ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
<開会式第2部>


「HAPPY & GLORIOUS(幸福と栄光)」
「ベッドの子どもたちと英国の福祉、ファンタジーと児童文学」




生地を裁断する、職人さん。金の糸で刺繍を縫い上げます。これは近衛兵の制服、その肩当てでしょうか。描かれた文字は「HAPPY & GLORIOUS」。これが映像の題名となります。

近衛兵がいる場所といえば、バッキンガム宮殿。観光客が集まっています。黄色い帽子をかぶった生徒たちが、中を見学してますね。ブラジルからの観光客かな。バッキンガム宮殿ですが、7月26日から9月24日の間は一般入場が可能なのだそう。

黒い車が思わせぶりに入って来ましたが、どういう車なのだろう。それに、3人の男の子が気づきました。さらに生徒たちが続き、説明する係の人をほったらかしに。みんな窓から、中庭を見ています。

タキシード姿の男が降りてきて、足どりも軽やかに城の中へ。さらに階段を駆け上がって行きます。お供するのは、2匹のワンコ。って、この顔には見覚えがあるぞ。英国が生んだ最高の諜報部員、ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)だ!

あれ? このワンコにも、見覚えない?

ジェームズ・ボンドが招き入れられた部屋で待っていたのは、え? え? え? エリザベス女王? しかも、本人か~~~~い! そうか、あのワンちゃん、エリザベス女王の愛犬だ!

ボンドが女王陛下をエスコートし、外へ。そこで待っていたのは、ヘリコプターでした。ふたりで、どこに向かうのでしょうか? ちなみにコーギー2匹は、お留守番です。


ロンドン五輪 007と女王陛下



バッキンガム宮殿を飛び立ったヘリを、国民が英国旗を振りながら迎えます。女王陛下は、窓から手を振っている。ボンドはといえば、目を光らせていました。無事、お送りせねばなりません。

あれ? 子どもたちが旗を振る横で、チャーチル像まで手(杖)を振りましたよ。ボンドは見ないことにしたようですが。

ビッグ・ベンのわきを通り、大観覧車ロンドン・アイも通過して、ロイズ本社などがあるビル群へ。やがてヘリは、ロンドンブリッジの前に出ました。五輪マークの下を通過して、おっと、到着したのはオリンピックスタジアム。


ここで、映像と現実が混濁します。ショートフィルムを見ていたはずが、いつの間にか、現実にヘリコプターが上空を飛んでいる。

あれ? でも、どこに降りるんだろう?

ヘリコプターのパイロットが、ボンドに向かって親指を立てました。ボンドは安全ベルトを外し、ドアを開け、下を確認。するとピンク色のお召し物を着た方が、ドアから降りた。

って、空中なんですけど?

それより、飛び降りた人、女王陛下でしょ?

え?

ええ?


現実でも、ピンク色の服を着た方が、ヘリから飛び降りました。パラシュートが開き、スタジアムに降下してきます。やや遅れて、ジェームズ・ボンドも飛び出した。ここで流れる音楽は、007のテーマだ。そしてパラシュートの柄は、ユニオンジャック。ふたつの英国旗が、スタジアムに舞い降ります。


ロンドン五輪 パラシュートでの登場



スタジアムに、エリザベス女王とフィリップ殿下が登場。IOC会長のジャックロゲ氏も、紹介された。みなが立ち上がり、拍手で女王夫妻を迎えます。クイーン・エリザベス2世。実名は、エリザベス・アレクサンドラ・メアリー。1952年の即位から、今年で在位60年です。そして、オリンピックでの開会宣言は、メルボルン、モントリオール、カルガリー、シドニー、バンクーバー、ロンドンと、6回もされています。


スタジアムに、ユニオンジャックが運ばれて来た。4名の軍人が旗を持ち、行進する。内2名は、女性に見えますね。丘を登って、国旗掲揚。それにあわせて、国歌斉唱が行われます。

国歌を歌うのは、耳の不自由な子どもたちの合唱団、ケイオスのみんな。


<God Save the Queen>

God save our gracious Queen,
Long live our noble Queen,
God save the Queen:
Send her victorious,
Happy and glorious,
Long to reign over us,
God save the Queen.



みんなパジャマ姿で、手話を交えて歌います。あどけない表情が印象的だ。


ロンドン五輪 国旗掲揚




<英国の福祉とファンタジー>



国旗掲揚と国歌斉唱が終わると、またフィルムが映されました。

本の上に、立体の文字が浮かび上がる。「SECOND TO THE RIGHT AND STRAIGHT ON TILL MORNING」。ここからは、イギリスで生まれたファンタジーの世界が表現される。

照明が落とされ、スタジアム中央がうっすらと蒼く光っています。その中を、白く四角いものが移動しているのかな。観客席を光が横切って行くのですが、それがまるで妖精のように見えます。

白い物の正体が分かりました。たくさんのベッド。その上には子どもが座っています。看護婦さん、看護師さんがついて、ベッドをスタジアム中央に運んでゆく。たくさんのベッドが運ばれますが、これはイギリスでもっとも有名なある子どものための病院を表現するもの。

音楽を演奏するのは、マイク・オールドフィールド。今でこそ完璧主義者と呼ばれる彼ですが、子どもの頃は虚弱体質で、音楽以外のことには自信を持てなかったという。

ベッドで描かれた文字は、「GOSH」。Great Ormond Street Hospital(グレートオーモンド小児病院)の頭文字ですね。1852年に設立された、イギリスでもっとも古い小児病院。おっと、赤ちゃんが笑っているロゴまで表現されましたよ。

ベッドの上で本を読む子。看護婦さんに本を読んでもらっている子。かと思えば、看護婦さんたちが踊りだした。ベッドの上で、トランポリンのように跳ねている子までいる。お医者さんも、体をシェイクさせて踊っています。ハハ、大きなベッドで宙返りする男の子までいた。


