ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
烈車戦隊トッキュウジャー

第33駅「カラテ大一番」


(ネタばれ注意)


チュウシャキシャドー 登場!

注毒駅 作戦!



ライト vs ヒカリ。

空手対決の行方は?


熱血、春日太平。

やさしい先生、鈴樹剛史。



スーパー戦隊シリーズ 烈車戦隊トッキュウジャー VOL.4 [DVD]





[前半のレビュー]


車掌(関根勤)さんは、振り返ります。

5人がトッキュウジャーを続けること、それがハイパーレッシャターミナルを出してきた総裁(そうさい)の狙(ねら)いだったんじゃないだろうか?

解散宣告(かいさんせんこく)も、そのための布石(ふせき)。

「自分たちが何者であるか、知る…」

「引き返せない一歩かと…」



ライト(志尊淳)たちはついに、記憶を取り戻しました。

自分たちの名前も、思い出した。

 鈴樹来斗(すずき らいと)。
 渡嘉敷晴(とかしき はる)。
 夏目美緒(なつめ みお)。
 野々村洸(ののむら ひかり)
 泉神楽(いずみ かぐら)。

 ラビット関根


そんな5人は、ジャージ姿で河原に集合。

おっと、虹野明(長濱慎)も、いますね。


ライトがみんなに言いました。

「よし! じゃあ、オレたちが今やるべきことは、3つ」

「1! 今まで通り、シャドーラインの駅 乗っ取りを止める」

「2! シュバルツに取られたドリルレッシャーを取り戻す」

「3! シャドータウンに行って、街を救う」



シュバルツの探索(たんさく)はオレがやると、明が申し出た。

ドリルレッシャーはもともと、明のものだ。


さあ、やるべきことが明確になりました。

あとは地力を上げるため、トレーニングだ。


ワゴンさんが言うように、激しくマジメです。


そんなみんなを見て、車掌さんは言った。

「記憶を取り戻してから、ホントにどんどん、子どもっぽさが抜けていく感じがするんですよね」


ん?

何だか、ちょっと、さみしそうだぞ。


すると、ミギー 右手のチケットくんが言いました。

「人は成長するんですよ~」

「おバカより、マシじゃないですか」




ミオ(梨里杏)とカグラ(森高愛)は、ストレッチ。

トカッチ(平牧仁)は明に足を持ってもらって、腹筋。


ライトとヒカリ(横浜流星)は…

おや、空手の型(かた)ですね。

丹田(たんでん)に気を集中させながら、呼吸。

腰をスムーズに回転させて、すばやく突く。

体の中心をブレさせず、防御、突き。

軸足で大地をつかみ、一直線に蹴(け)る。


なかなか堂に入ってますね。


ライトとヒカリのトレーニング


実はこれも、思い出したことのひとつ。

ライトとヒカリは、空手をやっていたのです。

先生は、ライトのおじいちゃん・鈴樹剛史(井上高志)だった。


「けっこう、頑張ってたな~」と、ミオは振り返ります。

「特に、ヒカリ」

そういえば、灯篭(とうろう)に書いた願い事も、「強くなりたい」だった。

「トッキュウジャーになった時から強かったのも、当然かな」


「ミオちゃんだって強いよ」と、カグラは言います。

「剣道やってたもんね」


「ちょっとだけね」と、ミオ。


(ただし、本名が卍丸だという事実はない)

(兄の名前がザ・パワーで、弟が巨大な鷹にさらわれたということも、ありません)

(それは、ケンドーコバヤシさん)



そこで、明は聞きました。

「で、どっちが強いんだ?」


「ああ…どうだろう?」と、トカッチ。


確かに、興味があります。

楽天家(らくてんか)のライトと、慎重派(しんちょうは)のヒカリ。

才能の人と努力の人って感じがしますが、どうだったんだろうか?

生まれ持った資質で逃げ切るか、努力で追い抜くか。


ん?

ヒカリも何か思い出したようですね。

動きを止めると、言いました。

「ライト、ちょっと手合せしない?」


(おててと、おててをあわせて、おてあわせ)

(おててのしわとしわをあわせて、しあわせ)

(南無~!)



