せいちょう)してるんですね。



出撃(しゅつげき)し、キツネ面の忍者軍団(にんじゃぐんだん) スッパラゲと戦う、ニンニンジャーたち。

アクロバティックな動きで、次々と倒してゆくぞ。


アクロバティックな動き


が、スッパラゲがいるということは、まだ十六夜流忍者がいるってことか?


アカニンジャーが叫(さけ)んだ。

「出てこい! 十六夜流!」


と、空(そら)から声(こえ)が。

「覚悟(かくご)しいや」

忍者スズメバチだ。


そのヤバさに気づいたのは、アオニンジャーだけだった。

「タカ兄、危(あぶ)ない!」


あっ!


ぼんやりしていたアカニンジャーは、スズメバチの<忍法 ハチの一刺(ひとさ)し>の餌食(えじき)に。

毒(どく)がまわって、倒れてしまったぞ。

変身(へんしん)も解除(かいじょ)され、苦(くる)しんでいる。


スズメバチに、アオニンジャーが迫(せま)ります。

「十六夜流忍者、タカ兄に何をした?」


これは心外(しんがい)なといった顔(かお)をする、スズメバチ。

「十六夜流やない」

「うちは牙鬼流忍者、スズメバチ!」


術を、ネタバレだ。

「うちの毒にやられたもんは、解毒剤(げどくざい)を打(う)たんかぎり、18時間以内に死ぬ」


単にバラしたんではありません。

これにより、焦(あせ)らせる心理作戦(しんりさくせん)なのだ。


さすが、牙鬼家のお庭番。

ただのボインちゃんではありません。

角度によっては、ちょっとキンタロスに似(に)てなくもないですが、それはそれ、これはこれ。


忍者スズメバチ


解毒剤のありかは、もちろん教えてくれません。

「うちの望(のぞ)みは、伊賀崎流の抹殺(まっさつ)」

「これは、牙鬼流と伊賀崎流、流派(りゅうは)をかけた戦いなんや!」


そう言い放(はな)つや、スズメバチは目にもとまらぬ速(はや)さで移動(いどう)。

背後(はいご)をとると、腕(うで)のクロスボウ式(しき) 暗殺針(あさしん)をかまえたぞ。

「ハチの一刺し!」


!!


シロニンジャーが狙(ねら)われましたが、すんでのところで、アオニンジャーが針(はり)を弾(はじ)いた。

すごい反射神経(はんしゃしんけい)じゃないか。


次は、キニンジャーが狙われましたが、これもアオニンジャーが救(すく)った。


スズメバチが聞きます。

「青いの。うちの毒矢(どくや)が、怖(こわ)くないんか?」

「なんで、他人(たにん)を守(まも)る?」



ふふ…歩く毒矢がそばに。いや、何でもない。


「イージーな質問(しつもん)だな」と、八雲は返します。

「仲間を守るのは、当たり前だろう」


が、スズメバチは言う。

「仲間やと?」

「甘(あま)いな!」

「忍びたるもの、目的(もくてき)のために仲間でさえ犠牲(ぎせい)にするのは、当たり前や!」



!!


アオニンジャーが、スッパラゲ2体に、つかまってしまったぞ。

両脇(りょうわき)から抱(かか)え込(こ)まれ、動けなくされた。


そこに、ハチの一刺しが。


!!


アオニンジャーはひじ打ちでスッパラゲの1体をはねのけ、もう1体を盾(たて)に。

何とか、針(はり)が刺さるのを回避(かいひ)できました。


スズメバチは言う。

「うちは、忍び」

「目的のためなら、手段(しゅだん)は選(えら)ばん!」


今度は、忍邪百妖刀(にんじゃひゃくようとう)で斬(き)りかかってきた。

「流派のために生き、流派のために死ぬ」

「それが忍びや!」



(ちなみに、ゆうは味覚糖の「ゆうは」は、「遊波」であり「UHA」。ユニーク、ヒューマン、アドベンチャーの略だぞ)

