ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
加藤諦三 著「自分に気づく心理学」(PHP)より。



第5章 人を愛し、人から愛される能力

(P174)真実の愛は間接的に示される



加藤諦三さんは本の中で、「真実の愛」について触れています。

それによると、真実の愛は間接的に示される、とある。逆に、前に触れた共生的関係では、愛情は直接的に誇示されるのだという。


加藤さんはだいぶまえに、『疑わしき母性愛』という本を読んだのだそうだ。そこで、2つのことが印象に残ったのだという。

1つは、「不足した真実の愛は、過剰なる虚偽の愛よりも、子供にとって耐え易い(*1)」ということ。そして、もう1つが、「真実の愛は間接的に示される」ということ。


間接的に愛情を表現するには、子どもの心を理解する必要があります。逆に、直接的に表現される愛情には、必ずしも相手の気持ちを理解する能力を必要としない。

「子どものために○○する」というのが、直接的な愛情。この時、気をつけないといけないのは、子どもの気持ちを無視して、「○○してあげる」となることがあること。つまり、子どものニーズを無視していることがあるのです。

 「それは、いいことだと思う」→「だから、してあげる」

そこには、子どもの気持ちがないんですね。


間接的な愛とは、子どもの気持ちを理解しようとし、直接それが達成されるかどうかは分からないけれど、影で努力すること。

 「あの子は、○○を求めてるんだな」→「できるかどうか分からないけど、できる限りやってみよう」

直接的な成果が得られるかは不透明ですが、子どもの気持ちを考え、手間をかけている。それにはエネルギーが要りますが、子どものニーズを理解しているため、それができると。

これを、「真実の愛」と呼んでいるように思います。


例えば、お金があるからこれを買ってきてあげたぞ、というのは、真実の愛ではないと。子どもの気持ちやニーズが置き去りです。

逆に、お金はないけど できる限りのことはした、というのが、真実の愛。相手の気持ちを察して、できるだけそれに近づけようとしている。

欲しくもないものを渡されて、喜べと言われても、子どもは困るのです。





自分に気づく心理学



疑わしき母性愛―子どもの性格形成と母子関係






そして、我々の心の中にも、子どもがいる。

頭よりも正直で、ストレートな、子どもが。




(*1)

「不足した真実の愛は、過剰なる虚偽の愛よりも、子供にとって耐え易い」

 → 完全ではないがそこに真実の愛がある時、子どもはそれに耐えることができる(結果としては不十分であっても、子どものニーズを理解し、エネルギーが使われていれば、悪い気はしない)。しかし、それがいかに大きくても、恩着せがましいニセの愛であれば、子どもは耐え難い苦痛を強いられる(ニーズを無視して押しつけられても、困るだけ)。





<<「第41回 共生的関係の特徴」│「第43回」>>


 → 「自分に気づく心理学の目次 前半 第1章~第3章」




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生息地:関西
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黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


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