ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
烈車戦隊トッキュウジャー

第41駅「クリスマス大決戦」


(ネタばれ注意)


三すくみの戦い。

トッキュウジャー vs シュバルツ&ザラム vs 皇帝ゼット。

そんな中、1号 vs 6号の勝負に。


闇の皇帝ゼットが、真の姿を現す。



スーパー戦隊シリーズ 烈車戦隊トッキュウジャー VOL.7 [Blu-ray]





[前半のレビュー]


突如(とつじょ)として地上に出現した、キャッスルターミナル。

しかも、その土地には、あの懐(なつ)かしい秘密基地の樹が。

キャッスルターミナルが建つその場所こそ、昴ヶ浜(すばるがはま)だったのです。


見つかった昴ヶ浜


驚愕(きょうがく)の事実に、一歩も動けない、ライト(志尊淳)たち。

そこにレインボーラインの烈車が駆けつけ、5人を回収すると、退避(たいひ)していった。


秘密基地の樹を見上げ、ザラムは思う。

<あれが、あいつらの虹(にじ)…>



クライナーロボと共に爆発したかに見えたモルク侯爵ですが、無事だったようです。

地上で、ネロ男爵と合流した。

「マズイことになったなあ」と、キャッスルターミナルを見上げます。

この事態(じたい)、どうも、ヤミベリだけのせいではないらしい。

モルク侯爵の見解(けんかい)は、こうだった。

「原因は、陛下(へいか)の中にいるグリッタ」

「あり余る闇を自由にできるお力がありながら、グリッタを抱(かか)え込(こ)まれたせいで、十分に発揮(はっき)できておらぬ」


なんと、強力な皇帝ゼットですが、あれでまだ本調子(ほんちょうし)ではないらしい。

「だが、何度申し上げても、手放(てばな)そうとなさらず、闇を嫌われる」

モルク侯爵は、ネロ男爵の方を向くと、言った。

「グリッタが陛下の表に出ている、今が好機(こうき)」

「我(われ)らで、グリッタを消す!」




車掌(関根勤)さんのもとに、ライトたちが駆けつけます。

「戻(もど)ってよ! オレたちの町が見つかったんだ!」


でも、状況(じょうきょう)を調べないと、危険です。

何が待っているか分からない。


ヒカリ(横浜流星)が聞きました。

「町の上にある城は、何なわけ?」


「あれは、キャッスルターミナル」

「シャドーラインの本拠地(ほんきょち)です」


そう答えたのは、グリッタ嬢だった。

今は表に出て、皇帝ゼットを抑(おさ)えこんでいる格好。


でも、どうして、昴ヶ浜に敵の基地が建っているんだろう?


ライトの決意は、固いようです。

「とにかく見つかったんだから、危険でもなんでも行く!」

「オレたちは、そのために旅してたんだ」



!!


