ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
特命戦隊ゴーバスターズ、第29話「Mission29 亜空間への突入!」

メサイア 登場?

<そのために13年があった!>



もともとはスーパーコンピューターのメインプログラムだった、メサイア。

それが今、進化しようとしている。

本気を出したエンターの実力とは?



ミニアルバム 特命戦隊ゴーバスターズ 3





赤い大地を踏(ふ)む、レッドバスター。

ここは火星か? いや、亜空間(あくうかん)だ。

瓦礫(がれき)の向こうには、転送センターが。

いいや、今はもう、メサイアと呼んだ方がいい。

建造物(けんぞうぶつ)だったものは巨人(きょじん)となり、レッドバスターに襲(おそ)いかかろうとしている。


!!


ガクッとなって、ヒロム(鈴木勝大)は目を覚(さ)ました。

どうやら、眠(ねむ)ってしまっていたらしい。


目の前にいたニックも、おどろきました。

「何だよ、どうした?」


へんな夢(ゆめ)を見たというヒロムに、ニックは気にしすぎなんじゃないかと。

この前、リカ姉さんが教えてくれた。犬のゴクとマゴクは、ヒロムたちのお母さんのお気に入りの置物(おきもの)だった。

ゴクとマゴクといえば、エスケイプ(水崎綾女)の銃(じゅう)の名前です。

エスケイプとヒロムたちの母親とは、似(に)ても似つかない。

なら、まったくの偶然(ぐうぜん)だろうか?

しかしヒロムは、気になって仕方(しかた)ありません。



亜空間のメサイアは、叫(さけ)び声をあげていた。

転送センターの備品(びひん)を吸(す)い上げていますが、何をしようというのか?

エンター(陳内将)は、進化と呼んでいた。

何がどうなるのだろう?


メサイアは言った。

「感(かん)じるぞ、エンター!」

「わたしの力が、どこまでも広がるのを!」



気のせいか、集まった物体が、人型(ひとがた)になって来ているように見えました。


「ウィウィウィ!」と、エンターは手を広げる。

「マジェスティは進化し、成長が加速したのです」

「データの塊(かたまり)としての存在から、実体ある物へ」

「それは、まったく新しい存在。トレビアン♪」

「世界に降(お)り立てるのも、まもなく。そしてヴァグラスは、新しいステージへ!」


エンターは歓喜(かんき)の声を上げた。

「ヌーヴォ・ヴァグラス!」

そして、声をかける。

「あなたがた創造する者たちは今まで通り、マジェスティのサポートを」

「聞こえていますか?」



メサイアの進化




ヒロムとニックに、黒木(榊英雄)司令から連絡(れんらく)が入りました。

大至急(だいしきゅう)、戻れという。

亜空間から通信があったのです。

しかも相手は、桜田センター長、ヒロムの父親だった。


亜空間で今、何が起ころうとしているのだろうか?



息(いき)を切らせながら、ヒロムは司令室へと戻(もど)った。

森下(高橋直人)によれば、通信は1分ほどで切れたらしい。


さっそく、録音(ろくおん)したものが流されました。

「亜空間から、特命部(とくめいぶ)へ。こちらは、桜田ヨウスケ」

ノイズが多いのですが、確かに、ヒロムの父 桜田ヨウスケ(山中聡)の声。

「事情(じじょう)を説明している時間はない。緊急事態(きんきゅうじたい)だ。メサイアが成長している。数日のうちにメサイアは、体を手に入れて立ち上がるだろう」

「黒木くん…。子どもたちを、ゴーバスターズを、亜空間へ…」

「陣くん、転送用のマーカーを用意した。信号(しんごう)は3時間しか持たない。急いで…」



これが通信のすべてでした。


桜田センター長が生きていた。

ということは、亜空間に飛ばされた他の人たち、ヨーコ(小宮有紗)のお母さんだって無事(ぶじ)かもしれない。


が、それを最初(さいしょ)に疑(うたが)ったのは、ヒロム自身(じしん)でした。

「喜ぶのは早い! 今のが本物かとうか…」


確かに、エンターのワナと、考えられなくもない。

声を合成(ごうせい)した可能性(かのうせい)だってある。


しかし、陣(松本寛也)は本物だと断言(だんげん)しました。

そういえば、桜田センター長は、陣と連絡を取り合っている様子だった。

これは、どういうことだろう?


