ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
海賊戦隊ゴーカイジャー、第41話「なくしたくないもの」――



ついに降臨する、ザンギャック皇帝アクドス・ギル。

その時、ダマラスは…



ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦 コレクターズパック【DVD】





ワルズ・ギルを倒して以来、ザンギャックが出てきません。

今のうちに大いなる力を集めたいところですが、ナビィによると、予感はあるけどまだビシッと来ないらしい。

平和なゴーカイガレオンですが、室内でキャッチボールしていたジョー(山田裕貴)と鎧(池田純矢)の球が、ナビィに渡り、それがそれて、アイム(小池唯)の方へ。

反射的に体が動いたのか、それともたまたま当たったのか、アイムはそれをホウキで打ち返してしまいました。

球は居眠りしていたマーベラス(小澤亮太)に直撃。

さらにはモニターに跳ね返り、料理を運んで来たハカセ(清水一希)にぶつかった。

ハカセは、料理をひっくり返してしまいました。


寝てたから誰がやったか知らない、マーベラス。

部屋に入って来たところだから、同じく事情が分からない、ハカセ。


ナビィは、「あれ? 何かあったの?」と、ごまかした。


バツが悪い、アイム、鎧、ジョーは、買い出しに出かけました。



ザンギャック地球侵略軍、旗艦(きかん)ギガントホース。

主(あるじ)である司令官ワルズ・ギルを失い、今はひっそりとしています。

ブリッジには、参謀長ダマラスと、開発技官インサーンのみ。

皇帝からの指示はなく、動くに動けない状態です。


と、その時、閃光(せんこう)が走り、艦が大きく揺れました。

これは、敵襲(てきしゅう)?



