ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
加藤諦三 著「自分に気づく心理学」(PHP)より。



第6章 自然の感情が あなたをよみがえらせる

(P206)立派な自分、愛される自分というイメージを捨てよ



問題を生み出したり、悲しい気分を生み出すもの。

それが、「現実とのギャップ」であることも しばしば。


 いい人だと思っている、思い込もうとしている → でも、実際は…

 よいものだと思っている、思い込もうとしている → でも、実際は…



そうさせるものは、内外に存在するようです。

本に出てくるのは、「支配的で所有欲の強い親」「我執の強い親」。子どもを、自分の思うようにしようとする。これが、自分の外に存在するもの。

そして、自分の中に存在するものとして、「超自我」がある。これはいわば、頭の中にいる教師のようなもので、「それでいいの?」と、倫理や道徳に訴えかけてきます。

超自我は適切な範囲で機能している分には問題ないのですが、強すぎると問題になってくる。

客観的な視点で「そんなの普通でしょ」というものまで、「それはダメ」「それは悪いこと」としてしまうと、人間が疲れてしまいますよね。


(参考)
 サイト内:「超自我という古い教師/エニアグラム」
 サイト外:「超自我と伝承される問題/ライフサイクル、その完結」



支配的な親は、思う通りの子だと、満足し、安心します。逆に、思い通りにならないと、途端に不愉快になり、怒ったりする。

それにさらされた子どもは、脅え、深く傷つくことになります。罪悪感にさいなまれ、自分を責めながら、「よい子」になろうと頑張る。

自分の本心を偽ってまでも、です。


そしてやがて、ギャップが生じる。


 演じている自分 ⇔ 本当の自分

 よい子である自分 ⇔ 素直な自分

 仮面を被った自分 ⇔ 仮面の中身





自分は立派な人間だという自己像にあなたがしがみつくのは、あなたが自然な感情で生きていないからである。

(P207)




本当の自分を愛せないのは、つらい。

ニュートラルな状態での自分を愛せないと、苦しい。

 ↓

本当の自分が愛されないのは、つらい。

ニュートラルな自分が愛されないと、苦しい。



 本当は苦しい → でも、そんなことはないと思いたい。

 本当は傷ついている → でも、そんなことは分かりたくない。



そう思いたいことと現実の間で、人間が揺れます。

そしてやがて、疲れ、まいってしまう。

大人になってから理由もなく身動きできなくなるのも、このため。




あなたがしがみついている「立派な自分」「良い自分」は、本物ではない。

(P209)





完璧でなくても、だいじょうぶ。

多少、子どもっぽくても、だいじょうぶ。

甘えたい気持ちがあっても、だいじょうぶ。


だって、人間なんだもの。





自分に気づく心理学



「本当の自分」はどこにいる (PHP文庫)







子どもに強いる親は、自分を見ていないことが多い。

完璧でないことを責めるが、自身の不完全さを見ようとはしない。

自分勝手だと子どもを責めるが、自身の勝手気ままさは不問にしている。

子どもに対し「甘えてる」と言うが、そうやって子どもに甘えている自分に気づいていない。


ただし、こういうものは親だけの問題ではなく、「伝承された問題」とも言える。

苦しんでいる人は、それを打ち破る担い手として、期待されているのである。


彼らは一見、ヒーローやヒロインには見えない。

けれど、上記の意味で、物語の主人公であるともいえる。






次回からは、第7章「自分を大切にすることから すべてが始る」。





<<「第50回 無気力の原因、感情の目詰まり」│「第52回」>>


 → 「自分に気づく心理学の目次 前半 第1章~第3章」




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[サイト内タグ]:  自分に気づく心理学



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黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


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