「おう! ひさしぶりに、やるか!」と、ライトも受けて立ちます。


さあ、どうなる?

ごくり…


って、ここで着信音が。


車掌さんからだ。

「すいません! ぼんやりして、見過ごしてました!」

「隣の駅、シャドーラインに乗っ取られちゃってます!」



勝負は、おあずけですね。

さあ、出撃だ。



おっと、駅の名前が変わってます。

<注毒駅>。

いかにもヤバそうな感じ。


街から人が消えてますね。

人っ子ひとり…


って、いきなり、現れた。

空手着の3人が、襲いかかってきたぞ。

さらに、向こう側からも、空手着の3人が走ってくる。


シャドー?

には見えないんですが、ライトたちを取り囲み、戦闘態勢(せんとうたいせい)をとってる。

やる気満々です。


って、襲いかかってきた。

本気で突き、蹴ってきてるようだぞ。

どういうことだ?

操(あやつ)られているのか?


相手が人間なので、ライトたちは手を出せません。

防御することしか、できない。


っと、ヒカリは蹴りを入れました。

相手は格闘技(かくとうぎ)経験者(けいけんしゃ)。

手加減(てかげん)できる相手じゃないようだ。


おっと、さらにひとり、新手が。

黒い空手着の男が、ライトに襲いかかってきたぞ。

「ぬおお!!」


これをライトは、十字受けで、止めました。


すると男は、「うむ!」と、満足気にうなずいた。

「この受けで、分かる」

「かなりの空手の心得(こころえ)があるな」



え?

どういうこと?


「全員、ここまで!」

男が号令(ごうれい)をかけると、襲いかかってきていた連中が、攻撃をやめました。

オス! と、どこかに帰っていったぞ。


???


訳が分からず、ポカンとしていると、男が謝(あやま)りだしました。

「いや、突然(とつぜん)、すまなかった!」

「どうしても、キミたちの腕(うで)を、試さなければならん事情があってな」


事情?

「詫(わ)びは、この通り!」

「フンッ!」



うわああ!

この人、自分で自分を、殴(なぐ)っちゃったぞ!

しかも、気絶しちゃったよ、おい…


春日太平(木之元亮)


この男は、春日太平(木之元亮)。

やってることはムチャクチャですが、何やら事情があるようだ。

「まずは、思いっきり詫びないと、信用してもらえん」と話した。

のんびりしてられない理由があるようです。

「街の人間の、命に関わる!」と、真剣な顔。


春日太平が言うには、昨日、注射器のバケモノが現れたらしい。

バケモノが左手の注射から何か発射すると、街の人たちに、腕輪が装着(そうちゃく)されてしまった。


腕輪に見えるのは、ブレスレット系の注射器。

これを使って、バケモノは自在に、毒を注入することができます。

タイムリミットは、明日の日が沈むまでだと、バケモノは宣告した。

(つまり、制限時間は、今日の日暮れ)

無理に外そうとしても、毒が一気に流れ込むのだという。

最後まで注入されれば、死亡だ。


外す方法は、ただひとつ。

ビルの最上階に陣取っている、バケモノの注射器を壊すことだけ。

しかし、ビルの中には、バケモノの部下がウヨウヨしています。


実はこの街、武道が盛んです。

なので、腕に覚えのある者たちが あちこちの道場から集まり、ビルに乗り込みました。

けれど、バケモノたちには、敵(かな)わなかった。


「恥ずかしながら、このワシも、歳には勝てず…」と、春日太平は口惜(くや)しがります。


というわけで、ライトたちを襲ったのは、技量を測るためだったようですね。

最上階までたどりつき、バケモノを倒せる人材を探していた。


その甲斐(かい)があったと、春日太平。

ライトを指さして、言います。

「特に、キミの空手センスは、素晴らしいとみた!」

「たのむ! この街を助けてくれ!」

「詫びが足りないというなら!」



うわあ!