ギガントホースを取り囲むように、ザンギャックの大艦隊がワープアウトしてきました。

紫色をした、戦艦群。


ギガントホース司令官席後ろのハッチがひらくと、そこには、レッドカーペットが敷かれた長い通路が。


何者かの声がしました。

「ザンギャック帝国皇帝、アクドス・ギル様、ご来臨(ごらいりん)」


皇帝親衛隊ドゴーミンを引き連れて現れた、アクドス・ギル。

ついに皇帝自ら、動いたのか。


ダマラスとインサーンは、ヒザをつき、頭(こうべ)を垂れました。


司令席に座る、アクドス・ギル。

その両脇には、ザンギャック皇帝親衛隊員が。

右に、ダイランドー。

左には、ザツリグ。


「ダイランドー、ザツリグ」と、アクドス・ギルは口を開いた。

声だけで、威圧感(いあつかん)に満ちあふれます。

「ダマラスを拘束(こうそく)せよ」


命じられたふたりは、ダマラスを両脇から抱え込みました。


「お待ちください、陛下(へいか)!」

ダマラスの悲痛な声が響きます。


「ワルズ・ギル様をお守りできないなんて、バカでショ! カスでショ!」

ダイランドーは、カギ爪で、ダマラスを2度引き裂いた。


「何のために補佐についたのだ!」と、ザツリグも叱責(しっせき)します。

「まさか、貴様、何か企んで(たくらんで)いるのではないか?」


「怖れながら…」と、インサーンが前に出ました。

「ダマラス様は、ワルズ・ギル様に出撃を禁じられて…」


が、そのインサーンも、ザツリグに払いのけられた。

「ええい、技官ふぜいが、口出しするな!」


ザツリグの胸のあたりが光ると、インサーンは火花を散らし、倒れ込みました。


ドゴーミンに連行される、ダマラス。

「陛下、このわたしに、今一度、機会を!」

「陛下っ!」



歴戦の勇者の声は届かず、扉は無情にも閉じられた。



アクドス・ギルの後ろに、ワルズ・ギルの遺影(いえい)が下りてきます。

皇帝は言う。

「愛する我が息子、ワルズ・ギルの弔い(とむらい)である」

「海賊どもの首を、直ちに捧げよ(ささげよ)!」



ザツリグが、一歩前に出ました。

「このザツリグが殿下の仇を討ち(かたきをうち)、征服した地球と共に、墓前(ぼぜん)に捧げます」


アクドス・ギル




「この星は、本当に品質のよい物が安く手に入りますね」

買い物を終えたアイムは、そう話しました。


「そ~~~~なんです!」と、鎧。

「いい星なんですよ、この地球っていうのは!」


テンションの高い鎧に対し、ジョーは「おまえは、そればっかりだな」と、少しあきれ顔。


「でも、よいことです」と、アイムは言いました。

「自分の星を愛せるということは」と。


その時、爆発音が。

空を埋めつくすほどの、ザンギャック艦隊。

街が無残に、破壊されていく。


紫色の艦隊を見て、ジョーは言いました。

「あれは、皇帝直属の親衛隊の艦隊(ふね)だ」


そんな3人の前に、ザツリグが降り立った。

手には、海賊たちの指名手配書が。

「見つけたぞ、海賊」

「3人だけか?」



!!

ザツリグの顔を見て、アイムの様子が変わりました。

どうやら、ザツリグのことを、知っているようです。


「オレは皇帝親衛隊のザツリグ」

「数百の星を滅ぼし、惑星の破壊神(はかいしん)と呼ばれた男だ」



そんなザツリグの言葉を、アイムは唇(くちびる)を噛みしめながら、聞いていました。

そして、キッとにらみつける。

何か因縁(いんねん)がありそうです。


「ワルズ・ギル様の仇を討ちに、このような辺境の星に…」


ザツリグが話し終える前に、アイムは駆け出しました。

突き進みながら、豪快チェンジ。

ゴーカイピンクとなり、ゴーカイガンを連射する。

さらに、ゴーカイサーベルで斬りかかります。


これには、ジョーと鎧も驚きました。

が、見ているわけにもいかず、豪快チェンジ。

変身して、加勢します。


軽くピンクをあしらう、ザツリグ。

でも、ピンクは戦うのをやめない。

何度でも、立ち向かいます。

また、シルバーが、どうしたんですか? と言っても、「離して!」と、腕を払いのけました。

連携(れんけい)どころか、ひとりで突っ走ります。


しかし、ザツリグには通用しません。

「ふん、海賊の力は、この程度か」

そう吐き捨てると、胸にある第3の目を開いた。


すると、炎が吹き上がり、ピンクは後方に転ばされました。


ダメージを負っても戦うのをやめようとしない、ピンク。

ブルーが、一緒にやるぞ! と言っても、聞きません。

再度、ひとりで、立ち向かおうとする。


しかたなく、ブルーとシルバーは、ピンクを追う形で、突進しました。


と、ここでまた、ザツリグの胸の目が開いた。

これぞ、眼魔アイ。

3人は、ストップモーションのように、動きを停止させられた。

動かそうとしても、ピクリとも動けません。


勝ち誇る、ザツリグ。

「攻撃というなら、せめてこのぐらいはやれ」

そう言うと、また眼魔アイを開いた。


3人は炎に包まれ、さらに吹き飛ばされて、壁に激突。

その衝撃で、変身を強制解除させられました。

壁の残骸(ざんがい)と共に、地面に転がる。


なす術(すべ)のない、海賊たち。

このままやられてしまうのか?