(何! 「ゆうは」やなくて「りゅうは」? さよけ…)



が、アオニンジャーは、スズメバチに足をかけて倒すと、顔に顔を近づけて、言い放ったのでした。

「笑(わら)わせるな!」

「大切(たいせつ)なもののために生き、大切なものを守る」

「それが、オレにとっての忍びだ!」



スズメバチは、ハッとした。

「大切なものを…守る?」


(ハッとして グッときて パッと目覚める恋だから)


「八雲くん、避(よ)けて!」


モモニンジャーの声に振り返ると、モモ、キ、スターが銃(じゅう)をかまえている。


アオニンジャーが離脱(りだつ)すると、3人は銃を発射。

が、仕留(しと)めることはできなかった。


スズメバチは空に退避(たいひ)すると、反撃(はんげき)を仕掛(しか)けてきたぞ。

「喰(く)らえ、乱(みだ)れ撃(う)ち!」


無数(むすう)の毒針がモモ、キ、スターを襲(おそ)いましたが、これも、アオニンジャーが刀(かたな)で弾き、防(ふせ)いでみせました。

今日のアオニンジャーは、防御力(ぼうぎょりょく)がバツグンだ。

(ニュータイプに覚醒したのか?)


毒針の威力(いりょく)を知りながら、アオニンジャーは味方の盾になろうとしている。

それも、何度も何度も。


スズメバチには、不思議(ふしぎ)でなりません。

「どうして、命を懸(か)ける?」

「そんな忍び、うち、会(お)うたことない…」


どうも、彼女の心を揺(ゆ)り動かしてしまったようだ。

「なんて…なんて…!」

「素敵(すてき)なお方(かた)!」


もう、全身(ぜんしん)、ピンク色(いろ)に。


メロメロになっていると、アオニンジャーが突進(とっしん)してきたぞ。


あわてて暗殺針を放とうとしたスズメバチですが、矢が出ない。

毒矢が切れたようです。

「今は、退(ひ)かんと!」





撤退しようとしたスズメバチの腕を、アオニンジャーがつかんだ。

「逃げるな!」

「この手を離(はな)してなるものか!」



これが、勘違(かんちが)いのもとでした。


アオニンジャーの手を振り払い、何とか逃げたスズメバチですが、胸(むね)がドキドキ。

さらに、キュンキュン。

ある意味、もう、つかまっていたのです。



さあ、困(こま)ったのは、天晴の容態(ようたい)だ。

八雲が魔法で毒消(どくけ)しを試(こころ)みましたが、効果(こうか)ありません。

やはり、解毒剤を手に入れるしかないようだ。


と、凪(中村嘉惟人)が、こんなことを言い出したぞ。

「ねえ、あいつ、なんか、逃(に)げる時、ヘンじゃなかった?」

八雲に対(たい)する態度(たいど)が、おかしかったというのです。


そこに、霞が入ってきた。

「尾行(びこう)していた UFOマルちゃんから、連絡(れんらく)がありました」

(出た、霞えもん!)

「スズメバチの隠(かく)れ家(が)を、見つけたとのことです」

(スマホで、衛星軌道上のオトモ忍と、通信してるし)



案(あん)の定(じょう)、スズメバチはメロメロです。

壁一面(かべいちめん)にアオニンジャーの写真(しゃしん)を貼(は)り、なでなで、なでなで。

うっとり、なでなで。

「アオニンジャー殿(どの)」

「どうして、あなたは、伊賀崎流であらせられるのですか?」



そこへ晦正影がやってきましたが、怒(おこ)られませんでした。

どうも、アオニンジャーを次のターゲットだと、勘違いしてくれたようだ。


さてさて、この先、どうなりますやら。





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[第33話 Bパート]


霞は、UFO語が分かるようですな。

UFOマルと会話(かいわ)し、情報(じょうほう)をゲット。

いざ、スズメバチの隠れ家へ。


突入(とつにゅう)を前に、八雲は言った。

「やつは、手練(てだ)れだ」

「オレが囮(おとり)になるから、みんなは背後を突(つ)いてくれ」



(霞は、八雲の背後からブスリと突きたくなりましたが、空気を呼んでやめにしました)



