ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
加藤諦三 著「自分に気づく心理学」(PHP)より。



第1章 ひとづきあいが苦しいのはなぜか?

(P10)尽くすというかたちでしか他者と付き合えない人は不幸である



「尽くすってことは、尽くされたいってことよ」



ある程度 離れている時はいいけれど、関係が近くなると、なぜか、傷つけ合うようになってしまう人がいるという。それも一度ではなく、何度もそうなる。

離れている時と、近くなった時、この違いは何だろうか?

加藤諦三さんによれば、甘えの欲求が満たされないままに育った場合、以下のような傾向があるのだという。


<離れた人に対して>

相手に気に入られようとする。

<近い人に対して>

自分にこうしてほしいと願う。



離れた人に対しては、中心がどちらかといえば相手側にある。

でも、近くなった人に対しては、中心が自分になる。

つまり、関係が近くなった途端に、自己中心的になりがちだというのです。


ある程度 離れた関係の時は、「相手のために」と思う。

でも、関係が近くなると、変化が生じます。

「ああしてほしい、こうしてほしい」と願う。

そしてそれが満たされないので、「なぜ、そうしてくれないのか?」と怒りが湧く。

これでは自身はイライラし、相手はだんだんと まいってきます。

こうして、傷つけ合うことになってしまうと。


また、加藤諦三さんによれば、このようなタイプは離れた人に対して、「恩着せがましさ」があるのだという。

離れた人に対しては、気に入られようとする。相手の意に従うことで、相手にありがたいと思わせたい。あなたのためにしたのだから感謝しろ、という心理が無意識にはあると。

つまり、動機が純粋に「相手のため」というわけではなく、「感謝されたい自分」「褒められたい自分」などが、そこにあるというわけ。

しかも、相手は頼んでないわけで、頼んでないのに恩着せがましいことをされると、相手はあまりいい気がしない。感謝されたくてそうしているわけですが、ニーズを読んでないため、あまり感謝されません。


このような態度の奥には、いったい何があるのでしょうか?

それは自信のなさだと、加藤さんは言います。

自信があれば、相手に気に入られようとする必要はありません。でも、自信がないと、そうはいかない。何とかして、自分の価値を示す必要があります。

その手段として、(多くは頼まれてもないのに)相手に従ったり、尽くそうとしたりする。


自信のある人は、人に甘えるのが得意です。そして、無理に気に入られようとしないし、無理な要求を相手にすることもない。頼りはするけれど、自然で無理がありません。

逆に、自信のない人は、甘えるのが苦手。しかも、無意識的には、甘えに飢えています。これが人間関係に影響を与えてしまう。

遠い人には、尽くそうとする。尽くすことでしか、人間関係を維持できません。あるいは、そう思い込んでいる。そして意識の奥では、尽くされることを猛烈に望んでいる。

なので、関係が近しくなると、いきなり尽くしてほしいという要求が強く出てきて、相手は面喰ってしまうというわけ。今まで尽くしてきた人が、急に変貌してしまうわけですから。


尽くすというカタチでしか関係を維持できない人は、実は無意識では、尽くしてもらうことを強く望んでいるのです。


別にそれが悪いわけではありません。ただ、そうだってことだけ。

気に病むことはなくて、ただ、ヒントにすればいい。





自分に気づく心理学




「好きな人」に愛される人、愛されない人 (知的生きかた文庫)






お腹を空かせている人に、「なぜ、お腹が空いているのか!」って怒る人はいませんものね。





<<「第7回 文句ばかり言うのはなぜ?」「第9回 甘えられないわけ」>>




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生息地:関西
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黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


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