が、ザツリグは、暮れようとする空を見て、おかしなことを言いだしました。

「夜が来る。夜は酒を飲むための時間だ」

おっ、おう…

「次は6人で来い」

そう言い残すと、ザツリグは帰ってしまいました。

余裕というか、何というか…


「待ちな…さい」

傷つきながらもザツリグを追おうとする、アイム。

くやしさに、地面を叩きます。


いったい、アイムに、何があったというのか。



3人はゴーカイガレオンに戻り、手当てを受けました。


「手も出せずにやられるなんて、相当な相手だね」と、ルカ(市道真央)。


ザツリグの攻撃は、ジョーや鎧にも見えなかったといいます。

気づいたら、吹き飛ばされていて、何もできなかった。


それを聞いたマーベラスは、「めんどくせえやつに、狙われたもんだな」と、ポツリ。


ハカセは、いったん隠れて様子を見ようと提案しました。

ナビィも、逃げるが勝ちだよ、と賛成します。

もともと、海賊たちはザンギャックと戦うために地球に来たのではありません。

目的は宇宙最大のお宝を探すためで、戦いはそのついで。


アイムは黙って席を立つと、見張り台へ。

眼下には、美しい夜景が見えました。

でも、アイムの目に映るのは、故郷の姿だった。



あの日、故郷の星は火に包まれた。

愕然(がくぜん)とするアイムが目にしたのは、燃えてゆく故郷と、空中に浮かぶザツリグの姿。

ザツリグは言った。

「ファミーユ星の虫けらども、おまえたちはザンギャックへの忠誠(ちゅうせい)を拒んだ。その報い(むくい)が、これだ!」

燃えさかる王宮から逃げ出そうとする、王(たんぽぽおさむ)、王妃(坂東七笑)、執事(加島潤)、そして、アイム。

その前に、ザツリグが立ちふさがりました。

王はアイムに、この星から出るように言った。

最後までこの星に残るというアイムに、王妃も、あなたは生きるのです、と説得する。

執事によってアイムは、強引に逃がされた。

そして、その目の前で、ザツリグの炎に、王と王妃は のみ込まれたのです。



今、アイムは、見張り台で誓う(ちかう)。

「ご覧になっていてください」

「今度こそ、この手で…」

「仇(かたき)を取ってみせます」



アイムの過去




船室に戻った、アイム。

みなはそれぞれの部屋に戻ったのか、明かりは消えている。

そんなガランとした空間で思い出されるのは、仲間たちとの日々。

ルカとはよく、共に眠った。まるで姉妹のようだった。

ハカセと鎧は、料理を作ってくれた。

マーベラスとジョーは、腕相撲をよくしてたっけ。


「ありがとうございました」

アイムは船長席に、深く頭を下げました。

まるで、さよならを告げるように。


「どこに行く気だ?」

そう声をかけたのは、マーベラス。

壁にもたれ、アイムを待っていたらしい。


「止めないでください」と、アイムは言いました。

「ザツリグは、わたくしの星を滅ぼした誰よりも憎い相手です」


「そういうことだったのか…」

マーベラスの後ろから、ジョーも出てきた。


「なるほどねえ」

ルカも出てきた。


「何かあるとは、思ってましたけど…」

鎧も。


そして、ハカセもいた。


「みなさん…」と、アイム。


みんな、心配して、待っていたのです。


「ひとりであいつを倒せるわけないだろう」

ジョーは、そう言いました。


マーベラスも、「あいつとやれば、確実におまえは死ぬ」と。

「それが現実だぞ」


「でも、わたくしは…」

アイムはすすり泣きながら、下を向きました。

ギュッと、スカートをつかむ。


そんなアイムの頭に手を置いて、マーベラスは言った。

「泣くな」

かつて言った言葉を、思い出させます。

「おまえ、オレとはじめて会った時、何つった?」



思い出されるのは、あの日のこと。

海賊は、マーベラス、ジョー、ルカ、ハカセの4人(+1匹)だった。

ゴーミンと戦う海賊たち。

(約1名、緑の服の人だけ、逃げ回っている?)

アイムは、その様子を陰(かげ)から見ていました。

そして、スゴーミンが投げ捨てた紙をひろった。

それは、マーベラスの手配書。

「お待ちください!」

スゴーミンとゴーミンを倒した4人の前に、アイムは歩み出ました。

スカートを少し持ち上げ 王女らしい礼をしてから、アイムは挨拶(あいさつ)を。

「わたくし、アイム・ド・ファミーユ、ファミーユ星の王女です」

ファミーユ星の名前は、ハカセも知っていました。

ザンギャックに滅ぼされた星として。

「で? そのお姫さまが何の用?」

ルカの質問に、アイムは答えます。

「あの…わたくしを仲間にしてください!」「海賊になりたいんです!」

「バッカじゃない?」と、ルカは言った。「お姫さまなんかに、できるわけないよ」

でも、アイムは「できます!」と断言しました。「一生懸命、がんばりますから!」と。

ハカセに聞かれ、アイムは海賊になりたい理由を話します。

「わたくしの故郷は、もうありません。けれど、他の星へ逃げ延びた方はいらっしゃいます。その方たちがファミーユ星の誇りを持ち続けられるよう、わたくしは象徴(しょうちょう)として生き続けたいのです」