作戦通り、八雲が単身(たんしん)、出向(でむ)きます。

「出てこい! スズメバチ!」


「その声は、アオニンジャー殿」

「あなたが…」


上目遣(うわめづか)いの、スズメバチ。

心なしか、モジモジしてる。


「おまえのことを捜(さが)していた」


このセリフはいけませんね、アオニンジャー殿。

こりゃ、勘違いが加速(かそく)しまっせ。


スズメバチは、「やっぱり、うちのことを…」なんて言ってます。


そんなことは知らない、八雲。

刀の柄(つか)を、彼女に向けました。

「解毒剤をもらいに来た」


スズメバチの脳内(のうない)では、「もらいに来た」が拡大(かくだい)されます。

つまり、嫁(よめ)にもらいに来たと。

(もう、脳内では、新沼謙治さんが「嫁に来ないか」を熱唱しながら、ハトを飛ばして、バトミントンしてる)


「もらいに? うちを嫁に?」

スズメバチはもう、うれしはずかし原宿キッスです。

「お分かりなのですか?」

「うちは牙鬼流、あなたは伊賀崎流」

「流派を超(こ)えた、禁断(きんだん)の関係(かんけい)」

「それを知りながら、うちのことを…」



「は?」

ここにきてようやく、八雲は噛(か)み合(あ)ってないことに気づいたようだ。

「何を言ってるんだ?」

「もういい! 力づくで!」


刀を握(にぎ)って、突進(とっしん)。


けれど、スズメバチの勘違いは止まりません。

「力づく!?」

「ああ、もう! 好きにして!」



あ~あ、抱(だ)きついちゃった。


暴走 妄想 スズメバチ


でも、これはチャンスだ。

モモ、スター、シロはジャンプし、斬りかかったぞ。





間一髪(かんいっぱつ)、気配(けはい)に気(き)づき、スズメバチが防御(ぼうぎょ)。

愛するアオニンジャー殿はいったん置(お)いといて、まずは、邪魔者(じゃまもの)の排除(はいじょ)だ。


キニンジャーが指摘(してき)します。

「分かった! この忍者、ヤッくんが自分(じぶん)のこと好きだって、勘違いしてるんだ!」


これには、八雲をふくめ、みんなが「ええ~~っ!」と絶叫(ぜっきょう)。


が、スズメバチは否定(ひてい)します。

「勘違い?」

「ちゃう!」

「うちのすべてが欲(ほ)しいって、言うたやない!」



あ~あ、こりゃもう、責任(せきにん)とるしかありませんね~。


スズメバチの脳内では、こうなのです。

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腕をつかんだ八雲が、「もう、離さないよ」と微笑(ほほえ)む。

そのあと、愛の抱擁(ほうよう)を。


愛の八雲


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八雲は必死(ひっし)に、弁解(べんかい)します。

「いや、全然(ぜんぜん)、そんな感(かん)じじゃなかったぞ!」


モモニンジャーは言った。

「こういう人には、何を言っても、燃(も)え上がっちゃうだけです!」

というわけで、早く倒すため、斬りかかるのでした。


これに、スズメバチはブチ切れ。

「あんた! 人の恋路(こいじ)を邪魔して…」

「もしかして、あんたも、アオニンジャー殿を!」


恋のライバルだと、勘違いしちゃったよ、おい。


あっ!

誤解(ごかい)を解(と)こうとしたモモニンジャーでしたが、毒針を刺されちゃいました。


霞さん、脱落(だつらく)。


勘違いでも、恋する乙女は強いのか?

ハチ女 ―― いや、スズメバチさん、怖い。


ここで八雲が、シュリケン変化(へんげ)。

アオニンジャーとなって、スズメバチに斬りかかった。

「オレはおまえのことを、好きでもなんでもない!」


「分かってます!」と、スズメバチ。

「仲間の前では、そう言うしかないことを!」


分かってな~~~~~い!