その時、車内の灯(あか)りが消えました。

車内案内表示に、文字が走る。

<クライナー接近>


シュバルツ将軍専用クライナーが、横に並ぶと、体当たりしてきたぞ。

「トッキュウジャー、止まれ!」


こちらを片付けないと、昴ヶ浜どころではないようです。


心配そうに窓の外を見つめるグリッタ嬢に、ミオ(梨里杏)は言った。

「だいじょうぶ。シュバルツには、あなたの気持ち、伝えるから」


「ありがとう」

グリッタは胸(むね)の前で、手を合わせます。



列車を降りて対峙(たいじ)する、ライトたち5人と、シュバルツ将軍&ザラム。


「用があるのは皇帝だけだ」と、シュバルツ将軍。

「どけ」


ザラムは黙って、その横に立つばかり。


と、ミオが前に出た。

「シュバルツ! グリッタがあなたを止めてって言ってるの」

「自分を皇帝から離すのは危険だからって」

「本当は、あなたと一緒にいたいのに!」



その言葉を振り切るように、シュバルツ将軍は言います。

「手は引けん!」


横では、ザラムが密かに思っていた。

<いっしょにいたい?>

<一緒に痛い?>

<痛いカップルということか?>



「トッキュウジャー、貴様らこそ、手出しは無用!」

サーベルに手をかける、シュバルツ将軍。

横一閃(よこいっせん)、剣を振り切った。


鋭(するど)い衝撃波(しょうげきは)が飛んでくる中、ライトたちはトッキュウチェンジャーをかまえる。

「トッキュウチェンジ!」

<変身いたしま~す>

<白線の内側に下がって お待ちくださ~い>


衝撃波は、変身時の安全装置(あんぜんそうち)で、防(ふせ)がれたようです。

爆(は)ぜたのは、地面だけ。

その炎(ほのお)を、トッキュウジャーが飛び越(こ)えてくる。


ついに、戦いが始まりました。

トッキュウジャー vs シュバルツ将軍&ザラム。


ザラムに斬りつけながら、トッキュウ2号が叫(さけ)ぶ。

「明くん、ゴメン! でも、今は止めるしか…!」

後ろから、羽交(はが)い絞(じ)めにしたぞ。


「何を謝(あやま)る」と、ザラム。

「おまえが、おまえの決断をするのが、約束だ」


「そうだけど…」

2号は、迷(まよ)いを断(た)ち切れるのか?


「オレも同じだ!」

ザラムは2号の首をつかみ、投げ飛ばした。

こちらの腹は、決まっているようだぞ。


「明、やめろ!」

今度は、4号が飛びかかります。


シュバルツ将軍を囲(かこ)むのは、1号、3号、5号。


と、それを陰から見ている者たちがいました。

モルク侯爵とネロ男爵だ。


「ちょうどいい。このスキに、我らは陛下を」

侯爵はネロを従(したが)え、レインボーラインへ。





って、グリッタが自(みずか)ら、やって来たぞ。


「ん?」

足を止める、モルク侯爵。

「ほう、よく自ら、出てきたな」

「消えてもらうぞ!」


錫杖(しゃくじょう)を向けます。


!!


なんと、グリッタ嬢が いきなりダッシュ。

目にもとまらぬ速さで、侯爵の目前へ。


と思う間もなく、闇を吹き出し、皇帝ゼット(大口兼悟)の姿に。

ゆっくりと目を開け、言った。

「てめえらまで、オレに刃向(はむか)う気か?」


「これも陛下のため!」と、モルク侯爵は言います。

「今日こそ、グリッタを、消していただきますぞ!」

引き下がる様子は、なさそうだ。


ネロ男爵も、忠誠から、これに同調する。

「シャドーラインのためにも、何卒(なにとぞ)!」

皇帝に、剣先を向けた。


!!


躊躇(ちゅうちょ)なく、皇帝はモルク侯爵に、斬りつけました。

返す刀で、ネロ男爵も斬る。

さらに、追い討ちの一撃まで。


あっという間に、モルク侯爵とネロ男爵は、吹き飛ばされてしまいました。





それに最初に気づいたのは、ザラムだった。

4号をいなして、皇帝の方へと走る。

「ゼットーっ!」

全力疾走(ぜんりょくしっそう)からのジャンプ。

闇の皇帝に飛びかかりました。


もつれ合う、ゼットとザラム。


勢(いきお)い余(あま)って、ザラムは転げた。


バランスを崩(くず)した皇帝ゼットが、顔を上げます。

「ザラム!」

「てめえのこれは、案外、役に立つ」


手にしているのは、アプリチェンジャーだ。

ビルドレッシャーを、ゆっくりとスラッシュした。

<変身いたしま~す>

「トッキュウチェンジ!」

皇帝ゼットが、トッキュウ6号に変身。


先に動いたのは、ザラムだ。

6号となった皇帝に、襲いかかる。


が、どうにも劣勢(れっせい)です。

武器もなく、攻撃は簡単に いなされる。

殴(なぐ)られ、蹴(け)られ、ユウドウブレイカーで斬りつけられる。

なぶられ放題(ほうだい)だ。


腹に突きを喰らって、ザラムは岩に激突。

力なく、地面に突(つ)っ伏(ぷ)した。


とどめを刺すつもりか、トッキュウ6号がダッシュする。

ユウドウブレイカーを振り上げ ――


!!