「だったら、海賊なんかじゃダメだろう」、マーベラスはそう返した。

でも、アイムは首をふりました。「いいえ、海賊だからよいのです」と。「だって、手配書に顔が載(の)れば、わたくしが生きてザンギャックと戦っているのを見せられますから」



そんな思い出を踏まえて、マーベラスは言った。

「星空の向こうに、おまえを支えにしているやつらが、たくさんいるんだろう?」

「そいつらのためにも、ひとりで死ににいくわけには、いかねえだろう…」



顔をはらし、しゃくりあげながら、アイムは「でも…」と。


マーベラスは、言いました。

「アイム! 顔を上げて、前を見ろ」


アイムが涙に濡れた目を上げると、そこには仲間たちの姿があった。


「オレたちが、いるだろう?」と、マーベラス。


ひとりひとりの顔を、アイムは見ました。

一見クールだけど、本当はやさしい、ジョー。

まるでお姉さんのような、ルカ。

テンション高く、正義を愛する、鎧。

たよりなさげで、実はたよりになる、ハカセ。

それをまとめる、船長。


マーベラスは、静かに、うなづきました。


こみあげてくるものに体を震わせながら、アイムは言った。

「みなさん…わたくしに力を貸してください」

「ザツリグを倒すために…」



マーベラスは、笑いました。

「その言葉を、待ってたぜ!」


ジョーも続ける。

「ああ、皇帝親衛隊なんて、知ったことか」


鎧も、力強く言った。

「あんなやつ、たいしたことありません!」


ルカは黙って、微笑んだ。


「ボクにまかせといて!」と、ハカセ。

ドン・ドッゴイヤーだけに、ドンとまかせてよ!


そのハカセの胸を、ルカがドンとたたきました。

「あんたが言う?」


(ふふ、いつものゴーカイガレオンに戻った)


泣き顔だったアイムは、笑顔に。


アイムと仲間


さあ、いっちょ、やったるか!





ひとりで戦おうとした、アイム。

「親の仇(おやのかたき)のように」という言葉がありますが、まさにザツリグは親の仇です。

おかげで我を忘れてしまった。


なぜ、王女様が海賊に?

ずっとそう思ってましたが、その理由が判明。

アイムは、自分の姿を逃げ延びた故郷の人々に見せるために、それによって勇気づけ、誇りを持ちづづけてもらうために、海賊の道を選んだのでした。


そして今、たよりになる仲間ができた。

少々くせが強いけど、それぞれの色に輝く、たのもしい仲間。


1色では敵いそうもありませんでしたが、6色なら別です。

さあ、今こそ、仇を討つ。

そして、星空の向こうにいる人々に、勇気と誇りを届ける…





スーパー戦隊シリーズ 海賊戦隊ゴーカイジャー VOL.6【Blu-ray】




Newtype THE LIVE (ニュータイプ・ザ・ライブ) 特撮ニュータイプ 2012年 01月号 [雑誌]




小池唯 写真集 『 scene2 』



 


港に現れたザツリグの前に、6色の戦士が並び立つ。


「逃げずに来るとは、たいしたもんだ、海賊ども」

不敵に笑う、ザツリグ。

「今日が貴様らの、最期(さいご)だ」


「最期なのはあなたです、ザツリグ!」

アイムが一歩前に出ました。

「わたくしの故郷を、たくさんの人々の幸せを奪ったあなたを、絶対にゆるしません!」


仲間たちも一歩前に出て、アイムに並ぶ。


「フン、おもしろい」と、ザツリグ。

「どうゆるさないのか、見せてもらおうか」


「いきますよ、みなさん!」

アイムは、レンジャーキーをかまえました。

6人は、豪快チェンジ。

海賊戦隊ゴーカイジャー!


