ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
ドロシー・ロー・ノルト、レイチャル・ハリス 著、石井千春 訳。

「子どもが育つ魔法の言葉」より



「とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる」 (P40)



特定の対象に対して気持ちが硬直したり 弱ったり くじけることを、「恐怖」というそうです。

一方、特定の対象がない、つまり無によって脅かされるのが、「不安」であるらしい。

そして、恐怖に長い間さらされると、恐怖はやがて不安に変わってゆくといいます。


子どもは(長期の)敵意や憎しみの中で育つと、精神が不安定になるのだそう。(P41)

小さい子にとって、それは恐怖。恐怖が常駐化し、いつもそんな状態にさらされるなら、その恐怖は不安に変わるのかもしれません。


無によって脅かされるのが不安であると、上に書きました。

この無は、すべての物が無いという意味ではありません。

どちらかといえば、「あるはずのものが無い」といった意味。


赤ちゃんの安心は、無条件に愛されること。穏やかな中で、抱きしめられること。

無条件に受け容れられることが、基本的信頼という基盤を築くといいます。

これを支えに、人間は成長し、社会で生きていく。


このことを考えると、そういう「あった方が生きやすいもの」が無いと、不安になるのかもしれません。


ある人は、あるのが当たり前だと思う。故に、安心の上に立ち、生きられる。

でも、無い人はどうだろう? また、敵意や憎しみ、暴力や罵り合いが「普通」や「当たり前」になったら、どうなってしまうでしょう?


乱暴な子、引っ込み思案な子、いろんな子がいます。また、それが過ぎると、「問題ある子」として見られるかもしれない。

でも、そういう表面上の態度が、自分を守るための処方だとしたら?

敵意や喧騒に打ち勝つため、強くなる(乱暴になる)しかなかったとか、殻に閉じこもるしかなかった(避難)とか、もしそうだとしたら?



とはいえ、社会に生きていると、イライラしたり、感情を溜め込むことも多々あります。負とされる感情を家に持ち帰ることも、少なくないかもしれません。

上述の考え方からすれば、家に怒りや憎しみを持ち込まない方がいいことになります。けれど、子どものためとはいえ、これらを完全に抑え込むのは、無理でしょう。


では、どうするか?


実は、これもやり方。

感情を出すこと自体が悪いわけではありません。当り散らすなど、その表現方法が問題になるだけ。

出す出さないでいえば、むしろ出した方がよさそうです。だって、出さないといずれ、爆発するから。

なので要は、出し方なのです。


この本では例として、言葉で表現する(させる)ことを勧めています。

行動ではなく、言葉で吐き出させる。

それも、決めつけたり先回りしたりせず――というのは「○○なんでしょ?」なんてことは言わず――「どうしたの?」と聞いて、出てくるのを待つと。


大人の態度としては、「感情を出す」と「感情的になる」は必ずしも同じでないことを学べばいいのかもしれません。

この場合、むしろ、「感情的にならないために感情を出す」ということになります。

怒鳴り合いは子どもを怯えさせるかもしれません。でも、話し合いなら?

表題の「とげとげしい」というのは、感情を抑え込んでいても、そうなるのだから。



[ 分けて考える ]

感情的になりすぎないように、注意する。

でも、感情を出すことは悪いことではない。

要は、出し方。


たまに感情的になるのも、人間。

「いつも」と「たまに」の差を考える。



[ しないほうがいいこと ]

子どもを始終、敵意や憎しみ、争いや暴力にさらさない。

当り散らすなど、行動化しない。
(運動は、逆によい)


感情を溜め込まない、溜め込ませない。


[ したほうがいいこと ]

言葉で表現する。

感情が出てくるまで、待つ。


感情にも、子どもにも、正直になる。





子どもが育つ魔法の言葉 (PHP文庫)






[ 魔法の言葉 ]

人間だから、誰だって感情的になりますよね。

そんな時は、魔法の言葉を。


それは、「ごめん」。





<<「(1) けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる」
   「(3) 不安な気持ちで育てると…」>>





【関連記事】
「あるがままに/と思ったという方法」

 → 「エリクソンのライフサイクル」




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Author:南方 城太郎
生息地:関西
分類:昭和人間
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黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


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