ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
加藤諦三 著「自分に気づく心理学」(PHP)より。



第1章 ひとづきあいが苦しいのはなぜか?

(P28)いつも他人から責められているような気がするのはなぜか



人間には、自分の中にあるものを他者に投影するメカニズムがあります。

例えば、カッコつけたいという欲求があり、なおかつそれが満たされてなかったり、抑圧されているような場合、その意識しない欲求が、目の前の誰かに投影されます。結果、「あいつはカッコつけてる」と、何かにつけて攻撃するようになる。

このように、意識しないけれど こだわりのある何かは、手ごろな誰かに投影しやすい傾向があります。そして、甘えに関することも、同じことがいえるという。

前の記事で書いたように、うまく甘えることができなかった人は、「甘えてはならない」という縛りを自分で作っているものです。また、それと同時に、「甘えたい」という欲求を、無意識の中に抱え込んでしまいます。

これは、食べることを制限した人が、食べたいという欲求を蓄積させるのと同じこと。本来、自然と求めるものを拒否するので、どうしても そうなってしまいます。

で、この無意識下にある「甘えたい」とか「人に頼りたい」という想いが、他者に投影されることになる。

人に頼りたいという想いが投影されて、相手が自分に要求しているように思えてしまう。本当は自分がそう思っているのだけれど、相手のこととして感じ取ってしまうのです。

また、相手は、自分が望むようには動いてくれない。すると、心の中には、相手を責めたい気持ちが生じる。でも、それも意識できないので、自分の中の責めたい気持ちまで、相手に投影してしまいます。


「頼りたいという要求がある」→「相手が頼っていると誤解する」「相手が要求していると誤解する」

「相手を責める気持ちがある」→「相手に責められているような気になる」

この2つの投影が、生じることになるんですね。


このタイプは、甘えることをよしとしていないので、そんな欲求は抑圧します。で、処理されずに蓄積された欲求が、相手に投影されて具現化してしまう。

また、同じように、甘えさせてくれない相手を、心の奥の方では責めます。だけどこれもまた意識されないので、相手の気持ちとして具現化されてしまう。

このように、たくさんの誤解や勘違いが、生じることになります。

相手が別に期待してないのに、期待しているように思ってしまう。相手は別に要求してないのに、要求されているように思ってしまう。相手は別に責めてないのに、責められているような気がしてしまう。

いろんなギャップが生じ、結果、余計に苦しい思いをしてしまうのです。

実際は無いもので、苦しんでしまう。


相手が期待してないのにそう思ってしまうと、ズレた頑張り方をしてしまうでしょう。相手が責めてないのにそう思ってしまうと、ズレた反省や修正をしてしまうでしょう。

そして、悲しいことに、そのおかげで、本当に頑張るべきことや、本当に反省すべきことや修正すべきことが、疎かになってしまいます。

で、結果として、責められることにもなる。責められているポイントは、違うんですけどね。



これらのスタートは、甘えへの拒否から始っています。甘えることを否定することで、無意識下では、余計に甘えたい欲求が強くなり、それが問題を生み出しているのです。

甘えることを否定するから欲求不満になっているのに、それでもなお、甘えを拒否する。なのでいつまでたっても、欲求は満たされず、問題が解消されることもありません。

自分の中にあるものを誰かに投影し、不平不満をぶつけるばかりになってしまいます。





自分に気づく心理学




影の現象学 (講談社学術文庫)






無意識の中に甘えがあり、その甘えが満たされない時、

人は欲求不満にもなるし、攻撃的にもなる。

では、そんな時、どうすればいいか?





<<「第5回 甘えるのが苦手だと深い関係になれない」「第7回 文句ばかり言うのはなぜ?」>>




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生息地:関西
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黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


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