ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
加藤諦三 著「自分に気づく心理学」(PHP)より。



第3章 不安なのは 本当の自分が見えないからである

(P84)自分に自信が持てない人は 自然な生き方ができない



「自然の感情に従って生きることを小さい頃から禁じられてきた人は、意識的努力によって自分の感情をつくろうとする」(P85)


感情とは、自然とわき上がるもの。

それをよしとせず、制御するようにしつけられすぎると、本来わき上がるものであるはずの感情が、無理して作るものになってしまうと。


感情とは本来、シンプルな反応です。

嫌なことがあれば、悲しくなったり、落ち込んだりする。うれしいことがあれば、喜び、笑顔になる。邪魔されれば、怒る。危険を察知すれば、怖ろしくなる。

ただ時に人は、「悲しい顔をするな」「ニヤニヤするな」「いちいち怒るな」などと、教え込まれることがある。

そしてそれが習慣化すると、悲しい時に悲しい顔をすること、素直に喜ぶこと、怒りを表に出すことなどが、うまくできなくなってしまいます。


こういうことは、人付き合いにおいても生じるのだという。

本来、人を好きになるというのは、頭で好きになるのではなく、心で好きになる。理屈ではなく、好きな感情が奥からわき出てきて、それで「ああ、好きなんだ」と感じたり、分かったりする。

けれど、自分の感情に従うことをタブーとしてきた人の場合、こうはなりません。

すなわち、好き嫌いを頭の方で判断しようとしてしまうのです。

「こういう人を好きになりなさい」「こういう人は嫌いになりなさい」
「こういう人を好きになるべきだ」「こういう人は嫌いになるべきだ」

感情ではなく、そのような縛りで、人を好きになったり、人付き合いしようとしてしまう。

ある意味、頭の中に頑固な先生がいて、自然な感情は否定され、無理やり矯正させられてしまうのです。

(こういうのを「超自我」と言ったりしますが)

これでは自然な生き方ができないし、人といて落ち着くはずもありませんね。





感情というのは、無邪気な子どもに似ている。

理屈ではなく、感じたままに、「好き!」「嫌い!」と公言します。

ただ、そのまま社会で生きると困るので、人はそれを抑えることを教えられたり、覚えたりします。

「好きだけど隠そう」とか「嫌いだけど我慢しよう」とか、「○○したいけど、今はやめよう」とか「本当はしなくないけど、しょうがないからしよう」とか。

これらはまだ、健全です。なぜなら、ちゃんと感情を受け取っているから。「けど」の前に感情があるでしょ。


けれど、真面目な人、素直な人の中には、こうならないケースがある。

「好きだと思ってはダメだ」「嫌いだなんて思ってはダメだ」「○○したい気持ちなんて、あってはダメだ」「したくないなんて、思うだけでもダメだ」

このようなタブーを作ってしまうのです。

そしてそれが「いつものこと」なので、やがて意識しないままにルーティーン化され、生活の中に組み込まれてしまう。

こうして、自然な感情を自動で抑圧するようになり、知らず知らず、自然な生き方ができなくなってしまうんですね。





自分に気づく心理学




反教育論 猿の思考から超猿の思考へ (講談社現代新書)






社会で生きる以上、感情に従ってばかりではいられません。

けれどそれは、すべての感情を否定せよというわけでもない。

「場合場合」「時々」、本来はこういうことなんですね。

これが「いつも」になってるから、ややこしいだけ。





<<「第20回 心にもないお世辞を言う人」「第22回 自分に自信が持てない理由」>>




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黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


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