ユウドウブレイカーが、レールスラッシャーで受け止められている。

トッキュウ1号が、間に合ったようだ。

ユウドウブレイカーをカチ上げて、開いた腹に、レールスラッシャーを叩き込んだ。


1メートルほど圧(お)された、トッキュウ6号。

「ライト、てめえは今、オレを守るんじゃねえのか?」


1号は答える。

「ああ」

「でも、トッキュウ6号は明だ!」

「おまえが…それを使うな!」



「フン!」

鼻を鳴らすと、6号は、ユウドウブレイカーのガンモードを発射。


が、トッキュウ1号は、避(よ)けません。

<ハイパートッキュウ1号>

二段変身し、弾丸を跳(は)ね返した。


ハイパートッキュウ1号 vs トッキュウ6号。


ダメージを負っているザラムは動けず、ふたりの戦いを見入る。

その心の中では、ライトの言葉が沁み渡ろうとしていました。

「トッキュウ6号は明だ! おまえが、それを使うな!」


互角の戦いを見せる、両者。

剣を振るえば、互いの胸に、火花が散る。

パンチも互角。

空間が裂(さ)けてしまいそうだ。


トッキュウ1号 vs 6号


互いに後方に飛ばされ、変身を解除されてしまったぞ。


地面を転がるライトは、ザラムの方へ。


皇帝ゼットは、怪人態になっている。


おっと!

転がったアプリチェンジャーを、ライトがあわてて拾(ひろ)ったぞ。





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[第41駅 Bパート]


トッキュウ2号から5号、4人を蹴散(けち)らした、シュバルツ将軍。

大地を疾走(しっそう)し、皇帝ゼットに斬りかかったぞ。


刃(やいば)をかわしたゼットでしたが、将軍の裏拳を受けて、崖(がけ)の下へ。

それを、シュバルツ将軍が追います。


「何としても、グリッタ嬢を解放してもらうぞ!」

怒涛(どとう)の攻撃を見せる、シュバルツ将軍。

まさに、荒れ狂う大波。

斬るというよりは、刃を叩きつけている感じだ。


が、それでも、皇帝ゼットには余裕(よゆう)が。

「てめえも、懲(こ)りねえな」

「オレには勝てねえ!」


上段から、剣を振り下ろした。


!!


皇帝の剣が、シュバルツ将軍の肩に喰い込みます。

やはり、勝てないのか。


って、え?


将軍が笑ってる?


「へへへ…」

「勝つ必要はない!」



強がりでは、ないようです。

言葉に、確信に似た力がある。


肩に刃が喰い込んだまま、シュバルツ将軍は、皇帝ゼットの手をつかんだ。

このまま固定するつもりか?


将軍が叫ぶ。

「今だ!」


え?

誰に?


!!!


皇帝ゼットの顔が、苦悶(くもん)に歪(ゆが)んだぞ。

ゆっくりと振り返る。


背中には、ノア夫人が。

傘(かさ)の柄(え)の剣で、皇帝の背中を刺している。


皇帝ゼット、刺される


これが狙いだったのか。


ヤミベリの日を選び、6号を仲間に加え。

さらに、ノア夫人と共闘(きょうとう)。


結ばれるはずのなかった点を結んだのは、互いが愛する、グリッタ嬢。


ノア夫人は、力を込めます。

「わたくしの娘を、返していただきます!」

刃がさらに、背中に深くめり込んでいく。


「てめえら…」

さすがの皇帝も、これまでか。

力なく、顔を伏せ…


いや、違うぞ!

