ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
加藤諦三 著「話が通じない人の心理」(青春文庫)より。



近しい人とは、どういう人でしょうか? それは弱点を見せられる人だという。格好悪いことも言える。格好悪い姿も見せられる。それでも大丈夫な人がそうだと。

カッコいいところを見せたいというのは、人情でしょう。でも、それも過ぎると、本当の自分を隠さねばならなくなってしまいます。前回の例でいえば、家に帰っても仮面や制服を脱げない状態。いつも自分を、取り繕わねばならなくなる。

これでは相当、ストレスが溜まりそうですね。


人間、外に出ると緊張するものです。学校、会社、いろいろと緊張する場所はある(もちろん、性格にもよりますが)。そんな中で、家に帰って本来の自分に戻れれば、それは救いになるでしょう。ホッとできる瞬間を、得られるのだから。

学校でいろいろある。でもそれを、親しい友人に話せる。こういうのは、ガス抜きになりそう。会社勤めをしていると、ストレスが溜まる。でも、居酒屋で友人に愚痴を言ったり、家に帰ってパートナーにいろいろ話したり。こういうのも、ストレスの軽減に一役買いそうです。(今度は、それを聞かされる方のストレスの問題もありますが)

社会ではいくらか取り繕ったり、偽ったりもするけど、本当の自分や格好の悪い自分を出せる場所がある。こういうのは実は、すごく助かるわけです。仮面や制服を脱いでホッとできるというのは、救いになる。


人は、追い詰められることがある。その中でも、外的状況に追い詰められるケースもあれば、自分で自分を追いつめてしまう場合も。それが「弱みを見せないこと」であり、本の例でいえば「いい顔をすること」。

本当は困っているのに、弱みを見せない。困っている自分を隠す。時には、いい顔をする。それが余計に状況を悪くしたり、自分を追い詰めてしまいます。


誰かに本来の自分を見せられるということは、本来の自分でも大丈夫、ありのままの自分でいいのだという、確認になるのだと思われます。これが自信になり、生きる基盤となってくる。

そういう存在がいれば、自分を偽る必要もなくなるし、虚勢を張る必要もなくなります。素のままの自分でOKなのですから。これが I am OK! で、You are OK!にもつながっていくわけです。

でも、逆はどうだろう?

実際以上の自分を見せようとする → どこかで無理が出るし、自信もなくなる → これでは人と親しくなれない → 実際以上の自分を見せようとする → どこかで無理が出るし…

延々とループしそうですね。


自信というのは、実際の自分を見せることで得られるのだという。

本来の姿をさらけ出すという自分と、それをちゃんと見たり聞いたりしてくれる相手、この両輪で、自信は育つのだと。


上のループは、自慢話にも言えます。

自信がない → 自慢話をする → どこかで無理や矛盾が出る → 自信を失う → (自信をつけるために)自慢話をする → どこかで無理や矛盾が出る → 自信を失う…

こうやって、延々と続きます。

無理や矛盾が出るのは、実際の自分よりも背伸びするから。これでは自信がつきません。


こういうタイプは、ついつい相手の要求を引き受けてしまうという。なかなか断れません。相手にいい顔を見せたい、実際以上の自分を見せたいので、断るわけにはいかなくなる。でも、それを果たせるだけのものが無いので、悲鳴を上げると。

逆に自信のある人は、はっきりと断れるという。もちろん、引き受けることもあるのですが、できないことや都合が合わない時には、はっきりと断る。こういう断る姿勢が自信を育てるし、自信があるから断れる。こちらは、いい循環ですね。





「話が通じない人」の心理 (青春文庫)




自信 (知的生きかた文庫)







<<「第11回 ナルシシズムを解消する方法(2)」「第13回 いい子と他人になっている親」>>




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黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


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