『車内は部屋ではありません』(AC公共広告機構)
http://www.ad-c.or.jp/campaign/self_area/06/index.html◆
最近、時折見かける、上記リンク先のCM。
「車内は部屋ではありません」うまいこと言いますね。当を得た言葉だと思います。
☆
最近、「公の場」と「私的空間」をごっちゃにしているようなケースを、よく見かける気がします。
・床にじかに座る人、
・大声で電話する人、
・化粧する人、
こういうのは、家でやる分には全然かまわないことです。でも――
・車内で床にじかに座る人、
・車内で大声で電話する人、
・車内で化粧する人、
こうなると、話は別ですよね。
まさに、「車内は部屋ではありません」です。
☆
こういう時に聞かれる、おバカな常套句――
「誰にも迷惑かけてないでしょ」
いや、迷惑でしょう。
公の場である以上、嫌でも目に入るんだから、迷惑です。
床に座っていれば、邪魔だし、見苦しい。
車内で大声で電話されれば、不快になる。
車内で化粧されれば、ゲンナリする。
まあ、見えない場所ですればいいんですけど、公共の場である以上、嫌でも目に入ります。
で、不快で、迷惑。
「公の場」と「私的空間」の区別がついていない。
(それも遠慮する態度が見られれば、事情が違ってくると思うんですが…)
裸で歩いているようなもんですな。
☆
こういうのは、「河川敷ゴルファー」や「ゴミ屋敷」の件でも、同じようなことが言えるんじゃないですかね。
ゴルフ場や打ちっ放し、あるいは家の敷地内で練習する分にはいいんですが、公共の場である、河川敷で練習しちゃあ、いかんでしょう。
散歩している人が怪我するかもしれない。
ゴミ屋敷だと、悪臭や、倒壊の危険などで、他者の空間を侵害する。
どちらも、「私的空間」をはみ出していると思います。
(こういうのは、「程度」と「遠慮」の問題もあるかもしれません)
(というのは、「程度」と「遠慮」がうまく機能すれば、共存できなくもないかもしれません)
☆
「公の場」と「私的空間」
この区別を、ちゃんとつけないとね。
大人が自らの身で体現し、そして、身近な子供に教えねば。
(身内じゃない人が叱るとトラブルの元なので、身内が叱るのが理想ですね)
(役割、役割…)
大人になることのむずかしさ―青年期の問題 (子どもと教育)【追記】
>「誰にも迷惑かけてないでしょ」
これに対し、「迷惑です!」と、はっきり言わないといかんのですかね。
ああ、でも、「私的空間」は別ですよ。
☆
基本は、私的空間では、ある程度、自由じゃないとね。
それと、迷惑かけてもいいのは身内で、遠く離れた人ほど、迷惑をかけちゃいかんのだと思います。
(逆転すると、アブナイ、アブナイ…)
(家でガチガチ、外で好き勝手…とかね)
これがすべてじゃ、ないものの…
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