「うりゃあぁぁぁあああ!!!」

皇帝ゼットが、闇を発動!

辺(あた)りは一瞬、真っ暗に。


力なく倒れたのは、ノア夫人の方だ。


!!


皇帝の頭上に、グリッタ嬢のイメージが。

「お母様!」

ノア夫人を気遣(きづか)います。


「あっ!」

夫人も、それに気づいた。

「グリッタ!」

あのスカーフを広げ、投げる。


ああっ!


グリッタ嬢のイメージを、スカーフが包み込んだぞ。

スカーフが消えて、無数の羽根と共に、グリッタ嬢が舞い下りた。

実体化したようだ。

皇帝と、分離されたのか。


グリッタ嬢、復活!


地をつかみながら、喜びにむせぶ、ノア夫人。

「ああ…」

「グリッタ!」



「グリッタ嬢…」

シュバルツ将軍も、復活を確認しました。





が、その時、皇帝ゼットが力を込めた。

肩に喰い込んでいた刃が体を走り、火花が散る。


安堵(あんど)の声が、一変(いっぺん)。

将軍が悶(もだ)え、片膝(かたひざ)をついた。


「シュバルツ様!」

グリッタ嬢が駆け寄り、体を支えます。


そちらは見ずに、皇帝ゼットは、ノア夫人の方へ。

アゴに手を当て、顔を上げさせた。

「やってくれるな」

さすがの皇帝も、息が荒いぞ。

おっと!

片膝をついた。

夫人に顔を近づけ、小さく笑います。

「気に入ったぜ」


「うれしいですわ」と、ノア夫人も返す。

「わたくし、感謝しておりますのよ」

「娘を消さずにいていただいたこと」


夫人も負けずに、笑みを浮かべる。

「でも、もしかすると、消さなかったのではなく、消せなかったのかも…と」


!!


皇帝から、表情が消えた。

ノア夫人を突き放し、下からえぐるように、剣を振るう。


まるで血のように、闇が広がりました。


剣を止めず、皇帝は、二撃、三撃と、加える。


その度に、闇が血しぶきのように、飛び散った。


「お母様!」

グリッタ嬢の声は、悲鳴のようだ。


立っているのも やっとのはずなのに、ノア夫人は笑みを浮かべている。

「陛下…わたくしを消すのも、遅かったですわよ」

甲高く笑う、ノア夫人。

「オホホホホ…!」

彼女は、悲願(ひがん)を遂(と)げたのです。

「さよなら、グリッタ…」

「あなたは、もう自由…」



黒い羽根と共に、ノア夫人は散っていった。

満足気な表情を浮かべて。


ノア夫人の最期


「お母様…」

両膝をつくグリッタ嬢の前に、黒い羽根が。


!!!


何だ!?


皇帝ゼットの体から、大量の闇が!

今までとは、違うぞ。

闇が爆発するようだ。


みな、圧倒され、目を開けていることもできません。

まるで、噴出する溶岩だ。


闇が晴れた時、立っていた皇帝ゼットは、さらに異形(いぎょう)なる姿に。

いや、これこそが、闇の皇帝の、真の姿なのか…。


真・皇帝ゼット


言葉を失う、ライトたち。

闇の圧力で、委縮(いしゅく)してしまいそうだ。

怖れが、わいてくる。


と、モルク侯爵とネロ男爵が、戻って来ました。


侯爵は、喜びに震えている。

「まさに、深く美しい、闇そのもののお姿!」


が、本人、皇帝ゼットは舌(した)を鳴らす。

「ったく…」

「なんで、闇ばっかり増えるんだかな」


顔を上げ、グリッタ嬢を見つめます。

「キラキラは、ひとつも手に入らねえ」


グリッタ嬢に歩み寄る、真・皇帝ゼット。

ゆっくりと、手を伸ばしたぞ。

また、吸収するつもりなのか?