陣はこう説明しました。

「悪い。向こうで誰とも会ったことないってのは本当だが、通信はあった。メサイアに従(したが)いつつ、オレに協力(きょうりょく)してくれてたんだ。他のみんなも…」

「ヨーコちゃんのお母さんもな…」



隠(かく)していたのは、センター長の希望らしい。

陣がゴーバスターズを手伝って、亜空間に突っ込み、メサイアをシャットダウンして、それで終了。


が、仮(かり)にそうだとしても、隠(かく)す理由は?


「亜空間に行けばわかる」

陣は、そうとだけ答(こた)えました。

その上で、「が、それを変えてまで連絡してきたってことは、相当メサイアがヤバイことになってる」とも言う。


ヒロムは陣を押しのけ、黒木司令に求(もと)めた。

「司令官! 行かせてください、今すぐ!」


それを陣が制(せい)します。

「待て! おまえらの準備(じゅんび)は、万端(ばんたん)ってわけじゃねえ」


ヨーコは、ヒロムに賛成(さんせい)。

「でも、行かないと! お母さんたちも、助けられる」


リュウジ(馬場良馬)も、それに同調(どうちょう)した。

3人で司令に、亜空間突入を願います。


考えた末(すえ)、黒木司令は立ち上がって命令した。

「特命! 亜空間へ行って、メサイアをシャットダウンせよ!」



エンターは忌々(いまいま)しそうに、「ズィット!」と吐(は)き捨(す)てた。

( zut:ちくしょう )


そこに、エスケイプが話しかけます。

「あら、最近ご機嫌(きげん)だったのに、どうしたの?」


エンターは、にらむような表情で振り返った。

「創造する者たちの中に、裏切者(うらぎりもの)がいたんですよ」


「創造する?」と、エスケイプ。

「ああ、メガゾード造(つく)ってるやつらね」

「パパの従順(じゅうじゅん)な手足だったんじゃなくて?」



「うまくだまされましたよ」と、エンターは言った。

「が、納得(なっとく)はいきます。亜空間で我々のエネトロンが漏(も)れていたことも、説明つきますしね」


エンターが眉(まゆ)をひそめたのは、ゴーバスターズが亜空間に乗り込もうとしているのをキャッチしたからでもある。

しかし、「絶対(ぜったい)に行かせませんよ」と、あやしく笑いました。

「亜空間に手を出した時が、彼らの最期(さいご)。ラ・ファン」



ゴーバスターズ基地(きち)では、作業が急ピッチで行われていました。

全バスターマシンに、亜空間転送システムが装着(そうちゃく)される。


司令室でも、綿密(めんみつ)に作戦が練(ね)られます。

亜空間に飛ばされた研究センターの内部地図が配(くば)られ、地下のメインルームまでの道筋(みちすじ)が示(しめ)された。


ビート・J・スタッグも、準備に抜(ぬ)かりがありません。

「ちなみにオヤツは、500ミリトロンまでだ」


(500ミリなら、1缶程度? 足りなくない?)