また、自分で自分を殴りそうだ。


ともかく、こうして、ライトたちは春日太平に協力することになりました。





烈車戦隊トッキュウジャー THE MOVIE ギャラクシーラインSOS コレクターズパック [Blu-ray]



太陽にほえろ! 1977 DVD-BOX 2 ボン&ロッキー編 (初回限定生産)






[第33駅 Bパート]


変身してビルに乗り込もうとする、トッキュウジャーたち。


さて、例(れい)のバケモノですが、もちろんシャドー怪人です。

名前を、チュウシャキシャドーという。

トッキュウ6号が言うに、凝(こ)った闇の作り方が趣味(しゅみ)。

この作戦は、実験のつもりなのかもしれません。


チュウシャキシャドー


さあ、急がねばなりません。

日が暮れる前に倒さないと、街の人々が死んでしまう。


ビルに乗り込もうとしたトッキュウジャーたちでしたが、その時、窓がスクリーン状(じょう)になって、チュウシャキシャドーが映し出されました。

「は~い、そこまでで~す!」

「それ以上 近づいたら、毒を一気に注入しま~す!」



これは困ったぞ。

街の人々を人質に取られているようなものだ。


毒の注入を止めさせるため、6人は仕方なく、変身を解除。

無抵抗の意思を示さざるを得ない。


「いやいや、何かしてもいいんですよ」と、チュウシャキシャドーは言います。

「ただ、ルール通りに、お願いしま~す」


あっ!

ライトたち6人にも、腕輪が装着させられてしまいました。

日が暮れるまでに外さないと、死亡確定だ。


「どこまで絶望せずに頑張り、そして、絶望した時の闇はどの程度か…」

やっぱり、実験のつもりか。

アハハと笑う、チュウシャキシャドー。

「見せてもらいますよ~」

スクリーンから、姿を消しました。


と、向こうから、春日太平が走ってきます。

(太平と聞くと、「さるとびエッちゃん」の天下大平を思い出して仕方ない)

「お~い! あんたたちも、やられたのか!?」

「ダメだ…もう時間が…」


あ~あ、崩(くず)れ落ちちゃった。


その手を、ヒカリがとりました。

まだ、あきらめるのは早い。

「元気を出してください」


でも、めずらしいですね。

クールで人と距離を置くヒカリが、こんなことするなんて。



さあ、作戦の立て直しです。

6人は一度、烈車に戻ることに。



チュウシャキシャドーですが、ノア夫人の配下らしい。


報告なしでシャドー怪人が動いたことに、モルク侯爵はお冠(かんむり)だ。

ノア夫人を問(と)い詰(つ)めます。


「まあ、申し訳ありません」と頭を下げるノア夫人ですが、反省している様子は、ちっともありません。

「とっくにお伝えしたかと」


その白々しい態度に、モルク侯爵はあきれます。

「まったく! 陛下、なぜ、こやつを、生かしておかれるのです?」


「同感ですな」と、ネロ男爵も言う。

「陛下は、ノア夫人に甘いような…」


「うるせえな」

闇の皇帝ゼット(大口兼悟)は、ネロをにらみつけた。

「オレの好きに、させねえってのか?」


あわてて、男爵は目を背(そむ)けます。

「…いえ」


モルク侯爵の方は、何かを感じ取っているようだ。

「ただのワガママなら、よろしいのですが」

形にならない不安が、よぎります。


鏡を見つめる、皇帝ゼット。

その姿に、グリッタ嬢の像が重なっていました。


皇帝以外でそれに気づいているのは、今のところ、ノア夫人だけのようですが…。



レインボーラインの烈車では、作戦の立案中。

その中心に立つのは、もちろん、ヒカリです。

「考えたんだけど、この腕輪がある以上、オレたちが何やったって、結局は脅(おど)されて、何もできなくなる可能性が高い」

では、どうするか?

「ルール通り、正面から乗り込むしかない」

重要なのは、脅すスキを、敵に与えないことです。

「もし、シャドー怪人がオレの考えている通りだったら、うまくいくよ」

ヒカリには、勝算があるようだぞ。

「ライトはオレと一緒に、乗り込んで」


さて、どんな作戦なんだろうか?