!!


その手を、シュバルツ将軍がつかんだ。

腕を持ち上げ、腹を斬る。


とはいえ、満身創痍(まんしんそうい)だ。

ふらつきながらも、将軍は振り返った。

「グリッタ嬢…」

手を差し出します。

彼女の手を握り、立ち上がらせると、言った。

「助けていただいた、この命。ようやく、お返しできる」





将軍は、専用クライナーを呼んだ。

グリッタ嬢を押し込むと、発車させました。


去りゆく烈車から、グリッタ嬢が叫ぶ。

「シュバルツ様! シュバルツ様!」


シュバルツとグリッタ


!!!!!


皇帝ゼットが、剣を振るう。

1回、2回、3回、4回。

シュバルツ将軍を、切り刻んでいきます。


5撃目を受け止め、将軍は言った。

「わたしは貴様に勝てなかったが…」

サーベルを、皇帝の首に当てる。

「貴様も、わたしに勝てなかったな…」


皇帝を斬る力は、もう、ありませんでした。

サーベルが、将軍の手から落ちていった。


それでも、将軍は胸を張ります。

「わたしは、キラキラを手に入れた」

「ふふふふ…」

「ハハハハハ…」



最後の一撃を喰らい、シュバルツ将軍も散りました。

本懐(ほんかい)を遂げて。


シュバルツ将軍の最期


モルク侯爵が、歩み寄ります。

「陛下! 何というお力! 何という闇!」


が、皇帝ゼットは、うつむいて言った。

「どいつもこいつも、オレに闇ばかり見せやがって…」

「ウンザリなんだよ!」

「てめえらにもな!」



!!


なんと、また、モルク侯爵とネロ男爵に、斬りつけたぞ。

怒りをぶつけるように、思い切り。



そんな様子を、ライトたち5人とザラムは、高台から見つめていた。


「メチャクチャだ!」と、トカッチ(平牧仁)。


カグラ(森高愛)は怖くて、震えています。


「ああ…闇が止まらねえ…!」

皇帝ゼットの体から、闇があふれ出ます。

制御(せいぎょ)できてないようだぞ。

「うわああぁぁああ~っ!!」


噴出する闇に、ライトたちも圧倒される。

立っているのが、やっとだ。





闇が、キャッスルターミナルに向かっている。

地響きがしたかと思うと、沈み始めたぞ。


ああ、昴ヶ浜まで沈んでしまう。


「おまえたちの虹…」

ザラムの頭に、みんなとの思い出が。



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ライトは言ったっけ。

「虹を守りたいなら、そんなんじゃなくてさ」

「オレたちと一緒に戦ってよ」


トカッチとは、指切りげんまんをした。


ミオとカップルのふりしてデートしたり、カグラとは銭湯を守ったりもしたっけ。


ヒカリに言った約束も、ちゃんと覚えている。

「オレがトッキュウ1号を助ける」


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ザラムの体は、自然と動いていた。

「待ってろ! 町は助ける!」

闇を噴出する皇帝ゼットの方へと、向かいます。


ミオが叫ぶ。

「危ない! やめて!」


仲間たちも、明の名を呼んだ。


皇帝ゼットの体からは、地獄の業火(ごうか)のように、闇が吹き出ています。

離れていても、すごい圧力だ。


その中を、ザラムは、一歩一歩、進んだ。

仲間たちとの約束を果たすため。

ライトたちの虹を守るため。


「うわああああ!」

皇帝ゼットに、つかみかかります。


それはまるで、溶岩の中にダイブするようなものだった。

とても、無事に帰れるとは、思えない。

それを承知(しょうち)で、ザラムは飛び込んだのです。

「利(り)」の対極にあるものを、「義(ぎ)」という。

シャドー怪人であるザラムは、なぜかをそれを、持って生まれたようだ。


落雷にも似た、爆発音がしました。

大地と空気が揺れて、目の前が真っ暗になった。

体も持っていかれて、ライトたち5人は、地面を転がりました。


闇が収束して、大地の穴もふさがった。





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[第41駅 後半のあらすじ]


揺れがおさまり、闇は消えた。

そこに、ザラムの姿はない。


「ウソでしょ…」

ミオは今にも、崩れ落ちそうでした。


「明くん」

トカッチは、ヒザをついた。

体に力が入りません。

それだけ大切なものを…


あれ?


