ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
加藤諦三 著「自分に気づく心理学」(PHP)より。



第2章 「甘えの欲求」は心の秘密をとく鍵である

(P50~54)ものごとを達成している時に人生うまくいっていると感じるよりも、人々と親密になれた時 気持ちが落ち着くようになれば、成功である。


なかなか親しくなれないことがあります。そんな時、お互い、心の底で拒否し合っている場合があるという。これは何も互いに嫌っているとか、そういうことではなくて、無意識的にそうなってしまうということです。

拒否し合うというよりは、一歩踏み出せないとか、無防備になれないとか、懐に飛び込めないとか、そっちの方が近いのかもしれません。(あと、全部が全部、そうだというのでもない)

それで何が起こるのかというと、心の中では拒否し合いながら、頭の方ではそれを認めることができず、逆に、親しいのだと思い込もうとする。そんな極端なことが生じてしまいます。

心の奥では嫌がっていることを、頭は必死にやり遂げようとする。

こんな布置があるため、一生懸命親しくしようとするのですが、このような試みは残念ながら、失敗することが多いようです。ズレを無視しながら努力するので、かえってズレは大きくなってしまうんですね。


無意識というくらいだから、意識できない心の働きが、人間にはある。そしてまた、無意識でむくむくと起き出してきたものを できるだけ見ないようにしようとする傾向が、人間にはあります。

なので、無意識レベルで拒否する心が生じれば生じるほど、意識レベルではそれを無視したり打ち負かそうとして、親しくしようと頑張る。

結果、意識と無意識での溝は深まり、やがて心身に影響が出てくることさえあるのです。



人間は、「わたし」と「あなた」に分かれます。その間には、「心の壁」があると言ってもいい。これは誰にでもあるものです。「わたし」と「あなた」の区別が無いのも、それはそれで問題なのだから。

ただ、この壁が高すぎると、問題が生じてくる。1つには、うまく対立することができなくなるのだといいます。

壁がそんなに高くなければ、相手との交流もそれなりに行われ、相手を怖れることもありません。なので、対立しても怖くない。適度に、相手と対立できます。ただ、あまりに壁が高いと、それが困難になると。

そんな時どうなるのかといえば、自分が折れることで対立を避けるのだという。あるいは逆の方向性を持つ場合は、一方的に打ち負かすことで、対立を避けるのでしょう。これは一見、積極的に対立しているように見えますが、実は相手に張り合う隙を与えず、そうやって対立を避けているのです。



充実した生活の反対に、「無気力」があります。

無気力にならないためには、幾つかの要素が必要だという。


(1) 自己効力感を持つこと。

これはいわば、自分が働きかければ物事は達成されるといった感覚。自分は世界に対して働き掛けることができるんだという感覚です。適切に行動さえすれば、成し遂げることができるんだと。

これを得るには、自身の達成体験や、人が成功しているのを観察すること、人から君には能力があると説明されること、成功体験のイメージ(成功を想像すること)、などがあるという。


(2) 互いに認め合える仲間を持つこと。


(3) 何かに対して自信が持てるように自分を高めること。


これらの要素があると、無気力にはなりにくいといいます。


今回、初めの方で述べたのは、人間関係の問題。無意識レベルの働きで、うまく人と付き合うことができません。

これは上の(2)に抵触することになり、よって、このようなタイプは無気力感に襲われることがあるのだという。



こういったタイプは同時に、頑張りがちです。得られなかったものを他で補おうとして、何事においても達成しようとする。

でも、全部に対して達成するには無理があるし、何事も達成しようとする姿勢は過度の緊張を生み出し、頭より先に身体が悲鳴を上げてしまいます。

また、その達成は「他で補おう」としたものであり、本当に欲しいものが得られるわけではありません。なので、余計に疲弊することになる。


これが、冒頭の言葉の意味です。

「ものごとを達成している時に人生うまくいっていると感じるよりも、人々と親密になれた時 気持ちが落ち着くようになれば、成功である」


人間は、何かを避けようとするところがある。

それが悪いということはなくて、人間はそんなものなんです。

誰もが何かを避けているもんです。


ただ、そのおかげで、努力の方向を間違ってしまう。

何かを避けようとするために、効果的な方向や方法を見失ってしまうんですね。


だからとこかで、見直しが必要になると…。





自分に気づく心理学




「やればできる!」の研究―能力を開花させるマインドセットの力






人間はスーパーマンにはなれないけど、何もできないわけではない。

認知の歪みから脱することも、1つのカギになりそうですね。





<<「第11回 なぜ一生懸命になるのか」「第13回 間接的達成では、気分はよくならない」>>



 → 認知の歪み




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黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


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