戦隊職人(SUPER SENTAI ARTISAN) 烈車戦隊トッキュウジャー 光の路線 レインボーラインセット



鉄道大百科 西日本編 ( DVD6枚組 ) 18TDD-020






[第33駅 Cパートのあらすじ]


ライトとヒカリは、決戦の場へ。


ビルを見上げながら、ヒカリは聞いた。

「けっこう、キツイと思うけど…いい?」


「おう!」と、ライトは うなずきます。


と、また、ビルの窓に、チュウシャキシャドーの映像が映し出されました。

「ようこそ、トッキュウジャー」

「最上階で、待ってますよ」



ライトは、腕を回します。

「さ~て、クローズは、どんくらい いるのかな~?」


臆(おく)することなく やる気満々のライトを見て、思わずヒカリは微笑んでしまった。

「ライト、覚えてる?」

「ふたりで試合したこと」

「あれ、オレが先生に頼(たの)んで、やらせてもらったんだ」

「ライトに勝ちたくてさ…」


先生とはもちろん、ライトのおじいちゃんのこと。

「ライトの方が先に空手 始めてたけど、オレの方がかなり練習してたから、自信あったし」


昔を振り返り、「オレ、練習、嫌いだったからな~」と、ライトは笑いました。


「でも…負けた」

そう、あの日、ヒカリは負けたのです。

ライトに、1本、取られてしまった。

「あの時、平気な顔してたけど、ホントは裏で泣いたんだ」


「えっ…おまえが?」と、ライトは驚きます。



------------------------------------------------------

あの日、ヒカリ少年(山﨑光)は、道場の裏でひとり泣いていた。


すると、先生が、声をかけてくれたんだ。

「口惜しいな」

「あんな、ろくに練習もしないサボリ坊主に負けるなんて」

「あいつの強さはもう、持って生まれたものとしか、言いようがない」

「余計に腹が立つな。ハハハハ…」


先生は手を取ると、言ってくれた。

「でもな、こんなに一生懸命練習した手が、弱いわけないぞ!」

「ほ~ら、触れば、どれだけ頑張ったか、すぐ分かる」

「ただ、一生懸命な分、力が入りすぎて、ガチガチだったな」

「逆にライトは、試合を楽しんでたろ?」

「だから、体が楽に動く」


あの日のアドバイスは、今も覚えています。

「あっ、今度はな、少し遊ぶぐらいのつもりで、やってみろ」

「ライトなんか、ぶっ飛ばせるから! うん!」



ライトのじいちゃん 鈴樹剛史(井上高志)


