ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
加藤諦三 著「自分に気づく心理学」(PHP)より。



第4章 なぜかイライラしてしまう人は 人生全体の方向が間違っている

(P132)「ママのこと好き?」ときくのは 最低の母親である、という



秘密というと、どこか うしろめたいような、どちらかといえば、悪いイメージがありますよね。

「秘密は持たない方がいい」「秘密がないのはいいことだ」

特に、子どもに対しては、そう言われることが多いかもしれません。


前回書いたように、「秘密を持つことは、自分の世界をゆるされるということ」といった面があるようです。

全部が全部、秘密が許されるわけではありません。でも、どこか一部でも秘密を許されることで、どこか一部 自分の領域を許されたことになると。


では、逆に、秘密を許さない親とは、どういう状態なのでしょう? 秘密を許さない。秘密を許せない。

加藤諦三さんは、以下のように書いておられます。


支配的な親は子供の秘密を子供の成長とは見ないで、自分への反逆と見る。このような親に育てられると、子供は自分の世界を持つことに罪責感を持つようになる。

(P132)




このタイプの親は、子どもの自由が自分への反逆と映ってしまうようです。そこには隠された依存性があって、子どもを育てているようで、実は子どもに頼っている。

本来、子どもは保護されるべき存在なので、こうなるとやがて疲れてしまいます。健気に頑張っていたとしても、無理が蓄積し、やがてどうこうできなくなってしまう。

それが青年期に現れる人もいれば、成人してから現れる場合も。もちろん、もっと早い段階で現れる人だってある。


子どものすべてを知っていないと、不安になってしまう。これは、親の都合です。子どものためだとか、必要なことだとか、そういうのが建前にあったとしても、その奥にあるのは、「管理してないと たまらなくなる」という、大人側の感情なのです。


もちろん、悪気はありません。このような布置は、意識されていないわけだから。ただ、悪気はないのだけれど、子どもを痛めつける結果になってしまうということ。なので、どこかで修正が望まれるわけですね。

逆に、悪くないからと修正を拒めば、たいへんなことになってしまいます。


いわゆる「いい子」は、秘密を持つことに罪悪感を抱いてしまうかもしれない。自分を悪い子だと、責めてしまうかもしれません。

でも、それは間違いです。事実誤認。

人は服を着ているわけだし、外に出ればペルソナという仮面だってかぶります。ということは、人は何かを隠すし、秘密だって持つということ。

逆に、裸で歩かれれば迷惑なことだってある。この「裸」は単に服を着ないというだけでなく、ペルソナをつけない、といった意味でもあります。

何にせよ、秘密がすべて悪いなんてことはなさそうです。秘密も、いろいろ。罪のない秘密も、たくさんあるわけですね。


子どもを徹底的に管理するということは、子どもを試しているということ。どこか、信用できない部分があるということなのでしょう。

これはある意味、「子どもでさえ信用できない」ってこと。もっと言えば、人間全体にどこか不信感があるということなのでしょう。

なので、「子どものことで不安になる」という主訴があったとしても、その奥には、親自身の不安が隠されているのかもしれません。

悲しいのは、子どもがその不安解消に使われてしまっているということ。




「ママのこと好き?」ときく母親が最低の母親だとニイルがいうのも、この管理型の疑い深い母親だからであろう。そして自分の根深い依存心に気がついていない母親だからであろう。

(P136)







自分に気づく心理学




子どもと悪 (今ここに生きる子ども)






認めたくないことを認めるのが、出発点。

ただ、それだけに難しい。





<<「第31回 イライラと欲求不満と秘密」「第33回 疑り深い人、尊敬してもらいたがる人」>>




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生息地:関西
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黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


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