ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
『車内は部屋ではありません』(AC公共広告機構)
http://www.ad-c.or.jp/campaign/self_area/06/index.html



最近、時折見かける、上記リンク先のCM。

「車内は部屋ではありません」

うまいこと言いますね。当を得た言葉だと思います。



最近、「公の場」と「私的空間」をごっちゃにしているようなケースを、よく見かける気がします。

・床にじかに座る人、
・大声で電話する人、
・化粧する人、

こういうのは、家でやる分には全然かまわないことです。でも――

・車内で床にじかに座る人、
・車内で大声で電話する人、
・車内で化粧する人、

こうなると、話は別ですよね。

まさに、「車内は部屋ではありません」です。



こういう時に聞かれる、おバカな常套句――

「誰にも迷惑かけてないでしょ」


いや、迷惑でしょう。

公の場である以上、嫌でも目に入るんだから、迷惑です。

床に座っていれば、邪魔だし、見苦しい。
車内で大声で電話されれば、不快になる。
車内で化粧されれば、ゲンナリする。


まあ、見えない場所ですればいいんですけど、公共の場である以上、嫌でも目に入ります。

で、不快で、迷惑。

「公の場」と「私的空間」の区別がついていない。

(それも遠慮する態度が見られれば、事情が違ってくると思うんですが…)

裸で歩いているようなもんですな。



こういうのは、「河川敷ゴルファー」や「ゴミ屋敷」の件でも、同じようなことが言えるんじゃないですかね。

ゴルフ場や打ちっ放し、あるいは家の敷地内で練習する分にはいいんですが、公共の場である、河川敷で練習しちゃあ、いかんでしょう。

散歩している人が怪我するかもしれない。

ゴミ屋敷だと、悪臭や、倒壊の危険などで、他者の空間を侵害する。

どちらも、「私的空間」をはみ出していると思います。

(こういうのは、「程度」と「遠慮」の問題もあるかもしれません)
(というのは、「程度」と「遠慮」がうまく機能すれば、共存できなくもないかもしれません)



「公の場」と「私的空間」

この区別を、ちゃんとつけないとね。


大人が自らの身で体現し、そして、身近な子供に教えねば。

(身内じゃない人が叱るとトラブルの元なので、身内が叱るのが理想ですね)
(役割、役割…)





大人になることのむずかしさ―青年期の問題 (子どもと教育)
大人になることのむずかしさ―青年期の問題 (子どもと教育)





【追記】

>「誰にも迷惑かけてないでしょ」

これに対し、「迷惑です!」と、はっきり言わないといかんのですかね。


ああ、でも、「私的空間」は別ですよ。



基本は、私的空間では、ある程度、自由じゃないとね。

それと、迷惑かけてもいいのは身内で、遠く離れた人ほど、迷惑をかけちゃいかんのだと思います。

(逆転すると、アブナイ、アブナイ…)
(家でガチガチ、外で好き勝手…とかね)

これがすべてじゃ、ないものの…





【関連記事】
「躾」




関連記事
[サイト内タグ未指定]



ブログランキング・にほんブログ村へ


ランキングに参加しています
よかったらクリックしてね


秋だから、実をためる


↑ページトップへ


■ 最近のエントリ

↑ページトップへ




// HOME //
Powered By FC2ブログ.
copyright © 2005 枕石漱流 日記(ユング心理学の視点から) all rights reserved.
■ Amazon
■ 注目記事
■ アーカイブ
■ カテゴリ

■ 月別アーカイブ

■ 検索ぷらす


【注意】 ENTERキーだとうまく表示されないようです。申し訳ございませんが、ボタンを押してください。

■ キーワードハイライト機能

検索時、検索語句がハイライトされます。

■ 最近のトラックバック
■ スポンサードリンク

■  
■ スポンサードリンク



■ 最近の記事
■ カレンダー

02 | 2024/03 | 04
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

■ FC2カウンター



現在の閲覧者数:

■ プロフィール

南方 城太郎

Author:南方 城太郎
生息地:関西
分類:昭和人間
生まれ:
黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


日記について


拍手する

プロフ
電脳露店マイアソシエイトストア
おバカ映画

■ リンク
■ RSSフィード
■ QRコード

QR

携帯でも御覧になれます。

■ にほんブログ村



BlogPeople「人間・哲学/人間考察」

■