------------------------------------------------------


拳(こぶし)を見つめる、ヒカリ。

今でも先生の ぬくもりが伝わってくるようだ。


でも、これ、ライトは初めて聞く話です。

「何それ…」

驚いているというより、ショックを受けているようだぞ。

「じいちゃん、オレの味方じゃなかったのかよ…」


そんなライトに、ヒカリは提案した。

「ライト、勝負しない?」

「どっちが多くクローズ倒せるか」


こんなことを言いだすには、訳があります。

「先生の言う通り、少し遊ぶぐらいでやらないとダメかも」


うん、今日のヒカリは、いい感じに力が抜けているように見える。

先生の教えは、ちゃんと伝わったようだ。


「分かった!」

ライトも勝負にのります。

「絶対、勝つ!」


ライトとヒカリは、拳を軽く合わせました。


と、誰か走って来たぞ。

「おい! 待った、待った!」

おっ、春日太平だ。

「ワシも行く!」

「あんたたちだけに、つらい思いはさせられん!」

「ハハハハハ!」



元気なおっちゃんやな~。


こうして、3人で、ビルに乗り込むことになりました。

目指すは最上階。

チュウシャキシャドーを倒す。



ビルに飛び込むと、さっそくクローズ軍団のお出迎えだ。


これは敵との勝負であると当時に、仲間との勝負でもあります。

ライトとヒカリ、どちらが多く、クローズを倒せるか。


多数 対 3人。

数では圧倒的に不利ですが、負けてません。

手刀にひざ蹴り、回し蹴り。

敵をなぎ倒して、最上階を目指す。

しかも、何人倒したか、ちゃんと数えてら。


ライトが11人倒せば、ヒカリも追いつく。

どちらも、負けてませんね。



その頃、他のメンバーは、烈車の運転席で待機していた。

日が沈むまでは、あとわずかです。

ふたりは、間に合うのか…



通路は、クローズでいっぱいだ。

でも、止まることなく、敵をさばきます。

上体を後ろに反らして攻撃を避(よ)ければ、起き上がりながら次の防御。

と同時に、拳を叩き込んだぞ。

いや、まだ終わらない。

すぐに背後の敵に、バックキック。


かと思えば、敵を乗り越えての、前転&足払い。

馬乗りパンチまで出た。


春日太平へのフォローも忘れません。

危なくなれば、飛んでいく。


ずいぶん倒したはずですが、クローズは次から次へと湧(わ)いてきます。

こりゃ、キリがないぞ。

階段も、クローズでいっぱいだ。


徐々に、圧(お)されはじめましたね。


ここをライトとヒカリのふたりは、コンビネーションで切り抜ける。

体を入れ替えて、相手を翻弄(ほんろう)。

虚(きょ)をついて、形勢逆転だ。

階段を駆け上がります。


上で敵が待ちかまえますが、ライトはヒジ打ちで撃退。

ヒカリは、かかと落としを披露する。


ヒカリとライト


ついに、最上階へ。

ふたりはもう、汗だくで、傷だらけ。

さすがに、息も荒れています。


おっと、ちゃんと、春日太平も、ついてきてますね。

こっちは、ほぼ無傷に見える。


もうすぐ日暮れだ。

急がねば。


最後の敵は、ソファーに座り、余裕のかまえです。

「来ましたね」と、まるで紅茶を飲みながら、客でも迎えるみたいだ。

「は~い、ご苦労様」

「ここまで来た ごほうびに、おまえたちの毒を、一気に注入してあげましょう」



ヤバイ。


でも、ここまではヒカリの読み通りみたいだぞ。

「やっぱり、そうくるんだ」


チュウシャキシャドーが左腕の注射器をかまえると、ライトが仲間に連絡する。

「今だ!」


と同時に、カーキャリアレッシャーから、ダッシュカーが射出された。

明たちが待機してたのは、この烈車だったのか。

ダッシュカーがビルの窓を突き破ると、明にトカッチ、ミオ、カグラと、仲間が飛び込んできたぞ。

4人はそのままチュウシャキシャドーに組み付き、押し倒しました。


「お…おまえたち、どうやって!?」

チュウシャキシャドーは、混乱してます。


すると、ライトが言った。

「オレたちに気を取られて、カーキャリアレッシャーが近づいたことに、気づかなかったようだな」


派手な戦闘は、陽動(ようどう)でもあったか。


「貴様ら…」

口惜しがるチュウシャキシャドーでしたが…


あれ?

消えた?


組み伏せていたはずのチュウシャキシャドーが、消えてしまいました。

「は~い、残念でした~!」

声だけはしますが、姿がありません。

「それはダミーで~す!」

「本物のわたしは、どこでしょう?」

「まあ、もう間に合いませんけどね~」


敵を出し抜いたはずが、逆に出し抜かれてしまった格好。

「では、おまえたちも、住民も、よいご臨終(りんじゅう)を」


春日太平は、大声を上げます。

「ああ、何てことだ! 街が…!」


「作戦、失敗…」

さすがのヒカリも、頭を抱えてしまいました。


と、ライトが、めずらしく責(せ)めはじめた。

「ヒカリ、おまえのせいだぞ!」

「おまえが絶対、だいじょうぶだって…」



ヒカリも言い返します。

「人に押し付けないでよ!」

「ライトだって、(作戦に)のったでしょ!」



あらら、仲間割れ?


「いいや、オレは反対だった」

ライトはプイッと、横を向いちゃった。


あわてて、春日太平が止めに入ります。

「おーい! おーい、おいおい!」

「あんたたち、やめなさい」



でも、ふたりは止まりません。

互いの胸を押し、おまえのせいだと言い合う。


ああ!