しょうがないから、欧米(おうべい)コンビで、挟撃(きょうげき)だ。


素晴らしいコンビネーションなんですけど、なぜか、スズメバチには決まりません。

すべて、防がれてしまった。


スズメバチの中で燃える、嫉妬(しっと)の炎(ほのお)。

「あんさんも、アオニンジャー殿のことを!」


これにはさすがに、スターニンジャーも戸惑(とまど)った。

「えっ! 違いやす!」

「そもそも男と…」



とか言っている間に、毒矢が足に。

キンジ、アウト~~!

これで、3人が離脱(りだつ)。


「さあ、一緒(いっしょ)に逃げましょう、アオニンジャー殿」

スズメバチが手を差(さ)し出します。


ここで声を上げたのは、キニンジャーだった。

「ヤッくん、いったん退(ひ)こう!」


術を発動し、ニンニンジャーは、煙(けむり)と共(とも)に消えた。


でも、スズメバチは、めげません。

「アオニンジャー殿、うちを迎(むか)えに来て」

「こよい、お待(ま)ちしております」




天晴、キンジ、霞は、毒でうなされています。

時間制限があるので、急がねばなりません。

特に、一番先に刺された天晴がヤバい。



八雲が、作戦を考えたようだぞ。

原案(げんあん)は、「ロミオとジュリエット」。

「ウィリアム・シェイクスピアの最(もっと)も有名(ゆうめい)なお芝居(しばい)だ」

「14世紀のイタリアが舞台(ぶたい)の物語(ものがたり)」

「争(あらそ)いあう、2つの名門(めいもん)」

「その家(いえ)に生まれたロミオとジュリエットが恋に落(お)ち、最後には死んでしまう悲劇(ひげき)だ」



これには、旋風(矢柴俊博)も感心(かんしん)します。

「詳(くわ)しいんだね、八雲くん」


「シェイクスピアは、イギリス人のたしなみだからな」


そう言う八雲に、風花(矢野優花)は、小声でツッコんだ。

「ヤッくん、イギリス人じゃないし」


さてさて、どういう作戦なんでしょうか?


(1968年の映画では、オリヴィア・ハッセーがいいものを…。いや、何でもない)





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[第33話 後半のあらすじ]


スズメバチは、恋しい恋しい、あの人のことを想(おも)う。

「ああ、アオニンジャー殿」

「アオニンジャー殿」

「何故(なにゆえ)、あんさんは、アオニンジャー殿でいらっしゃいますの?」

「伊賀崎流を、お抜(ぬ)けになってくださいまし」

「そうすれば、うちも、牙鬼流を…」


偶然(ぐうぜん)か、バルコニーのような高台(たかだい)にいます。





そこに、八雲が。

「その言葉を、この胸に刻(きざ)みこもう!」

「ただ一度、オレを恋人と呼(よ)んでくれ!」


なんか、芝居(しばい)がかってるぞ。

「そうなれば、オレは生まれ変わることができる」

「今日からオレは、伊賀崎流ではなくなる」



今にも飛び出していきたいスズメバチですが、小さな疑念(ぎねん)も。

「また仲間と、うちを倒しに来たのですか?」


いつの間(ま)にか、雨が降(ふ)り出しているぞ。


「仲間はいない」

「ひとりで来た」


八雲はまっすぐな目で、スズメバチを見上げます。


「何の用(よう)で?」と、スズメバチ。


「伊賀崎流を抜ける」

八雲は、視線(しせん)をそらしません。

そして、手を差し出すのでした。

「だから、スズメバチ!」

「おまえも、牙鬼流を捨(す)ててくれ!」



スズメバチは、クラクラしました。

「うちは、夢を見てるんやろか…」

望んだ人が、望んだ言葉を口にしている。


「これは夢じゃない!」と、八雲。

「現実(げんじつ)だ」

「一緒に逃げよう」



愛の逃避行?

