ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
声優の永井一郎さんが、お亡くなりになられたとのこと。

発見されたのは、ホテルの浴室らしい。

この季節、高齢者の入浴には注意が必要なようです。

かなりの数の人が、亡くなられている。



永井さんがどれだけ馴染み深いかは、演じられたキャラクターのフレーズからも、分かるように思います。


町田先生「きょ~し(教師)生活、25年!」(ど根性ガエル)

錯乱坊「運命(さだめ)じゃ」(うる星やつら)

ダイス船長「ダハハハハハ」(未来少年コナン)

ガンダムのナレーション「宇宙世紀0079年」


今でも、鮮やかに脳内再生されます。




録画したDVDを引っ張り出すと、永井さんのものがありました。


NHK ホリデーインタビュー「“人間”をつくり続けて ~ 声優 永井一郎 ~」


冒頭、「バカモ~~ン!」と怒鳴り声で登場する、永井さん。

「今日はカツラを被って出てまいりました…ウッソで~す!」と、オチャメに登場。


永井一郎


訪問したのは、永井さんの母校である京都大学です。

60年ぶりに母校を見て、気分は浦島太郎だったそうな。


教室にはほとんど出なかったという、永井さん。

この大学には、本当に大切なものは何かということを教えてもらったんじゃないかと、振り返ります。

桑原武夫 教授に、「文学部の学生が教室に、何しに来たんだ!?」と言われたことを、強烈に覚えているという。

大学に来るより大事なことがあるんじゃないか? おまえたち一人ひとりは、何か持っているんじゃないか? それを探せよ。一生かけてやることを見つけなさい。

そのように、受け止めたようです。

それが、大学の1時間目だった。


伊吹武彦という先生もいた。

その伊吹先生の試験の日、どうしても見ておきたい芝居の日と重なってしまった。上演はたった1回だったため、単位を落とすのを覚悟で、永井さんは芝居を観に劇場へ。

すると、劇場で伊吹先生と、ばったり出くわしてしまった。互いに驚いたあと、伊吹先生は「明日ひま?」と聞き。追試を受けさせてくれたそう。



演劇青年だった永井さんは、思い出の場所へ。

そこは、京都大学 西部講堂。

お世辞にも綺麗だとは言えない場所ですが、永井青年にとって「宮殿」だったと振り返る。大学の4年間で、一番長くいた場所です。70年前に作られた建物は、今も使われている。部室も、そのまま。

永井さんは友人に誘われ、学生劇団「創造座」に入団。ここでの活動が、永井さんの原点だという。

ロシアの演出家・スタニスラフスキーの演劇論に傾倒。いかにリアルに人間を作るか? 仲間と研究した。


創造座にいた頃も、創造座を出てからも、主役など張ったことないと、永井さんは言う。せいぜい1回か2回で、あとはいわゆる脇役。かといって、くすぶった思いはない。あったら、やってられない、と。

人間を作るのは、おもしろい。ちっちゃな役だって、大きな役だって、それは同じ。脇と主役を比べる見方は、意味がない。

「風の谷のナウシカ」で永井さんは、家臣のミトを演じた。「姫様!」という台詞しか覚えてないのだけれど、ミトにとって姫様を守ることが目的であり、幸せそのもの。だから、姫様! という一言で、すべて言いつくせる。そういう解釈をした。

ミトならミトが 一番幸せになる、それをやれば間違いないなく、人間像ができあがっていく。


大学卒業後、永井さんは「人間を作る」俳優を目指して、上京。

舞台に立つ一方で、海外ドラマの吹き替えをこなした。


若き日の永井一郎さん


転機は、「ローハイド」でした。

初めは御者1という役で、セリフは馬を追うかけ声しかなかった。でも、それを続けていると、1ヵ月くらいして、まともなセリフが出てきた。さらには名前もつき、やがて、なくてはならない役に。

それが、コックのウィッシュボーン(ポール・ブラインガー)。

これを機に、20代なのに老け役もできると、業界に広まっていったのだそうな。

当時は海外ドラマが全盛で、アテレコのスケジュールがどんどん決まっていった。もう、舞台にも立てないほど。そして気がついたら、しっかり、声優の仲間に入っていたと。

永井さんにとっては、「人間を作るのがおもしろい」というのが第一だから、声の仕事だって、顔出しだって、舞台だって、同じだった。みんなおもしろくて、おもしろい、おもしろいで、ここまで来た。

幸せな男だと、自身で笑いました。



NHKの「百歳バンザイ」では、ナレーションを担当。生き生きとした百歳の姿を、ユーモアたっぷりに伝えました。5年間で、150人もの百歳を紹介。

当初、百歳は珍しかった。でも、150人も紹介してくると、当たり前になってくる。なのでやがて、「僕も百歳まで生きても当たり前だ」と、イメージが変わってきたのだという。

それで調子が悪かったいろんな部分が、スカッとなおったのだそう。百歳以上生き続けるというイメージを持ち続けた時に 私も百歳超えるな、という感じが、素直にした。

人間の限界は、マイナスイメージが生み出すのではないか? 超人にはなれないにしても、日常の中で できないと思っているようなことは、できるようになるんじゃないか?

そんなことを話された。

人間というのは無限の可能性を持っている、と。





朗読のススメ (新潮文庫)





人間を作ってきたという、永井一郎さん。

なるほど、目を閉じると、キャラが生き生きと動き出すはずだ。




 → 「人についてのアーカイブ」


「声優 野沢那智さん/ルパン3世とスペースコブラ」





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黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


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