ニックに、「遠足かよっ!」とツッコまれた。


そしてついに、桜田センター長の言っていたマーカーがキャッチされました。

それが、ミホ(西平風香)によってロックされます。



が、そのマーカーは、エンターにもキャッチされていた。

「フッ、わたしもロックしてることに、気づいてませんねえ」

「マーカーレーダーの発信源(はっしんげん)、場所が分かりましたよ、ゴーバスターズ♪」



ふ~んと言いながら、エスケイプは銃を見ている。

「メガゾードでも突っ込ませる気?」


「彼らをつぶすだけです」と、エンターは答えた。

「そんなムダ遣(づか)いはせずとも、わたしが…」


エスケイプは、おかしそうに笑った。

「楽しそうね。わたしも行くわ」


背中を向けたままでエンターは、「ご自由に。マドモアゼル」と。



マーカーの有効時間は、あと1時間40分ほど。

それが過(す)ぎると消滅(しょうめつ)し、転送は中止になるという。


グレートゴーバスターの転送準備は、あと30分で完了する。

それが完了次第(かんりょうしだい)、出撃(しゅつげき)になります。


黒木司令は、ゴーバスターズの前に歩(あゆ)み寄(よ)り、声をかけた。

「ついにだな」


「絶対に成功(せいこう)させます」と、ヒロムは誓(ちか)う。


ヨーコも、強くうなづいた。


「オレたちの約束もね」

リュウジはふたりの肩(かた)に、手を置きました。



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13年前、転送センターが亜空間に飛ばされた。

そんな中、ヒロム、ヨーコ、リュウジ、そしてバディロイドたちだけが、助けられた。


大きくえぐられた穴の前で、泣きじゃくる幼い日のヨーコの手を握り、ヒロム少年は約束しました。

「だいじょうぶ、きっと元に戻すよ。約束する」


年長者(ねんちょうしゃ)だったリュウジも言った。

「オレたちで、きっと」

-----------------------------------------------------


そんな日のことを思い出しながら、ヨーコは誓う。

「元に戻す。お母さんたちも、みんな」


「オレたちも、気合十分(きあいじゅうぶん)だぜ!」と、ニック。

バディロイドたちも、張(は)り切(き)っています。


が、そこで警報(けいほう)が鳴(な)り響(ひび)いた。

転送準備中の格納庫(かくのうこ)ビル前に、ヴァグラスが現れたのです。

モニターには、バグラー軍団を率(ひき)いたエンターの姿(すがた)が。

それも、戦う気 満々(まんまん)の格好(かっこう)をしている。

エスケイプまでいるのですから、これはやっかいです。


陣は、マーカーロックを逆探知されたことに気づいた。

格納庫を破壊(はかい)されたら、亜空間へ行けなくなる。


エンターたちを足止めすべく、ゴーバスターズたちが出撃する。





創造する者たちとはやはり、亜空間に転送された人々でした。

メサイアも元々は彼らが作りだしたプログラム。

彼らは、メサイアを創造した者たち。そして、メガゾードもそう。


詳細は分かりませんが、ヒロムの父親たちは、メサイアに従わされているらしい。

けれどその一方で、密かに陣にも協力している。

ということは、人間としての自我はあるということ?


(ちなみに、エスケイプの認識では、「メガゾードを造っているやつら」。メサイアの従順な手足だとも)


生きていることは確からしい。

でも、どの程度、無事なんだろう?

存在を隠したままメサイアをシャットダウンさせようとした理由は?


謎は深まるばかりです。





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ジッザッ! ジッザッ! と、バグラーたちが行進する。

その先頭(せんとう)を歩くエンターは、いつもとは違いバトルモード。

本気がうかがえます。


エスケイプ姉さんも、プロテクターを着用(ちゃくよう)しています。

(何っ! 胸元が隠されているだと!)


その前に、ゴーバスターズたちが飛び出した。

何としても、阻止(そし)せねば。


「サバ、サバ、サバ、ゴーバスターズ♪」と、エンター。

(さて、何回、サバと言ったでしょう?)


エスケイプも笑います。

「いいものが、たくさんいるわね。わくわくするわ」


エンター&エスケイプ、バトルモード


「こっちはウンザリだよ!」と、ヒロム。

「行くぞ!」


5人は、モーフィンブレスとモーフィンブラスターをかまえる。

<イッツ・モーフィンタイム!>

スーツが転送され、ヘルメットも装着。

本人認証(ほんにんにんしょう)だ。

「レッツ、モーフィン!」


約束を果たす、レッドバスター!

約束は裏切らない、ブルーバスター!

約束は守る、イエローバスター!

約束をサポートするぜ、ビートバスター!

オレの約束はオレが実現する、スタッグバスター!


いざ、約束の地、亜空間へ!

特命戦隊ゴーバスターズ、バスターズ、レディ、ゴーッ!