失ってなかった。


明(長濱慎)は生きていました。

ザラムの姿ではなく、明の姿で、仰向(あおむ)けに転がっています。

吹き飛ばされはしたけど、無事だったらしい。


「明…くん?」

トカッチは、口をあんぐり。


むくっと立ち上がると、明は謝(あやま)った。

「すまん…」

「沈んでしまったな」

「おまえたちの町」


ライトたちの方へと上がっていくと、一度背中を向け、振り返って言った。

「泣くな」


「明!」

泣くなっていう方が無理。

ライトが抱きつきます。


「生きてた! 生きてた!」

トカッチも抱きつき、顔をくしゃくしゃにして喜んだ。


ミオも、カグラも、ヒカリも、明の肌に触れて、その生を確かめた。

よかった、生きてる。


泣きじゃくるみんなの顔を見回して、明はポカンとしています。

「おまえたち…」

「町が沈んだことが、悲しくないのか?」



ライトが言いました。

「今は、おまえが生きてることの方が、うれしいに決まってんだろ!」


「そうだよ!」と、トカッチ。


ミオも言った。

「明くん…」

「もう、いなくならないで」


明の服を引っ張ります。


いつもクールなヒカリでさえ、泣いてる。

「いなくなっても、オレたちは何も変わらないなんて、ないから」


「そうだよ」と、カグラ。

「すっごく、さびしい」


「さびしい?」

明には、よく分からない感情です。

そして、あの時のことを思い出した。

胸がざわつく、あの感じ。

<あのざわつきは…>


生きていた明


!!


また、大地に穴が。

何台ものクライナーが、飛び出て来たぞ。

もう、数えられないほどだ。


ライトの顔が、引き締(し)まります。

「明…」

「また一緒に戦ってよ」


アプリチェンジャーを手渡す。


受け取りながら、明は言う。

「オレが さびしかったかどうかは、分からん。が…」

「ライト」

「トカッチ」

「ヒカリ」

「ミオ」

「カグラ」

「オレはたぶん、今…」

「ものすごく、うれしい」


ちょっと不器用だけど、素敵な笑顔だった。


明と仲間たち

ものすごく嬉しい


つられてみんなも、笑顔に。

そして明も、より笑顔になった。

笑顔は、笑顔を呼ぶのです。


そんな6人の前に降り立った、クライナーロボ軍団。

数が、圧倒的だ。

合体クライナーロボ、3体までいるぞ。


クライナーロボ軍団


でも、不思議だ。

今は、全然、負ける気がしない。

力が、みなぎるぜ。


さあ、あらためて変身だ。

6人のトッキュウジャー。


<変身いたしま~す>

「トッキュウチェンジ!」

<白線の内側に下がって お待ちくださ~い>


トッキュウ1号、2号、3号、4号、5号、6号。

かけがえのない、6両編成。


1号は、ハイパートッキュウ1号に、二段変身したぞ。


<烈車が参りま~す>

ハイパーレッシャ変形 & 烈車合体!


今回の名乗りは、ロボ4体でだ。

トッキュウオー!

ディーゼルオー!

ビルドダイオー!

ハイパーレッシャテイオー!


勝利のイマジネーション!

烈車戦隊、トッキュウジャー!!


ロボでの名乗り


出発進行!


まずは、トッキュウオーだ。

大地を走り、フミキリケンで斬る。


ディーゼルオーは、ジャンプ一番。

スピンキック!