ついには、腕を振り上げちゃった。

殴り合う気だ。

拳を強く握って、パ~ンチ!


って、ふたりが殴ったのは、春日太平?

何で?

大声がそんなに、ウザかったのか?


!!


あれ?

パンチを防御した春日太平の腕が、巨大な注射器に。


そうか、チュウシャキシャドーの本体は、春日太平だったのか。


「やっぱりね」と、ヒカリ。

実は、ずっと前から、不審(ふしん)に思っていました。

あの時、腕輪はビルじゃない方から、飛んできた。

そして、その方向から走って来たのが、春日太平だったのです。

「まさかと思ったけど、念のために確かめたんだ。…手を」

そう、あの時、ヒカリが春日の手を握ったのは、勇気づけるためではなく、確かめるため。

「空手なんか全然やってない手だった」

「先生とは全然違う手だ」



ヒカリは、春日太平に向かって、キック。

左腕の注射器を破壊します。


これで術は解除され、腕輪が外れた。

街の人々も、恐怖から解放されました。


本物の春日太平も、見つかりましたよ。

殴られて、監禁(かんきん)されていたようだ。

明が見つけ出してくれた。


チュウシャキシャドーが、姿を現します。

「ふふふふ…許しません。許しませんよ、おまえたち!」



何を言ってる。

許さないのはこっちだ、てやんでえ。


さあ、一気にいこう。

もう、7時53分だ。


<変身いたしま~す>

「トッキュウチェンジ!」

<白線の内側に下がって お待ちくださ~い>


(今日の5号は、立ち方がカワイイ)


さらに1号は、ハイパートッキュウ1号に、二段変身。

(サンダー!)

スパークして、敵の目をくらませたぞ。


3号、5号、2号、いきなり3人で、トッキュウブラスター・ウチマスモードで、連射だ。

6号は、ユウドウブレイカーのビームを発射。


さらに怒りの4号は、専用武器を手に突っ込む。

トンネルアックスで、ラッシュだ。

重い斧(おの)ですが、そえる手で支点を作り、正確に当てていきます。

コントロールさえすれば、重さは攻撃の強さに変わる。


おっと、ハイパートッキュウ1号も走り込んできたぞ。

ショルダータックルで、窓の外に吹き飛ばした。

自身も飛び出し、追いかける。


って、ここはビルの最上階。

だいじょうぶなんかいな。


そんな心配も、なんのその。

落下しながら、ダイカイテンキャノンをかまえました。

さすがに仲間との連結はできないので、今回はハイパーレッシャーだけ。

<本日の最終レッシャーになりま~す>

「ハイパー終電クラッシュ!」

<ハイパーレッシャー 発射~>


落下中に撃ち抜かれたチュウシャキシャドーは、地面との激突の瞬間に大爆発。

よし! 勝利だ!


vs チュウシャキシャドー

ハイパー終電クラッシュ!


いや、まだ終わっていません。

すぐに巨大化復活してきたぞ。


こうなればこちらは、超超トッキュウダイオーで出撃だ。

いろいろついて、連結完了!


夕暮れの街での戦い。

特撮の醍醐味(だいごみ)だ。


先制したのは、チュウシャキシャドーです。

懐(ふところ)に飛び込んで、注射器を突き刺してきました。

「注射は、打つだけが能ではありませんよ~」

「吸収! フンッ!」



(セルを思い出した人は、若い。おっさんは、「がんばれ!! ロボコン」のロボペチャを思い出す。おチュウ、しますわよ!)


ん?

超超トッキュウダイオーのイマジネーションエネルギーレベルが、低下しています。


そうか、注射器で、吸い取ってるんだ。


「動けないか?」

巨大化チュウシャキシャドーは、一度 距離をとりました。

「では、解剖(かいぼう)して、原因を調べてあげま~す」

注射器の先から、火炎放射とビームが合わさったような攻撃をしかけてきたぞ。


超超トッキュウダイオーのコックピットが、大きく揺(ゆ)れます。

姑息(こそく)な作戦を立ててきたチュウシャキシャドーでしたが、純粋な戦闘でも手強そうだ。


このピンチに、チケットくんが登場。

また、コックピットに、ムキ! っと現れた。

いったい、どういう構造なんだ?