まずは、イチガンバスターとモーフィンブラスターによる、一斉射撃(いっせいしゃげき)だ。


バグラーは倒されながらも、前に出てくる。

ならば今度は、ソウガンブレード。

それぞれが複数(ふくすう)のバグラーを相手にする。

斬(き)って、殴(なぐ)って、ぶっとばせ。


後ろに控(ひか)えているエンターとエスケイプですが、こちらも動き出す。


まずは、エスケイプ姉さんだ。

「わたしの相手も、してもらえるかしら?」

(喜んで!)

「行くわよ、ゴクにマゴク!」

2つの拳銃(けんじゅう)を手に、戦いの中へ。


向かった先は、ブルーバスター。

因縁(いんねん)の相手だ。

いきなり殴りかかり、ブルーを組(く)み伏(ふ)せたぞ。


上に乗る格好で、エスケイプは顔を近づけ、言った。

「ブルーバスター、この間の続(つづ)きでも、どう?」


「今日は遠慮(えんりょ)したいかな」と、ブルー。


そこへ、ビートバスターが飛んで来た。

遠慮したいとは何だ!

「だったら、オレでどうだ?」

ドライブレードで、斬りかかる。


エスケイプは、後方に飛んで逃げた。

それを、ビートバスターが追います。

ブルーも駆けつけ、エスケイプをはさみこむ格好。

ドライブレードとソウガンブレードで、テンポよく攻撃します。


が、エスケイプ姉さんも、リズミカル。

まるで踊るかのようにステップし、これを避(よ)けた。


さらには、至近距離(しきんきょり)で、ゴクとマゴクを発射。

ふたりにダメージを負わせる。


エンターはといえば、後方で戦いを見つめていた。

「戦いは目的に沿(そ)って、合理的(ごうりてき)に進めなければ」

そう言うや、触手(しょくしゅ)でレッドバスターを捕(つか)まえました。

「レッドバスター、こちらへ」

レッドをどこかに連れて行くつもりのようです。


イエローはそれに気づきましたが、バグラーの相手もしなくてはならない。

手が離せません。


スタッグバスターは、5人のバグラーを吹(ふ)っ飛(と)ばした。

よっ、力持ち!


