ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
加藤諦三 著「自分に気づく心理学」(PHP)より。



第2章 「甘えの欲求」は心の秘密をとく鍵である

(P54)中途半端な達成感は人をいらだたせる



甘えの欲求が満たされない時、人はどうするでしょうか?

現実世界で思うようにいかない時、人は想像の世界に生きることがあるという。現実では得られないことを、せめて想像の世界で手に入れようというのです。ただ、それはあくまで想像の世界での出来事なので、あとで虚しい気持ちになることも。

想像で食べても空腹が満たされないように、想像の世界で心が完全に満たされることは ―― 一時的にはあっても、恒久的には ―― 残念ながらないようです。



加藤諦三さんは、「賢い女と愚かな選択」という本から、以下のような意味の言葉を紹介してくれています。

「私達は何かを間接的に達成した時、何となく気分がよくない」(P55)


今まで書いてきたことを考えれば、「代替えでは満たされない」とか、「他のことを達成しても、肝心なものが得られてないので、気分はよくならない」ということになるでしょうか。


これが何を意味するのかといえば、「いくら避けようとしても、結局、それと向かい合うしかないのだ」ということになるのでしょう。自分の欲求不満に真っ向から立ち向かうことが、解決の近道だと。


甘えの欲求をタブー視し抑え込むのは、もはや「先祖代々」と言ってもいいような問題。親、その親、またその親と、いくらでも遡(さかのぼ)ることができます。そして、こういう人が多くいれば、それは文化や社会背景にさえなる。

親もまた甘えを抑圧し、欲求不満に陥っている。でも、それは認められない。認められず抑圧された甘えへの願望は、身近にいる子どもに投影される。なので、甘えようとする子どもを、いちいち批判する。強く叱る。

本当は甘えたいのだけれど、それはタブーなので、自分に言い聞かせるように、子どもを叱ってしまいます。

このような布置が、延々と続いているようなのです。


人間が生きていく基盤には、「わたしはわたしで大丈夫」という感覚があるという。エリクソンのライフサイクルでいう、基本的信頼ですね。(参考:「エリクソンのライフサイクル」

でも、幼い頃から甘えることが許されず、それを非難されると、この基盤が得にくくなります。

何が大丈夫で、何がダメなのか? 存在していいのか、存在しちゃダメなのか? いろんなことが混沌としてくる。ある意味、分裂してしまいます。「いつでも、あなたはあなたで大丈夫」、この感覚が欠如してしまう。

なので、「いつでも どこでも わたしはわたし」と言える感覚、アイデンティティの問題をも生じてしまうという。

健康であれば、何もなくても、不安にならない。わたしはわたしと思える。

しかし、上記のような問題があれば、何らかの「これ」というもの、証明するものがないと生きていけない。

なので、前に書いた達成感にこだわったり、他の何かにしがみついてしまうのです。





自分に気づく心理学




<ほんとうの自分>のつくり方 (講談社現代新書)







<<「第12回 心の壁と無気力」「第13回 すべき思考と、生きるのがつらい人」>>




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生息地:関西
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黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


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