ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
加藤諦三 著「自分に気づく心理学」(PHP)より。



第2章 「甘えの欲求」は心の秘密をとく鍵である

(P66)依存の欲求がある人は それを隠さず自覚することである



依存とは、誰かに頼ること。

他の動物などと比べ、人間というのは、未成熟な状態で生まれるそうです。そして長い間、身近な大人の世話になって生きる。これが、赤ちゃんの状態です。

つまり、人間の出発点は、依存なんですね。誰かに頼らねば、生きていけない。

それが成長し、大人になって、やがて独立していきます。ただ、そこに依存がないのかといえば、そんなことはない。場合場合で、頼ったり、助けたりしながら、生きることになります。

これを、相互依存という。自立とは依存をまったく排除することではなく、ほどよく依存し合うことをいうのでしょう。


大人は甘えるものではないと、誰もが思いがちです。いや、子どもでもそうだと、主張する人もいる。

でも、前述のように、子どもは小さければ小さいほど、甘えるものです。誰かに甘え、依存しないと、生きていけないのだから。

そしてこれは、食欲や睡眠にも、似ている。

食べなければ、お腹は空く。これは意識では制御しきれません。多少の我慢はできますが、ずっと食べないでいるわけにはいかない。空腹状態を脱するには、食べるしかありません。

睡眠だってそうで、寝ないから眠いのであって、眠気をなくすには寝るのが一番。短期ならごまかしも効きますが、長期的には無理です。




人間は意識的に、このように思うようです。


・甘えるのはよくない。
・大人になったら自立すべき。
・いつまでも依存するのはよくない。



これらは間違ったことではありませんが、置かれている状況を無視すると、ややこしくなります。

なぜなら、例えば、このようなケースも考えられるから。


<甘えはよくない>

しかし、幼い頃に甘えが満たされなかったために、飢餓状態に似たことになっている場合がある。

<いつまでも依存するもんじゃない>

しかし、十分に依存した経験がないから、いつまでも満たされないといったケースもある。


繰り返しになりますが、これらは食欲や睡眠に、似ています。

食べないからお腹が空くし、寝ないから眠いのです。

そんな人に、食べるな! 寝るな! 欲しがるな! と言っても、仕方ありませんね。

また、事情を知っていれば、そんなことを言う人はいないでしょう。



甘えや依存をタブーとすることには、以下のような弊害があるという。

それは、自分の中に甘えや依存の欲求があることを認められなくなること。

事実の否認に、エネルギーが使われがちなのです。


大人になって依存を卒業するのは立派だし、素晴らしいことです。

しかし、そのためには、自分の中に依存の欲求がないか、確かめておく必要がある。

そして、もし、あるなら、それを認めぬ限り、前へは進めないようです。

仮に無視して進んだとしても、いつかどこかで、やり直すことになるのだから。



・大人になって、甘えや依存を卒業するのは、素晴らしいことである。
・でも、多少あっても問題にはならないのも、また事実。
・そして仮に、たくさんあったとしても、それを認めるのが、第一歩。



取り繕うのが、実は一番、よくないのかもしれません。

あるものはあるし、ないものはない。

ただ、それだけ。


そして、未来は、変えることができる。





自分に気づく心理学




家族依存症 (新潮文庫)






社会で生きる限り、どこかで誰かに依存しています。

なので、お互い様であれば、問題ない。

あまりに一方的なのが、問題。

事実を無視するのが、問題。





<<「第16回 愛を強調する人の特徴」「第18回 嫌いな人と離れられない理由」>>




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生息地:関西
分類:昭和人間
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黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


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