「おまえたち、こういう時のハイパーレッシャーですよ!」


アドバイスを受けて、ハイパーレッシャー召喚(しょうかん)。

まずはビーム砲で、チュウシャキシャドーの足を止めます。


1号が乗りこんだら、変形だ。

「ハイパーレッシャ変形!」

「乗車完了! ハイパーレッシャテイオー!」


行け!

「ハンドランチャー!」

チュウシャキシャドーが吹き飛ばされたぞ。

「見えた! おまえの終着駅!」

「ハイパーレッシャテイオー、ジャイアントフラッシュ!」



圧倒的なビーム放射。

この必殺技を受けて、チュウシャキシャドーは全身を焼かれ、大爆発。

「や…やめて! ああ! ああ~っ!」

「ご…ご臨終(りんじゅう)で~す! チ~ン…!」


四散したのでした。


ハイパーレッシャテイオーの勝利


夕日の下に輝く、黄金の巨体。

大勝利だ!



あれ?

見事 勝利したはずなのに、ライトの表情が冴(さ)えません。

ため息なんか、ついちゃってるし。


不思議がるワゴンさんに、トカッチが教えてあげました。

「なんか、おじいさんがヒカリに味方してたのが、地味にショックらしくて」


でも、ヒカリに言わせると、「味方っていうか、励(はげ)ましてくれただけ」とのこと。


カグラは、「おじいちゃん、大好きだったもんね」と笑ってる。



と、ミオが、ヒカリに聞きました。

「そういえば、勝負の方は、どうだったの?」


「さあ?」

ヒカリは、頭(かぶり)をふります。


それどころじゃなかったのかな?


が、意外なところから声が飛んできた。

「オレ、数えてた」

ライト、聞いてたのか。

「ヒカリの方が、1つ多かった」

立ち上がって、みんなの方へ。

「でも、シャドー怪人に とどめ刺したの、オレだろ?」

「怪人なんだから、ポイント5つアップで、オレの勝ち~!」



ああ、こういうところは子どもだ。


でも、ヒカリは取り合いません。

「ふふ…何それ?」


ライトはもう、必死です。

「だから、シャドー怪人は強いだろ? クローズなんかよりも」



そんな様子を見て、チケットくんは「はあ~あ」と息を吐いた。

「まだまだ子どもなところはありますねぇ」


でも、車掌さんは、何だかうれしそう。

「いいんですよ」

「ちょっとは安心です」



成長するのはいいけど、あんまり早いと、心配だもんね。



「勝負は、クローズの数だったでしょ?」

「オレの勝ちだね」



ヒカリにそう言われ、頭を抱えて口惜しがる、ライトなのでした。


くやしがるライト



◇感想◇


「太陽にほえろ!」のロッキーとして知った 木之元亮さんが、やがて味のあるグルメ番組のリポーターとしても活躍。そしてついに、戦隊に出演か。

濃さが、いい感じに活かされてましたね。


ライトのおじいちゃん役、井上高志さんも、「太陽にほえろ!」には何度も出演。また、仮面ライダーシリーズでも、馴染み深い(BLACK、クウガ、剣)。スーパー戦隊では、ハリケンジャーにも出演されていますね。

おじいちゃん役ということは、ライトたちが町を取り戻すことができれば、再登場もあるのかな?

空手の師範だから、戦いのサポートも、あるかもしれない。



今週は、ライトとヒカリが、生身で大活躍。

ビルでの戦闘シーン。BGMは、ヒカリの歌でした。


ライトが未来を照らすなら
ヒカリは今を照らすものさ

闇にかき消されそうな真実だけを
見つめてる 照らし出す このヒカリ
Green Anchor




前を、先を、照らし出すライト。

今を、足元を、照らしだすヒカリ。

未来と現在。

希望と現実。

ふたつ合わされば、最強だ。





烈車戦隊トッキュウジャー 烈車合体シリーズ12 烈車合体 DXハイパーレッシャテイオー



【烈車戦隊トッキュウジャー】毎度ご乗車ありがとうございます。チケットくんパペット






来週の烈車戦隊トッキュウジャーは――


トッキュウジャー 来週の予告

第34駅「恋は大騒ぎ」


ミオに、男(坂本真)がひとめぼれ。

つきまとわれたミオは、明を彼氏だと偽り、難を逃れようとするのですが…。


え?