vs エスケイプ


レッドバスターは、地下通路(ちかつうろ)のような場所に連れてこられた。


エンターがゆっくりと歩み寄ります。

「パルドン、レッドバスター?」

「今回は、あなたひとりをつぶせば、じゅうぶんです。ゴーバスターズは、亜空間へは行けなくなる」



「ムリだな」、そう言ってレッドバスターは立ち上がった。

「メサイアをシャットダウンするまで、オレは絶対につぶれない!」

ソウガンブレードの刃(やいば)を向け、それをクルリとまわした。


「アーウィ?」

エンターも剣を握り、力強く斬りかかってきました。


剣と剣とがぶつかり、火花(ひばな)が散(ち)る。

ソウガンブレードを撃とうとする、レッド。

それをエンターは蹴って、阻止した。

さらに剣を横に振って、レッドの胸元に叩(たた)き込(こ)みました。

激しく火花が飛び、レッドが後方にさがる。



格納庫では、作業が進められています。

グレートゴーバスターの合体が完了した。

これで転送準備は、完了。

マーカー消滅までの時間は、あと1時間21分。


黒木司令は、ニック、ゴリサキ、ウサダを、スタンバイさせた。

転送エネルギーの充填(じゅうてん)が開始されます。


戦っているゴーバスターズたちにも、黒木司令から命令が。

「全員、戦闘から離脱(りだつ)。グレートゴーバスターに搭乗(とうじょう)せよ。ゲートは、02を使え」

森下には、02ゲートの防衛(ぼうえい)システムを起動させる。



ブルー、イエロー、ビート、スタッグは、銃でバグラーたちをけん制(せい)しつつ、格納庫ビル内へと戻った。


「あら、まだ戦い足りないわ」と、エスケイプ姉さん。

バグラーを率いて、ビル内へと乗(の)り込(こ)みます。


そこにあったのは、02ゲート。

ゴクとマゴクを連射しましたが、ビクともしない。

これは時間がかかりそうだ。


4人は通路を走りますが、レッドがまだです。

そちらは司令室が誘導(ゆうどう)することとなり、ともかく、グレートゴーバスターへと急ぐ。



レッドバスターは圧(お)されていた。

本気を出したエンターは、いつもよりさらに強い。

剣げきの一つひとつが重く、防(ふせ)ぐのに精一杯(せいいっぱい)です。

何とかスキをうかがいますが、スキらしいスキを見せない。


戦うレッドに、ミホから連絡が入る。

「ヒロムくん、時間がありません。左前方(ひだりぜんぽう)のシューターハッチを使ってください」


何とかイチガンバスターを発射し、レッドは距離をとった。

エンターに背を向けると、指示通(しじどお)りに、シューターハッチへと走る。


するとエンターは、右腕を大きく天に向かって突き出した。

触手が伸(の)び、天井(てんじょう)を伝って、レッドバスターを追います。


十分な距離があったかに思えたレッドバスターですが、天井から触手が降り注(そそ)ぎ、大ダメージを受けました。

頑丈(かんじょう)なスーツが、引(ひ)き裂(さ)かれてしまっています。


転がるレッドバスターに向かって、エンターは静(しず)かに言った。

「残念(ざんねん)ですが、レッドバスター。今回わたしは、本気なんです」

さらに触手を伸ばすと、それがレッドの顔面(がんめん)を直撃(ちょくげき)。

ヘルメットは、粉砕(ふんさい)された。


ヒロムは、前のめりに倒れました。

これは危険な倒れ方だ。


「削除完了(さくじょかんりょう)…ですか」と、エンター。

十八番(おはこ)を盗(と)られてしまった。



4人は、グレートゴーバスターに搭乗した。

けれど、ここで、エスケイプが02ゲートの破壊を完了。

バグラーを率い、乗り込んできます。


ブルーとイエローは、ヒロムを助けに行きたいと黒木司令に求めた。

が、その時、ヒロムが動き出した。

意識(いしき)を取り戻し、立ち上がろうとします。


それに、立ち去ろうとしていたエンターも気づいた。

「オーララ」

( Oh! la la! :あらまあ )


歯(は)を食いしばり、ヒロムは立ち上がろうとする。

一度、ガクンと落ちても、あきらめない。


その姿勢(しせい)に、エンターは たずねた。

「なぜです、レッドバスター? そこまでして亜空間へ行く必要がありますか?」

「この世界で待っていれば、マジェスティ・メサイア自(みずか)ら、こちらにいらっしゃいますよ」



「その前に、つぶす!」と、ヒロム。

言うことを聞かない体を動かし、何とか立ち上がった。

「メサイアをシャットダウンして、世界を守る!」

「そのために13年があった!」



「何とムダな13年…」

エンターは、憎々(にくにく)しく吐き捨てる。


が、ヒロムは言った。

「ムダかどうかは、オレが決める!」

イチガンバスターのグリップを握(にぎ)りしめ、ダッシュ。

エンターに向かって、連射した。


しかし、ダメージが多すぎるのか、弾は大きくそれ、エンターには当たりません。


余裕のエンターは、動こうとさえしない。

「すでに銃さえまともに撃てないではありませんか」


と、その時、外れた弾が自動車に命中。

車は爆発炎上(ばくはつえんじょう)し、エンターの方にタイヤが飛んで来た。

といっても、エンターにぶつかるわけではなく、せいぜい視界(しかい)を一瞬(いっしゅん)ふさいだていど。


それが偶然だったのか、はたまた狙(ねら)いだったのかは、分かりません。

確かなのは、ヒロムがそれを利用(りよう)したということだけ。


タイヤがエンターから見てヒロムの前にきた瞬間、ヒロムの姿が消えた。

超スピードを発動し、後ろに回(まわ)り込(こ)んだのです。


力を振(ふ)り絞(しぼ)り、ヒロムはソウガンブレードを手に、渾身(こんしん)の一撃を叩き込もうとする。

が、それはエンターに防がれ、ふたりは組み合う格好に。

互いの腕をつかみながら、ジリジリとにじみよります。


ヒロムは叫んだ!