ビルドダイオーは、バケットブレイク!

ショベルで、えぐった。


両手を向けるのは、ハイパーレッシャテイオー。

ハンドランチャーだ。

マッ!


クライナーロボが反撃すれば、シールドレッシャーで防御。

連携、バツグン!


ロボ大行進!


ここでトッキュウ6号が、マイクを取ったぞ。

「みんな、サポート烈車をすべて呼べ!」


ドリルレッシャー!

ファイヤーレッシャー!

ポリスレッシャー!

新たに呼んで、連結完了だ!


ビルドダイオー ドリル。

行け、ショベルドリル ダブルクラッシュ!

えぐりまくりだぜ。


ディーゼルオー ファイヤーは、火炎放射だ。

ファイヤー スプラッシュ!


トッキュウオーポリスは、ガンアクション。

ポリススマッシュだ!


さらには、超烈車合体。

超トッキュウオーファイヤーに烈車武装したぞ。

ファイヤースプラッシュ!


必殺技の連続に、クライナーロボが砕け散っていく。


烈車ロボ、必殺技の連続


さらには、ジャイアントフラッシュまで!


残るは、合体クライナーロボだけだ。

ハイパーレッシャテイオーが、手刀(しゅとう)を叩き込む。


おっと、合体クライナーロボは、サイズで ハイパーレッシャテイオーを上回ってる。

さらに2体に囲まれたもんだから、一転、劣勢(れっせい)に。


ここでまた、トッキュウ6号がマイクを握った。

「ライト、超超烈車合体!」

超超トッキュウダイオーとなり、助けに入る。

振るえ、ビックランス。

ショベルクラッシャー!


敵の動きが止まれば、ハイパーレッシャテイオーも反撃する。

両手を広げて、左右に、ハンドランチャー乱れ撃ち。


さらに、超超トッキュウダイオーは、必殺技を発動。

イマジネーションエクスプレス!


ハイパートッキュウ1号が、声をかけます。

「みんな、トッキュウレインボーでいくぞ!」


ハイパー烈車合体!

乗車完了、トッキュウレインボー!


斬り裂け、レインボースラッシュ!

これで合体クライナーロボを、1体粉砕。


何っ!

敵はさらに、クライナーロボを召喚(しょうかん)。

数が増えた。


しかし、1号は叫ぶのでした。

「見えた!」


5人も声を合わせる。

「おまえの終着駅!」


これで、とどめだ。

トッキュウレインボー ファイナルスラッシュ!


クライナーロボ軍団は、細切(こまぎ)れにされ、大爆発。

見事、勝利だ。


烈車ロボの勝利


コックピットでは、みんなして6号の方へ。

ハイタッチしたり、肩を叩いたり。


大切な仲間が帰ってきた。

こんなにうれしいことはありません。


そして、1号は誓(ちか)うのでした。

「オレたちの町は、絶対、取り戻す!」

「絶対にな!」




日が沈もうとしていた。

明は岩場に、シュバルツのサーベルを突き刺しました。

これが、シュバルツ将軍の墓標(ぼひょう)となる。


目を閉じて、明は何を想うのだろうか。



烈車に帰ると、クリスマスツリーが飾られていた。

仲間たちは、ローソクを手にしています。

クリスマス・キャンドル。

決して、100円ショップ「Can★Do(キャンドゥ)」のことではない。


トカッチは明に、2つのキャンドルを手渡しました。

「はい」

「明くんと…シュバルツの分(ぶん)」



ミオは、窓際に、紫(むらさき)のキャンドルを置いた。

これは、グリッタの分だ。

見えるといいねと、カグラは言った。


ツリーのてっぺんに掛けられていた、ヘルメット。

明はあらためて、それを被りました。

やっぱ、こうでないとね。



みんなで、歌います。

「きらきらひかる、おそらのほしよ」



その頃、シュバルツの墓標に、バラを供(そな)える者が。

グリッタ嬢です。


と、雪が降ってきた。


愛する人と母を同時に失い、彼女はどうするのだろう?