トカッチにも、火がついた?


恋のB級アクション♪













今週のおまけ

今週のおまけ

今週の「みんなの列車コーナー」は、スペシャルバージョン。

なんと、烈車戦隊トッキュウジャーが、「第13回 日本鉄道賞」の「特別賞」を受賞したのです。

(パチパチパチ)


日本鉄道賞は、「鉄道の日」実行委員会が、日本の鉄道開業130周年を記念して創設された賞です。

烈車に乗って戦うトッキュウジャーの活躍と、日本中のいろんな列車を紹介したことが評価され、晴れの受賞となりました。

「鉄道×ヒーロー」で親子が鉄道をもっと好きになる! そんな特別賞だ。




<<「本名判明? 子どもだったトッキュウジャー vs テーブルシャドー/第32話」
   「表参道義雄 初めてのキス vs ビリヤードシャドー/第34話」>>



 → 「烈車戦隊トッキュウジャー レビューの目次」



「烈車戦隊トッキュウジャー ブログコミュニティ - テレビブログ村」



 → 「獣電戦隊キョウリュウジャー 目次」
 → 「特命戦隊ゴーバスターズ 目次」
 → 「海賊戦隊ゴーカイジャー 目次」
 → 「天装戦隊ゴセイジャー 目次」
 → 「侍戦隊シンケンジャー 目次」





今週の1票を、よろしく。








関連記事
[サイト内タグ]:  烈車戦隊トッキュウジャー



ブログランキング・にほんブログ村へ
BlogPeople「人間・哲学/人間考察」
blogram投票ボタン


ランキングに参加しています
よかったらクリックしてね


秋だから、実をためる


↑ページトップへ


■ 最近のエントリ

■ 人気ページランキング


烈車戦隊トッキュウジャーの第33話を見ました。 第33駅 カラテ大一番 記憶を取り戻したライトとヒカリはライトのおじいちゃんから空手を教わっていたことを思い出す。 そんな中、隣の駅がシャドーラインに乗っ取られていることに気付いたライト達が駆けつけると、シャドーではなく人間の男達が襲ってくる。 「何?何!?」 「シャドーには見えないけど…」 「ちょっと、何なの!?」...
[ MAGI☆の日記 ]

↑ページトップへ




// HOME //
Powered By FC2ブログ.
copyright © 2005 枕石漱流 日記(ユング心理学の視点から) all rights reserved.
ブログパーツ アクセスランキング
■ Amazon
■ 注目記事
■ アーカイブ
■ カテゴリ

■ 月別アーカイブ

■ 検索ぷらす


【注意】 ENTERキーだとうまく表示されないようです。申し訳ございませんが、ボタンを押してください。

■ キーワードハイライト機能

検索時、検索語句がハイライトされます。

■ BlogPeople リンクリスト

リンク集と更新状況↓



☆登録する by BlogPeople☆

■ RSSリーダーに登録

 RSSリーダーで購読する

 メールで購読する


(リンク切れを修正しました)


■ 最近のトラックバック
■ スポンサードリンク

■  
■ スポンサードリンク



■ 最近の記事
■ カレンダー

06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

■ FC2カウンター



現在の閲覧者数:

■ プロフィール

南方 城太郎

Author:南方 城太郎
生息地:関西
分類:昭和人間
生まれ:
黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


日記について


拍手する

プロフ
電脳露店マイアソシエイトストア
おバカ映画

■ リンク
■ RSSフィード
■ インフォメーション


検索サイトiscle
(検索サイトさんです)

■ QRコード

QRコード

携帯でも御覧になれます。

■ 地域情報



ジオターゲティング





■ にほんブログ村

■