ピンクは叫んだ。

「派手にまいります!」


いきなり発砲だ。

ザツリグは、胸の眼魔アイを開き、バリアで防御。


6人は発砲しつつ、突進します。

ピンクとレッドが、サーベルで斬りかかる。


と、ザツリグが消えました。

高速移動で背後をとり、後ろの4人を蹴散らした。

さらに、レッドとピンクの背後もとり、殴り倒しました。


そこで再び、眼魔アイ発動。

まるで念力を使うように、6人を手も触れずに投げ飛ばした。


さらに倒れたところを、攻撃する。

眼魔アイで、衝撃波を放った。


ヒザを折り、前のめりに倒れる、ゴーカイジャーたち。


「こんなものか?」と、ザツリグが勝ち誇ります。


「まだまだです!」

最初に立ちあがったのは、ピンクでした。


「ならば、こんなのもあるぞ」

ザツリグはまた、眼魔アイを使った。


6人は吹き飛ばされ、コンクリートのビルに激突。

建物の一部が、崩れ落ちた。

なんちゅー強さだ。


変身を解除させられた、海賊たち。

ガレキと共に、ビルの中に転がります。


「だいじょうぶですか…みなさん…」

アイムが声をかけました。

もちろん、自身もダメージを負っています。


「あったりめえだ…」

歯を食いしばって、マーベラスが立ち上がろうとする。

「いい準備運動だ…」

が、あまりのダメージに、ヒザが折れました。


「それより見たか?」と、マーベラス。

「やつの胸の目を」


「見ました」

アイムも、それを見ていた。

「あれが開くと、何かが起きる…」


ということは、あれさえ封じれば、まともに戦えるということか。

希望が見えてきました。


ジョーが言った。

「アイム、おまえが封じろ」

「やつの目を」



「あたしたちが囮(おとり)になるから」

ルカも、そう言います。

「そのスキを突いて…ね?」


「わかりました」

アイムは、うなづきました。

「みなさん、よろしくお願いします」



6人は再び、ザツリグの前へ。

余裕のザツリグは、追うことなく、海賊が戻るのを待っていた。

「戻ったか…」

「あれで終わりでは、つまらんからな」



「終わるのは、てめえのほうだ」と、マーベラス。


「みなさんの気力、すごすぎです」

鎧は、そう言って口元をゆるめました。


マーベラスは言った。

「なくしたくないもんが、あるからな…」


(なくしたくないもの?)


ルカも、「そうだね」と。


ジョーもハカセも、ニヤリと笑う。

鎧だけ、ピンときてないよう。


マーベラスを先頭に、5人は走りながら、ゴーカイチェンジ。

アイムだけ、後方に下がっていました。


そうしながら、マーベラスは想う。

<正直、最初は何もできないお姫様だった>

<銃を撃たせりゃ、反動でひっくり返る>



ジョーも思い出します。

<剣を持たせりゃ、重さに振り回される>


<およそ戦いにゃ、向いてなかった>

そうマーベラスは振り返る。


<家事をさせてもさ、もう、メチャクチャだったし>

そう回想するのは、ハカセ。

洗濯をさせたら、部屋中泡だらけになった。


<な~んかマイペースすぎて、タイミングが合わないしね~>

今でこそ名コンビのルカですが、昔はガックリ崩れ落ちることも多かったという。

今 気が付いたの? みたいな。


銃とサーベルで立ち向かうゴーカイジャーたちですが、ザツリグはさすが親衛隊員だけあって、体術にすぐれる。

しかも、眼魔アイを使うので、スキがありません。

眼魔アイは、攻守ともに使える。

時には衝撃波で攻撃し、時にはバリアで防ぎます。

念力まで使うので、どうしようもない。


5人はついに、吹き飛ばされた。

地面を派手に転がります。


<だがアイムには、オレたちに無いものがあった>

マーベラスは、そう言った。

そう、萌えだ!