スペース・ランナウェイ・イデオン?

最後は、皆殺し?



「アオニンジャー殿!」

バルコニーから飛び降りる、スズメバチ。

飛べるから、問題ありません。


降り立った彼女の手を、八雲が両手で、包(つつ)み込(こ)みました。

「さあ、逃げよう」


手に手を取って、八雲とスズメバチが走ります。


思わず、スズメバチは、「うふふ」と笑ってしまった。

不安(ふあん)を喜(よろこ)びが上回っているのです。

あかん、あかんで。

うれしすぎやわ、うち。




が、その前に、追手(おって)が。

風花と凪だ。


凪は、悲(かな)しそうな顔に。

「ウソだって言ってよ…」

「伊賀崎流を抜けるなんて!」



が、八雲の意志(いし)は固(かた)いようだ。

「すまない」

「だけど、分かってくれ」

「オレは出会(であ)ってしまったんだ」


振り返って、一度スズメバチを見る。

「運命(うんめい)の女性(じょせい)に…」


凪が確認(かくにん)します。

「気持ちは変わらないんだね?」


「ああ」

八雲は、ゆるがない。


となれば、風花はこう言うしかありませんでした。

「抜け忍には、死を」


これが、忍者の掟(おきて)なのです。

(まあ、大きい手 by すすめパイレーツ)


こうして、八雲は戦うことになってしまいました。

ついさっきまで仲間だった、ふたりと。


3人は、シュリケン変化。

高速(こうそく)で、斬りあった。


キンッ! キンッ!

忍者一番刀がぶつかり合う音が、無常(むじょう)に響(ひび)き渡(わた)りました。


!!


アオニンジャーがつかまります。

胸を斬られ、大きくのけぞったぞ。


もう、見てられない。

「手助(てだす)けするわ!」

スズメバチは、シロとキに、暗殺針を向けた。


が、体を起こしながら、アオニンジャーは止めるのでした。

「手を出すな!」

「こいつは、オレの問題だ!」



!!


そんなアオニンジャーに、シロとキがガマガマ銃を発射(はっしゃ)。

倒れたところに、刀を突きつける。


「ごめんね、ヤッくん」と、キニンジャー。

「恨(うら)みっこなしだよ!」


シロニンジャーとキニンジャーが、刀を振り上げたぞ。


「手を出さへんなんて、無理(むり)や!」

スズメバチは、矢を放たずにはおれませんでした。


!!!


が、信(しん)じられないことが起こってしまったぞ。

アオニンジャーが起き上がり、シロとキをかばったのだ。


もだえ苦しみ、変身が解除される。


八雲に、スズメバチが駆(か)け寄(よ)ります。

「アオニンジャー殿! アオニンジャー殿!」


スズメバチの腕の中で、八雲が何とか、言葉を振(ふ)り絞(しぼ)りました。

「手を出すなと言ったろ…」


まさか、愛する人に、手をかけてしまうなんて。


そんなスズメバチの頬(ほお)に、八雲は手を置いた。

「いいんだ」

「おまえに殺(ころ)されるなら、本望(ほんもう)だ…」

「惚(ほ)れた相手(あいて)に、殺されるなら…」



八雲の愛


「ダメ…死んだらあかん!」

スズメバチが、体を揺らします。

まだ、手はある。

「すぐに解毒剤を」


解毒剤は、右肩(みぎかた)の針の中に、あったようだ。


八雲の首に、解毒剤を注射(ちゅうしゃ)。

「あんさんは、死なさへん」

「もう、だいじょうぶや」



スズメバチの言葉通り、八雲は回復(かいふく)したようです。

「ありがとう…」

汗(あせ)はひき、顔色もよくなった。


!!


