ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
ドロシー・ロー・ノルト、レイチャル・ハリス 著、石井千春 訳。

「子どもが育つ魔法の言葉」より



「子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる…」 (P79)



子どもはバカにされると、どうしていいのか分からなくなるという。

我慢すればいいのか? 避ければいいのか? そんなジレンマの中でじっとしていると、バカにされるという行為にずっと晒されることに。あまりにそれが続くと、頭の中が真っ白になるかもしれません。

すると、おどおどするようになったり、目立たないように隠れる癖がつくことも。生まれ持った性格とは別に、引っ込み思案になってしまいます。

本によれば、おとなしい性格というのは、人と親しくなるのに時間がかかること。

上の例はそうではなくて、バカにされるのが嫌で、人と接するのをやめてしまうことです。


安心が人間の基盤になることは、既に学びましたよね。

バカにされるというのは、その反対です。

人間の生きていこうとする意志や、大丈夫だという安心感、そんな目には見えないけど大事なことを破壊する行為です。

時にそれを些細なことだと言う人が出るかもしれませんが、些細なことも「いつも」であれば、それは相当なものになります。蓄積する。

「いつも」というのは、そんな恐ろしい作用を持っているのです。


我々はよく からかい合いますが、それがどういうものか、どんな関係の中で出ているものか、時には考えたいものです。

仲のいい同士が互いにからかい合い、笑う。これは問題ありませんよね。どちらも悪い気はしてません。

けど、一方的に嘲笑するとか、みんなで囲んであざ笑うとか、こうなるとまた別。心が汚い、ひどい行為になってしまいます。

こういう場合分けも、成長と共に学びたいものです。まずは大人が、ですが。


例えば、ひっかき傷。こういうのはだいたい、放っておけば治ります。

でも、同じところをずっとひっかいていると、どうなるでしょう? 治るものも、治らなくなるかもしれません。

バカにするという行為も、これと同じです。

毎日毎日バカにされれば、一度なら大したことないようなことでも、繰り返されるうちに、とんでもないことになります。本来なら癒されるものも、なかなか癒されない。

だから、「どう守るか?」というのも、大切になるようです。放っておけばたいへんなことになるわけだから。

そして、バカにしている方も安全ではありません。なぜなら、加害者になるから。


身近な大人が、子どもをからかうこともありますよね。

でも、これも要注意。

「いつも」は、怖ろしいです。


やる気は、成功体験の積み重ねです。

小さな失敗を毎度毎度 笑われたなら、やる気なんて起きませんよね。

何事も続けないことには向上しないわけだから、続けるだけのやる気を持つことは、すごく大切です。

なので、からかうとか、バカにするとか、笑うとか、けなすとか、それを「いつも」やるのは要注意。


実際問題ということを考えると、自尊心をまったく傷つけられずに社会で暮らすことは、不可能に近いのでしょう。なぜなら、みんなして、互いに傷つけ合うからです。みんな、加害者であり、被害者でもある。しかも、それをやめようとはしません。

なので、避難場所が必要になります。

安心できる場所、ホッとできる場所、くつろげて、嫌なことを忘れられる場所。

そんな時間が、傷を癒してくれます。

それが本来、どこであるべきか、それは分かりますよね。

なので、その逆はしないことです。

癒しの場所が、危険な場所や傷つける場所にならないように。

また、安心できる場所を、わざわざ取り上げないように。


「ちょっと」でも、それが「いつも」なら、とんでもないことになります。



[ 分けて考える ]

小さなことも、それが「いつも」なら、大きなことになる。

みんながすると、さらに大きくなる。


良好な関係の中のからかい合いなのか?

それとも単にけなしているだけなのか?

追い詰めてはいないか?



[ しないほうがいいこと ]

馬鹿にしたり、笑ったりしない。

相手が傷つく場合は、特に。


過ぎた指導で、やる気をそがない。

ダメだしし過ぎて、委縮させない。

(やればうまくなるけど、やらないとうまくならない)


安心できる場所を、取り上げない。


[ したほうがいいこと ]

相手の気持ちを決めつけずに、最後まで話を聞く。


心から安心できる場所があるように配慮する。

自分がいていいんだ、自分でいていいんだという、そんな空間を。





子どもが育つ魔法の言葉 (PHP文庫)






[ 保護された空間 ]

こう考えると、逃げ場所というのは大事ですね。

時に大人は子どもが逃げるのを気に食わなく思ったりしますが、それは逃げたくなるほど追いつめてるのだったりして。

相手の顔と、自分の顔。

両方を時々確認するのも、いいかも。





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【関連記事】
「馬と馬車と御者/うつ病(1)」

 → 「自然治癒力と虐待」




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Author:南方 城太郎
生息地:関西
分類:昭和人間
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黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


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