ロンドン五輪 GOSH


続いて描かれた文字は、「NHS」。これは、National Health Searvice(国民保健サービス)。イギリスの国営医療サービスのことです。全国民を対象に、予防、治療、機能回復などを国が提供しています。医療費は、原則無料。誰もが等しく医療を受けられるようにと、1948年に設立された。今回、イギリスの偉大な功績として、世界に紹介されます。

踊ったり、馬跳びしたり。これらの人々のほとんどは、実際に病院などで働いている人たち。よく動くし、表現豊か。てっきりプロの人々かと思ってた。


やがて音楽が落ち着いた調子へと変化していきます。それと共に、照明もだんだんと落とされる。子どもたちは、ベッドに寝かされ、そろそろ就寝の準備かな。

踊る大人たちは、指を口に当て「シー」と、やってます。さあ、眠りの時間だ。いつの間にかベッドは、三日月のカタチに。夜が更けていきます。

みんな、どんな夢を見るんだろう?


ロンドン五輪 消灯時間




照明は消されましたが、布団にもぐりこんで本を読む女の子がいた。手には懐中電灯が。ちょうど開いているページに、挿絵があります。髭の海賊で鉤(かぎ)の義手、宿敵フック船長だ。ということは、この本は「ピーター・パン」か。ピーター・パンの生みの親は、イギリスの劇作家 ジェームス・マシュー・バリーです。生まれはスコットランド。

ここで朗読をはじめたのは、黒いジャケットを着た金髪の女性。世界に冠たるファンタジー児童小説「ハリー・ポッターシリーズ」を生んだ、J・K・ローリング。


「いろいろな楽しい島の中でも、ネヴァーランドほど小ぢんまりと何もかもそろっている国はありません。一つの冒険ともう一つの冒険の間が退屈に間のびしているような、大きいだっぴろい島ではなくて、気持ちよく きっちりつまっているのです。昼間、イスやテーブルかけを使ってネヴァーランド遊びをやる時は――」


そう読み上げられている間に、不気味な黒い集団がスタジアムに侵入。地を這うこいつらは、誰なんだ? 黒い不気味な馬車まで現れた。3階建ての牢屋のような馬車です。

ベッドと子どもは、白い世界にいる。そこに迫る、黒い影。馬車の男は、網を持っています。まさか、これで子どもをさらおうというのか?もう、ベッドのそばに、やつらが来ています。すぐに手が届きそう。

そしてついに、悪者のリーダーたちが姿を現した。

「チキ・チキ・バン・バン」のボンバスト男爵。「不思議の国のアリス」のハートの女王。「ピーターパン」のキャプテン・フック。「101匹わんちゃん」のクルエラ・デ・ビル。「ハリー・ポッター」からは名前を口に出すのもはばかれるあの人、ヴォルデモート卿が。

いきなり現れた悪党たちに、みんな驚き震えています。ああ、子どもたちがさらわれてしまう。ベッドが空中に釣り上げられました。誰か、何とかしないと。ヤバイよ、ヤバイよ~。どうしたらいい? どうしたらいい? 誰か、子どもたちを助けて!


ロンドン五輪 迫る黒い影

ロンドン五輪 悪役集合



!!!


空から誰か降りてきた。ひとりじゃない、たくさんの女性たち。傘を開いて降りてくるということは、「メアリー・ポピンズ(メリー・ポピンズ)」か。彼女が家庭教師兼乳母になったのは、ロンドンさくら通り17番地のバンクス家。作者はパメラ・トラバース。彼女はオーストラリアで生まれ、イギリスに移住しています。

ああ、懐かしいこの姿。映画でもおなじみです。コウモリ傘(パラソル)に黒い大きなカバン。このカバンからは、何でも出てくる。普段は雲の上で暮らしている魔法使いのメアリー・ポピンズ。子どもたちを救うために、舞い降りてきました。

まずはパラソルで、悪の手下を追い払います。次々と悪党たちが退散していく。病院職員や子どもたちにも、元気が出てきました。あっという間に、悪は退けられた。すごいぞ、メアリー・ポピンズ。魔法戦隊マジレンジャーもビックリだ。


穏やかな曲で、ダンスが始りました。パジャマ姿の子どもたちが、ベッドの上で、あるいはベッドから降りて輪になって、楽しそうに踊っています。100人ポピンズも、子どもらと一緒にダンス。

数多くの児童文学を生んだ、イギリス。世界中の子どもたちを、胸躍らせてくれました。さあ、子どもたち、眠りましょう。夢の世界にも、ファンタジーはあるよ。

子どもたちのベッドがまた、三日月を作ります。おや、その上では、巨大な赤ちゃんが眠っている。みんなですやすや、穏やかな寝息をたてます。


おやすみなさい。

いい夢を。


ロンドン五輪 メリーポピンズ

ロンドン五輪 おやすみ





以上、

幸福と栄光。エリザベス女王夫妻来臨と国旗掲揚、国歌斉唱。

イギリスが誇る福祉サービスと、ファンタジー小説、児童文学の世界。



自国の財産で存分に自国を紹介するという、素晴らしい開会式だと思う。

それらを世界が知っているから、世界中の人々も楽しめる。

エンターテイメント性も十分で、しかも実際に病院に勤務している人たちや患者さんまで出演し、自分を示しているのだから、なおのこと素晴らしい。

みんな自信を持っていて、ちゃんとできることをやるんだな。子どもも、大人も。





<<第1部 The Isles of Wonder 驚きの島々
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さて、最終聖火ランナーは誰だろう?




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Author:南方 城太郎
生息地:関西
分類:昭和人間
生まれ:
黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


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