ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
ドロシー・ロー・ノルト、レイチャル・ハリス 著、石井千春 訳。

「子どもが育つ魔法の言葉」より



「広い心で接すれば、キレる子にはならない」 (P127)



「キレる」とは例えば、突然怒り出すこと。急に激しい感情が表に出ます。なので相手や周囲は驚くし、あとで自分も驚いたり、後悔することもある。

でもこれ、「突然に」は「表面」だけなんですよね。激高するくらいだから、奥底ではかなり溜まっているということです。更に言うなら、「溜まる」っていうことは、「溜めるだけの何か」があるということ。

キレるっていうのは何か、「何にもないのに突然怒り出す」みたいな語られ方をしますが、あれはだいたい「見えてない」だけであって、理由もなしに人は怒りません。「理由がない」ではなくて、「理由がよく分からない」「見えてない」ということ。


ここで取り扱うのは、上とは少し違うかも。どちらかといえば、「癇癪(かんしゃく)」について。癇癪とは、ちょっとしたことで突然に激しく怒りだすこと。感情を抑えられず、ちょっとしたことですぐ怒るような性質のことです。

では、癇癪はどんな時に起きるでしょうか?

1つは、思い通りにいかない時。予定通りにならないことは、人生にはたくさんありますよね。そんな時は口惜しいし腹も立つけど、何とか現実を受け入れていきます。

あと小さい子だとかだと、なかなか待てないで癇癪を起こすこともある。ごはん、おやつ、遊びに行く時間、バスを待つ時間など、なかなか待てません。

大人でも、待ってるとイライラする時がありますよね。でも、怒ってもしょうがないので、待たねばならない現実を受け入れる。「遅いな~」と口に出すことはあっても、あまり癇癪は起こしません。(なかなかそうも言えない部分がありますが)


本では、時間の使い方を工夫してはどうかと、提案しています。例えば、バスを待っている間に、今までできなかったような会話をしてみる。また、車の中などでは、特定の車の数を数えるようなゲームをしてみる。昔だと、看板の文字を読んでみるなどのゲームをしました。

あと、どうして待たないといけないのか教えることも、本は推奨しています。いきなり「我慢しなさい」と言うのではなくて、これこれこうだから待たねばならないと教える。


本には、大人でも冷静になれるようなコツが紹介されています。それは、深呼吸すること。目を閉じて、深い呼吸をしてみる。さらに、自分に何ができるか自問自答してみるのもいい。心配にエネルギーを使うより、他のことに力を使います。


癇癪を起さない人と言うのは、確かに、物事を受け入れる人なのかもしれません。

例えば、遠足の日に雨が降ると嫌なわけですが、怒ってもしょうがないので受け入れる。人生の達人ともなると、雨を楽しもうとさえする。お天道様に怒って何か変わるわけでもないので、それよりは楽しむことに力と頭を使います。

とはいえ、一番初めに書いたようなことを考えると、それだけでもないですね。

イライラの原因は、積りに積もったことである場合もある。「待たされる」にしても、いつもなのか、たまになのか、それによって違います。「思い通りにならない」だってそう。準備に準備したものをいつも台無しにされたら、誰だって怒ります。

そうなると、何らかの改善や見直しが求められますね。

どうにもならないものは、どうにもならない。これが1つ。でも、不注意や気にかけないことから来ているものは、なおした方がよさそう。

なので、場合場合ですね。

一見癇癪に見えるものが、すごく大事な問題提起である場合もあるのだから。



[ 分けて考える ]

どうにもならないことに、怒ったりイライラしてもしょうがない。
でも、改善してどうにかなるなら、改善すればいい。

大人は我慢を覚えるものだ。
でも、子どもはこれから覚える。
また、大人だって、積りに積もれば、まいってくる。

我慢は必要。
でも、必要じゃない我慢まで強いてないか?
どこかに負担が集中していないか?



癇癪を起さないためには
 ↓
現実を受け入れ、認識することが大事。
 ↓
それができれば現実に対応でき
 ↓
状況も、それなりによくなる。

(ただし、みんながそうならないと)


[ したほうがいいこと ]

イライラしたら、深呼吸。
目を閉じて、自分に何ができるか考える。
心配にエネルギーを使うくらいなら、体を動かす。

なぜ待たねばならないのか、ちゃんと教える。
待っている間に何をするか、工夫する。





子どもが育つ魔法の言葉 (PHP文庫)




「待つ」ということ (角川選書)





[ 待つことと現代社会 ]

技術が進み、昔よりは待たないでよい社会になりました。

待つことはありますが、携帯電話など、時間を埋めるアイテムも多い。

でも、そのおかげで、待てない社会になっている面も。


昔は、退屈を埋めるには工夫が要りました。

でも今は、ツールがしっかりしているから、工夫が要らない。


工夫とは、「ちょっとしたらよくなる何か」。

それはたくさんあるのに、目が行かなくなっているみたい。





<<「(08) 励ましてあげれば…」
   「(10) 誉めてあげれば…」>>


 → 「魔法の言葉の目次」





【関連記事】
「なるようにしかならないよ」

 → 「幸せとは何だろう?」




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黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


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