もう、シャドーラインに帰ることは、できません。

彼女は、何を目指して、生きるのだろうか…。



キャッスルターミナルの大地には、秘密基地の樹が。

そこへ、皇帝ゼットがやって来た。

真怪人態から、人間態となり、ゼットが見上げます。

「真っ暗だな…」


将軍の墓標




トカッチたちも、雪に気づいた。

ホワイト・クリスマスだ。


と、そこに、車掌さんとワゴンさんが。

「メリークリスマス!」

クラッカーを鳴らしたぞ。


車掌さんとワゴンさんは、サンタの扮装(ふんそう)。

チケットくんは、トナカイです。


さあ、ケーキも到着しましたよ。

激しく、楽しみましょう。


みんなも扮装し、グラス片手に、ケーキを囲みます。


ライトは、あらためて言った。

「おかえり、明」


そして、メリークリスマス!

乾杯だ!


メリークリスマス



◇感想◇


ゼットが欲しかったのは、グリッタのキラキラで、それは、闇を抑え込むためでもあったのだろうか。

シャドーラインとしては、喜ばしいはずの、深く濃い、大量の闇。

が、ゼット本人は、気に入らないようです。


闇の皇帝ゼットとは、いったい何者なんだろう。

昴ヶ浜と、秘密基地の樹。

これも、カギとなっているのだろうか。



シュバルツ将軍とノア夫人が、倒されました。

が、どちらも満足気に逝った。

やりたかったことを、遂げられたようです。


けれど、残されたグリッタ嬢は、何を目指して生きていけばいいのか。

心根からして、復讐には向かわなそう。

あるいは逆に、皇帝を救済しようとするのだろうか?


最終的に、脱皮しそうですね。

美しい姿が、拝めるかな。





超合金 烈車合体DX トッキュウオー



烈車戦隊トッキュウジャー 変身スマホ アプリチェンジャー & 赤色往来灯 ユウドウブレイカー セット






来週の烈車戦隊トッキュウジャーは――


トッキュウジャー 来週の予告

第42駅「君に届く言葉」


忘年会に、レインボーラインの保線員さんたちで結成されたバンドが登場。

ボーカルが伊勢大貴って、ホンモノじゃん!


トカッチとミオの、甘酸っぱい交流も、見逃せないぞ。













今週のおまけ

今週のおまけ

左上:JR九州「800系」。
右上:JR四国「2000系“南風”」。

左中:秩父鉄道「(C58 363)パレオエクスプレス」。
右中:クリスマス・コスプレ。

左下:おいしそうなケーキ。
右下:メリークリスマス。


今年はまだ、放送があるよ。




<<「キャッスルターミナルと昴ヶ浜 皇帝の中のグリッタ嬢/第40話」
   「トカッチの純愛&保線員 伊勢大貴バンド/第42話」>>



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烈車戦隊トッキュウジャーの第41話を見ました。 第41駅 クリスマス大決戦 「俺達の町だ、昴ヶ浜…。俺達の町があの下に…」 キャッスルターミナルが浮上すると、闇に覆われた町・昴ヶ浜が現れ、ライト達はすぐに町に行こうとするが、烈車に乗ったゼットを追ってシュバルツ将軍と明が割り込んでくる。 「シュバルツ、グリッタがあなたを止めてって言ってるの!自分を皇帝から離すのは危険だ...
[ MAGI☆の日記 ]
 去る12月18日は、ミオさん演じる梨里杏の21回目のお誕生日だったそうな。 彼女、実は2001年から子供向け雑誌のモデルやってて、既にキャリアは10年越えてるとか。「仮面ライダーカブト」にも、子役で出演してるんだと(ちなみに「梨里杏(りりあ)」は本名)
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生息地:関西
分類:昭和人間
生まれ:
黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


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