いきなり起き上がると、八雲が解毒剤を奪(うば)ったぞ。

すぐに、キニンジャーにパスした。

「早く、みんなに!」


キニンジャーとシロニンジャーは、解毒剤を手に忍者屋敷へ。


大きく首を振ってから、スズメバチが聞きました。

「説明(せつめい)しいや」


背中を向けたままで、八雲は答えた。

「初(はじ)めから、全部(ぜんぶ)、お芝居だ」

「オレが毒に侵(おか)されれば、解毒剤を使うはずだと思ってな」



ヒザから崩(くず)れる、スズメバチ。

「それじゃあ、最初から、うちの解毒剤だけが、目的やったんやね」


「そうだ」と八雲。


スズメバチが、声を荒(あら)げます。

「この人でなし!」


「人ではない」

ゆっくりと立ち上がり、八雲は背中を向けたままで言った。

「オレは忍者だ」

「忍者なら、目的のためには手段(しゅだん)を選ばん」

「おまえが言ったことだ」

「忍者である以上、自分の命を懸けるぐらい、イージーな決断(けつだん)だ!」



八雲が再び、変身する。

<ザ・変化>

「シュリケン変化」

<アオジャー ニンジャー>

今日ばかりは、静(しず)かな名乗(なの)り。

「轟(とどろ)け八雲…」

「アオニンジャー」



「忌々(いまいま)しい」

静かな怒(いか)りを見せる、スズメバチ。

「うちの心をもてあそんだ罪(つみ)、思い知れ!」

毒矢を、連続発射だ。


が、これもすべて、アオニンジャーは防いでみせるのでした。

いろんな意味で、ふたりの相性(あいしょう)はいいようだ。

他の者なら、ここまで できたかどうか。


愛の逃避行から一転、憎悪(ぞうお)を込めた戦いに。


!!!!!


毒矢の連続発射を弾いていたアオニンジャーだったのですが、最後の一矢(ひとや)が胸に!


いや、違う。

倒れたのは、藁人形(わらにんぎょう)。

変わり身(み)の術か。


「本物(ほんもの)は、こっちだ!」

ジャンプ一番、アオニンジャーが、背後から斬りかかる。


これが胸に決まり、スズメバチは後退(こうたい)。

「お見事(みごと)…」

かすれた声で、問(と)いかけます。

「ひとつ、聞いてええか?」

「うちから解毒剤を奪う時、変わり身の術でも、よかったんやないの?」



アオニンジャーは、即答(そくとう)。

「ダマしきれないと思った」

「それに…」

「おまえの想いは、本気だった」

「だから、ダマす以上(いじょう)、命を懸けるべきだと思った」



「ふん…青いんやね」

力なく笑う、スズメバチ。

ホンマ、ひどい人や。

最後の最後にまた、惚れさせるやなんて…。

ひとつ息をのんで、顔を上げます。

「でも、さすが、うちの惚れた男」

「さあ、ケジメ、つけさせてもらいます」


闇の手裏剣(しゅりけん)を、忍邪百妖刀にセット。

「牙鬼流忍法奥義、蜂起突針(ほうきとっしん)!」


アオニンジャーも、全力(ぜんりょく)で応(こた)える。

<ザ・技(わざ)>

「シュリケン忍法奥義、忍龍斬(にんりゅうざん)!」


まっすぐ突進するスズメバチに対し、アオニンジャーは風を巻(ま)き込(こ)むように回転しながら前へ。


!!!!!!!


勝ったのは、どっちだ?


スズメバチの全身(ぜんしん)から、火花が。


背中を向けたままで、アオニンジャーが言葉を贈(おく)った。

「今度、生まれてくる時は、忍びに惚れるなよ」


今にも倒れそうなスズメバチですが、これだけは伝(つた)えようと…。

「忍びに惚れたんやない…」

「惚れた男が、忍びやったんや…」


言い終えると、ヒザをついて、爆発した。


アオニンジャー vs スズメバチ


これを陰(かげ)から見ていた、晦正影。

「三文芝居(さんもんしばい)は、たくさんじゃ」

九衛門をマネて、肥大藩息(ひだいはんそく)の術を発動したぞ。


こうして、スズメバチが巨大化復活(きょだいかふっかつ)。

心なしか、理性(りせい)を失(うしな)っているようにも見えるが。



<アッチャチャチャチャチャチャ>

新しいオトモ忍たちが到着(とうちゃく)した。


解毒剤が効(き)いたようですね。

回復したアカニンニンジャーたちが、オトモ忍の中に。


アオニンジャーも、オトモ忍を呼びます。

セイリュウマルと、合体だ。

スピリット(魂) イン!