みんなもそれに、うなずきます。

ジョーは、ああ、ハカセは、うん、ルカは、だね、と。


<4人の頃は、ケンカになることも多かった>と、マーベラス。

<だが、アイムが来てからは、何でだか…いい感じになった>

アイムが持つ空気が、ガレオン内の雰囲気を、変えてくれたのです。


<分かります!>と、鎧。

<何か、分かります!>


5人は、立ち上がりました。

アイムがやれるまで、こちらは何回でも立ち上がる。


「みなさん、次で、まいります!」

ゴーカイピンクが、進み出ました。


その声を受けて、5人は突進する。

ファイナルウェーブからの、走りながらの、ゴーカイブラスト&スラッシュ!

ザツリグは、眼魔アイを開きました。

エネルギーを、弾き返す。

そのエネルギーに、炎まで巻きついた。


レッドら4人は、横に飛んで避けました。

シルバーはゴールドモードに二段変身し、火球を体で受け止めます。

「今です!」


シルバーの声を合図に、その背後から、ピンクが大ジャンプ。


!?


そして今度は、ゴーカイサーベルを手に、急降下。

ザツリグの眼魔アイを、つぶしました。


ああ、目が~っ!


火を噴く、眼魔アイ。

ピンクは続けてファイナルウェーブを発動、至近距離で、ゴーカイブラストを放った。


絶叫(ぜっきょう)と共に地面を転がる、ザツリグ。

ついに攻撃が決まりました。

そして、あの眼魔アイを封じた。

6人の作戦は、成功したのです。


ゴーカイピンク


「ぬあああ、オレの、オレの目が~っ!」

身悶える(みもだえる)、ザツリグ。


「ド派手にまいりましょう!」

ピンクは、レンジャーキーをかかげました。

「鎧さん!」


ピンクとシルバーが、豪快チェンジ!

出た、今日はふたりの、ゴーオンウィングス!

ゴーオンゴールド(鎧)&ゴーオンシルバー(アイム)の登場だ!

ジェットダガー!

ミッション6(シックス)、フルパワー!

ダガーアクロバット!

ロケット噴射で突撃し、まず一撃×2。

急上昇から急降下し、袈裟切り(けさぎり)×2だ。



「ハカセさん!」

お次のペアは、何だ?

豪快チェンジで出現したのは、電光石火ゴウライジャー!

カブトライジャー(ハカセ)&クワガライジャー(アイム)参上!

二重連ダブルガジェット、サンダー!

10万ボルトの高電圧球が、ザツリグを襲った。


「ルカさん!」

お次は、何だ?

出た、ゴセイジャーの乙女組!

ゴセイイエロー(ルカ)&ゴセイピンク(アイム)!

スカイックパワーで飛行するピンクの背中にイエローが乗り、ゴセイシャイニング!

スカイックショットと、ランディッククローが、決まった。


「ジョーさん!」

次は、何でくる?

そう来たか、デカレンジャーからベテラン登場。

デカマスター(ジョー)&デカスワン(アイム)だ!

スワンイリュージョンで攪乱(かくらん)し、ディーソードベガのメガスラッシュ!


「マーベラスさん!」

最後は、これだ。

シンケンレッドそろい踏み、殿レッドと姫レッド!

振り回せ、烈火大斬刀(れっかだいざんとう)、百火繚乱(ひゃっかりょうらん)のダブルパンチ!


必殺技のオンパレード、これではザツリグもたまりません。

煙を上げながら、地面を転がる。


と、いつの間にか、ゴーカイピンクがゴーカイガレオンバスターをかまえていた。

仲間がそれを支え、超必殺技の発動へ。

レンジャーキーをセットし、ピンクチャージ!

(大人のお店の料金ではないぞ)

サクラ色のエネルギーが、砲身にそそがれていきます。


そこにアイムは、気持ちもこめる。

<お父様、お母様、今こそ無念を晴らします>


ライジングストライク!