「オレは、絶対に亜空間へ行く!」


エンターは笑った。

「ジュヴォワ、少しはやりますねえ」

( Je vois:なるほど )

「が、やはり、愚(おろ)かな人間。ひとつ終えるごとに、すぐに油断(ゆだん)する」

エンターの袖(そで)から、あの触手が伸びていた。

それが、ヒロムの首元に。


「ヒロム!!」

いきなり、ニックが飛び込んできた。

横(よこ)っ飛(と)びで、銃を連射。


ヒロムとエンターは、離れる格好となった。


エンターが体勢(たいせい)を立て直した時には、もう、ふたりの姿はありませんでした。

「ズィット!」

エンターは顔を歪(ゆが)めた。


レッドバスター VS エンター


ニックに抱(かか)えられるようにして、ヒロムはグレートゴーバスターへと急ぐ。

が、ニックが来たことが気に入らないのか、「おまえ、何で来たんだ?」と聞きました。


ニックは言った。

「ヒロム、おまえの13年は、オレの13年だ!」

「違うか?」



ヒロムは、ハッとした。

誰よりもそばにいて、誰よりも過ごした時間が長い、相棒(あいぼう)。

確かに、違わない。


「だったら、説明はいらないな。OK?」


そう聞くニックに、ヒロムは答える。

「OK!」



ヒロムとニックが搭乗し、これで全員がそろった。

が、ついに、エスケイプ率いるバグラー軍団が、格納庫へとやって来ました。


ウフフフフと、エスケイプは笑う。

「パパのところへは、行かせないわ」


と、そのエスケイプたちに、銃撃が加えらえた。

誰かと思えば、ミホ? 作業員のみなさん?