そして、ゲキアツシュリケン合体。

燃えよ、忍者魂!

ゲ・キ・ア・ツ・ダイオー!!


え?

これに、巨大化スズメバチが反応。

「うわあ~!」

「なんと、たくましいお方ぁあぁあ~!」



おいおい。

惚れっぽいのかよ。


いや、三味線(しゃみせん)だ。

いきなり、毒矢を放ってきた。


!!


これを防いだのは、アオニンジャーの反応。

「セイリュウ鏡花水月(きょうかすいげつ)!」

水のバリヤーだ。


さらに、これを喰らえ。

「セイリュウ拳(けん)!」


とどめはこれだ。

人間大砲、「ゲキアツ大フィーバー!」


弾丸と化した6人のニンニンジャーにぶった斬られた、スズメバチ。

「うちは忍び…」

「惚れたら、地獄(じごく)…」


恋に恋して恋に泣き、散(ち)っていったのでした。


スズメバチとの巨大化戦




八雲の作戦が決まり、本当に助かりました。

でも、本人は、どこか浮(う)かない様子(ようす)。

天晴やキンジに礼を言われても、どこか冷(さ)めています。


と、霞が笑顔で、言ってくれたぞ。

「思った通り、なかなかの決断力でしたね」


そういや、最初に、そう言ってくれてたか。


今度は、いたずらっぽく、霞姉さんが笑ったぞ。

「聞きましたよ」

「ずいぶんと大胆(だいたん)な作戦を」



「それほどでもない」と八雲。


凪がイジります。

「ってことは、あんなに好かれて、悪い気はしなかったってこと?」


「さあね」と答えて、八雲は空を見上げた。





<感想>


今週の敵は、セクシー系忍者。

となれば、仮面ライダーの蜂女を思い出しますな。

針をフェンシングにしたところなんか、サイコー。

刺されたい男の子が急増したとか。



スズメバチの中の人は、沖佳苗さん。

筋金入りの戦隊好きで、特撮好きです。

天装戦隊ゴセイジャーでは、スクリーンに映るアナウンサー役で、顔出し出演されてましたね。



さて、スズメバチですが、勘違いして惚れるところは、ベビー5に似てるのかな。

憎めないキャラでしたね。





手裏剣戦隊ニンニンジャー シュリケン合体 DXゲキアツダイオー



手裏剣戦隊ニンニンジャー シュリケン合体 DXライオンハオー






来週のニンニンジャーは――


ニンニンジャー 来週の予告

第34話「伝説の世界忍者、ジライヤ参上!」


レジェンド忍者、登場!

秋の世界ニンジャ祭りだ!

「パワーレンジャー DINO CHARGE」まで。

こりゃ、見ない手はないでやんすよ。






今週のおまけ

左上:惚れたら、一直線。
右上:ええ~っ!

左下:うなされる、霞姉さん。
右下:来週は、あの忍者が!













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手裏剣戦隊ニンニンジャーの第33話を見ました。 忍びの33 八雲を愛したくノ一 牙鬼流忍者スズメバチが出現し、天晴が毒矢で刺されてしまい、解毒剤を打たない限り18時間以内に死んでしまうこととなってしまう。 「そんな…じゃあ天晴坊ちゃんは…!?」 「解毒剤はどこにある?」 「教えられんな。うちの望みは伊賀崎流の抹殺。これは牙鬼流と伊賀崎流、流派をかけた戦いなんや!」 ...
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Author:南方 城太郎
生息地:関西
分類:昭和人間
生まれ:
黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


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