ピンク色のゴーカイガレオンが、ザツリグをつらぬいた。

見事、アイムは仇を討ったのです。


豪快 ペアチェンジ!




その様子は、ギガントホースのモニターにも、映し出されていました。

ザツリグの相棒ともいえるダイランドーは、「ちょいちょい、ちょ~い!」と。

「オレとならぶスゴイやつだったはずでショー? ザツリグちゃ~ん!」と、大げさに手を広げた。


一方、アクドス・ギルは、「これが海賊か…」と。


「まだ終わりではございません。巨大化していただきます」

インサーンはいつもの銃をかまえると、ギガントホースから光線を放ち、ザツリグを巨大化復活させました。


「よろしゅうにね」と、ダイランドー。

なんか、クセのあるキャラですね。

こわそー。



ゴーカイジャーたちは、ゴーカイオーと豪獣神で出撃。

まずは、豪獣神が引き受け、その間に、マッハルコンを呼ぶ。


マシンワールドから呼び出されたマッハルコンは、飛びだしながら言った。

「バリバリ―! お姫様の活躍、陰ながら、ワクワク見てたぜ!」


ちょっと照れる、ピンク。


マッハルコンは、突進する。

「オレも、バリバリ行くぜ~っ!」

ビーム砲、連射だ。


巨大化ザツリグが倒れたスキに、合体。

カンゼンソウル、セット!

海賊合体だ!

完成、カンゼンゴーカイオー!


カンゼンドリルで、えぐりながら、なぎ倒す。


「とどめ、まいります!」

ピンクの声で、必殺技の発動だ。

いけ、ゴーカイカンゼンバースト!

巨大な手で、殴りとばすぜ!


ザツリグは、絶叫と共に、燃え散った。


カンゼンゴーカイオー


ゴーカイピンクは、誓いました。

「宇宙に散った命のために、わたくしは強く生き続けます」



戦いが終わり、海賊たちは川沿いへ。

芝生の上で、ひっくり返る。

空は青くて、いい風が吹いてきた。


「戦いのあとだけに、格別よね~」と、ルカも気持ちよさそう。


申し訳なさそうな顔をして、アイムは言いました。

「みなさん、ありがとうございました」


どういたしまして、そういった風に、ルカは手のひらを出した。

ジョーは寝転がったまま、親指を立てます。

鎧は手を振り、ハカセは笑う。


上半身を起こして、マーベラスは言いました。

「よかったな、仇がとれて」


その言葉で、アイムは笑顔に。

「はい!」


それを見て今度はマーベラスが、「オレたちも、目的達成だ!」と。

それから再び、寝っころがる。


「?」なアイム。


意味が分かる仲間たちは、微笑んでいます。


鎧も、「やっぱり!」と声を上げました。

「マーベラスさんの なくしたくないものって、アイムさんの…」


鎧が何か言おうとしましたが、「言うな、バカ!」と、マーベラスが口を押えて阻止(そし)。

そしてそのまま、首を締め上げる。


「何ですか?」

キョトンとするアイムに、ルカは、「いいの、いいの」と。


これがいつもの、海賊たち。

アイムはまた、笑った。



ギガントホースの、営倉(えいそう)。

うなだれるダマラスの手には、手錠が。

顔を上げたダマラスの目に宿るものは、何か?


なくしたくないもの





何もできないお姫様だったという、アイム。

それがいろんな経験を積んで、変わってきた。

料理の手伝いもすれば、掃除もする。

買い出しもすれば、戦闘だってこなします。

やって、失敗して、でもまたやって、そうやっていろんなものを身につけました。

今は元王女で、いろんなことができるようになった。


もし王女様のままだったら、それはそれで幸せなんでしょうけども、今のようにはできなかったかも。

そういう意味では、必要がいろんなものを身につけさせてくれたのかな?