みんな、イチガンバスターを持っている。

森下もいます。

そして、黒木司令が前に出た。

「グレートゴーバスター転送完了まで、ここを守れ!」

「撃て!」



いっせいに射撃開始。

が、エスケイプはめんどくさそうに、それを払いのけます。

まるで、蚊(か)やハエを相手にしているみたい。


バグラーたちの反撃がはじまった。

黒木司令らは物陰に身を隠しつつ、攻撃を続ける。


ミホは、コックピットにいるみんなに連絡しました。

「みなさん、転送はじまってますから」


森下も、連絡する。

「ヒロムくん、新しいスーツ、転送してます」


スタッフの援護


が、そんな中、エスケイプは興(きょう)ざめしていた。

「何なのこの、素人(しろうと)たちは。撃(う)つ気にもならない」


そこに、エンターがやって来た。

「マドモアゼル、何を遊(あそ)んでいるのです?」

「転送を止めれば、いいんですよ」



あたりを見回したエンターは、カウントダウンしている装置(そうち)に気づいた。

腕を振り上げ、触手を伸ばそうとします。


が、今度は、黒木司令がそれに気づいた。

司令は敵の中に飛び込み、エンターの腕をつかみました。


「ジャマです」

エンターはそれを、軽々(かるがる)とはねのける。


その間に、カウントダウンは 0を告(つ)げた。


ヒロムはコックピットで、モーフィンブレスを掲(かか)げる。

<イッツ・モーフィンタイム!>

「レッツ・モーフィン!」

新しいスーツとヘルメットが装着された。


さあ、転送がはじまります。


また、エンターの顔が歪む。

「ズィット! 向こうで迎(むか)え撃たなければ」


「何だか、おもしろくなくなってきたけど」

そう言ったのは、エスケイプ。


エンターにエスケイプ、バグラー軍団は、亜空間へと消えた。


リフトが上昇(じょうしょう)し、転送準備が進められます。

それを見上げる司令室の面々(めんめん)や、スタッフたち。

傷を負(お)っている者も少なくありません。


黒木司令は、その勇姿(ゆうし)に願いを込めた。

「たのむぞ、ゴーバスターズ!」


全員で、敬礼(けいれい)する。


エネトロンエネルギーを全身に帯(お)び、グレートゴーバスターは空へと消えた。


敬礼したままで、森下が送る。

「いってらっしゃい」


ミホも、願いを込める。

「ぜったい、戻って来てください」


黒木司令は、心の中で言った。

「センター長、今、あなたの子どもたちが向かいますよ」



亜空間に、グレートゴーバスターが降りたった。

夢見た日が、ついに来た。


赤黒い空に、赤茶けた大地。

まるで、火星に降り立ったかのようだ。


ここが亜空間。

ここにたどり着くために、様々な訓練をしてきた。

すべては、約束を果たすため。


「見ろ、あれが元の転送研究センターだ」

ビートバスターは、そう説明してくれた。


13年前のクリスマス、ヒロムたちはここにいたのです。

そして、託(たく)された。

その約束が、目の前に。


と、その時、メガゾードの軍団が現れた。

タイプα(アルファ)、タイプβ(ベータ)、タイプγ(ガンマ)、タイプδ(デルタ)、それぞれが複数台(ふくすうだい)。

いつもは、転送するのにエネルギーがいる。

だから、1体。多くても、2体。(バグゾードを除(のぞ)く)

でも、ここは亜空間で、転送の必要がありません。

何体でも、出せる。


「こんなとこで時間 喰(く)ってる余裕(よゆう)はない!」

レッドバスターがレバーを入れた!

「一気に、蹴散(けち)らす!」


「それが正解(せいかい)!」と、ニックも呼応(こおう)。

「いくぞ!」


敵メガゾードの攻撃をものともせず、グレートゴーバスターは進む。

ホバー機能搭載(きのうとうさい)なので、足場(あしば)の悪さは関係ありません。


バスターランスをかまえ、いざ突撃だ。

言葉通り、一気に蹴散(けち)らした。


敵陣(てきじん)の真ん中に入ったら、必殺技の発動だ。

デモリションスラスト!

<イッツ・タイム・フォー・バスター!>

エネトロンを帯びた槍(やり)が、メガゾード軍団を一気に切り裂いた。


亜空間での戦い


ここで、オーバーライドシステムを作動。

すると赤い空が青くなり、いつもの世界と同じ負荷(ふか)になった。

時間は限(かぎ)られますが、これで自由に動けます。


みんなグレートゴーバスターを降り、転送研究センターへ向かう。

と、通路の向こうから、何か来た。

このシルエットは何だ? メタロイド?


「ゴーバスターズ! わが空間を荒(あ)らすな!」

この声、この言い様(よう)。

どこかで聞き覚(おぼ)えがある。


レッドバスターは剣をかまえつつ、聞きました。

「わが空間? ここがなんで、おまえの空間だ?」


そいつは答えた。

「ここは、メサイアの空間」

さらに、一瞬にして、たくさんのメタロイドを生み出しました。

「そして、わたしがメサイアだ!」


こいつがメサイア?

ついに、実体まで持ったのか?


実体化したメサイア


今、倒すべき敵が目の前に。





メサイアが実体化した。

組みやすくなったと喜ぶべきか、それとも、脅威に感じるべきか。

ともかく、倒さなければならないのには違いない。


場所は、相手のホームグラウンド。

いつもは相手側に制限がありますが、ここでは取り払われてしまいます。

となると、何が起こるか、分からない。


さらに、エンターが本気になっています。

ここにエスケイプが加わるわけで、一筋縄にはいきそうにありません。


この季節にして、まるでクライマックスの様相。

どうなる、ゴーバスターズ。





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今週のオマケ。

ゴーバスターズのオマケ

左上:オヤツ、ドーン!
右上:今週のメガネっ娘。

左中:同じ時間を過ごした相棒。
右中:みんな頑張ったのだ!

左下:司令狩り。
右下:黒木司令~!




来週のゴーバスターズは――

来週のゴーバスターズ

第30話「Mission30 メサイア シャットダウン」

実体化したメサイアの実力とは?

そもそも、正体は何なんだ?


ヒロムの涙のわけは?

すべての答えを知った時、最後の戦いがはじまるという。 





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   「第1章 完結! メサイアの最期/Mission30 メサイア シャットダウン」>>


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南方 城太郎

Author:南方 城太郎
生息地:関西
分類:昭和人間
生まれ:
黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


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