いろんな経験ができたし、強くもなった。

そして何より、かけがえのない仲間ができました…





海賊戦隊ゴーカイジャー 海賊合体 DX豪獣神 (特典レンジャーキー付き)




海賊戦隊ゴーカイジャー 海賊合体 DXゴーカイオー




テレビマガジン 2012年 01月号 [雑誌]


 



今週のおまけ

海賊戦隊ゴーカイジャー 今週のおまけ

左上:絵だとりりしいぞ、ワルズ・ギル
右上:日が暮れたら帰る男、ザツリグ

左中:ドジっ娘時代のアイム
右中:泡人間の恐怖?

左下:え? わたしの賞金高すぎ?
右下:なごみ系海賊、アイム姫なのでした





来週のゴーカイジャーは――


来週の海賊戦隊ゴーカイジャー

第42話「宇宙最強の男」

鏡よ鏡、答えておくれ、宇宙で最強の男は誰だい?

それは、ドン・ドッゴイヤーです。

って、ウソ!!

ハカセが、勇者?


ついに動き出す、ダマラス。

そこに、バスコの姿まで。

いったい、どうなる?



伝説の宇宙刑事がついに復活。

さすがの海賊も、逮捕されちゃう?


「海賊戦隊ゴーカイジャー vs 宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」

2012年1月21日、公開決定です!


ゴーカイジャー vs ギャバン


 → 海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバンTHE MOVIE 





海賊戦隊ゴーカイジャー あつめて変身!35戦隊! 特典 オリジナルレンジャーキー!「ゴーカイレッド レンジャーキー」付き






<<「タイムレンジャー vs ショットのザンKT0/第40話 未来は過去に」
   「勇者ドン・ドッゴイヤー vs ダマラス/第42話 宇宙最強の男」>>

 → 「海賊戦隊ゴーカイジャー 目次」





「海賊戦隊ゴーカイジャー ブログコミュニティ - テレビブログ村」

 → 「天装戦隊ゴセイジャー 目次」
 → 「侍戦隊シンケンジャー 目次」





今週の1票を、よろしく。








関連記事
[サイト内タグ]:  海賊戦隊ゴーカイジャー



ブログランキング・にほんブログ村へ
BlogPeople「人間・哲学/人間考察」
blogram投票ボタン


ランキングに参加しています
よかったらクリックしてね


秋だから、実をためる


↑ページトップへ


■ 最近のエントリ

■ 人気ページランキング


海賊戦隊ゴーカイジャーの第41話を見ました。 第41話 なくしたくないもの ザンギャック皇帝・アクドス・ギルは息子のワルズ・ギルの仇を討つため、皇帝親衛隊であり、数千の星を滅ぼし、惑星の破壊...
[ MAGI☆の日記 ]

↑ページトップへ




// HOME //
Powered By FC2ブログ.
copyright © 2005 枕石漱流 日記(ユング心理学の視点から) all rights reserved.
ブログパーツ アクセスランキング
■ Amazon
■ 注目記事
■ アーカイブ
■ カテゴリ

■ 月別アーカイブ

■ 検索ぷらす


【注意】 ENTERキーだとうまく表示されないようです。申し訳ございませんが、ボタンを押してください。

■ キーワードハイライト機能

検索時、検索語句がハイライトされます。

■ BlogPeople リンクリスト

リンク集と更新状況↓



☆登録する by BlogPeople☆

■ RSSリーダーに登録

 RSSリーダーで購読する

 メールで購読する


(リンク切れを修正しました)


■ 最近のトラックバック
■ スポンサードリンク

■  
■ スポンサードリンク



■ 最近の記事
■ カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

■ FC2カウンター



現在の閲覧者数:

■ プロフィール

南方 城太郎

Author:南方 城太郎
生息地:関西
分類:昭和人間
生まれ:
黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


日記について


拍手する

プロフ
電脳露店マイアソシエイトストア
おバカ映画

■ リンク
■ RSSフィード
■ インフォメーション


検索サイトiscle
(検索サイトさんです)

■ QRコード

QRコード

携帯でも御覧になれます。

■ 地域情報



ジオターゲティング





■ にほんブログ村

■