ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
フジテレビの自己検証番組・自己批評番組「新・週刊フジテレビ批評」。

その11月12放送分で、「"ネトウヨ心理"とテレビ」と題したものが、テーマとして取り上げられたようです。


フジテレビはその報道姿勢に疑問を持った人々から「フジテレビ抗議デモ」と呼ばれる一連の抗議を受けており、その報復かと、前日から話題になりました。(実際には、そんなことありませんでしたが)


そもそもネトウヨとは何かということなのですが、放送では「ネット上で憂国的な発言をする人々」と最初に定義づけられたようです。

憂国とは文字通り国を憂うことで、国の現状や将来について、心を痛めること。

ネトウヨとは憂国発言を小馬鹿にする言葉だと私は捉えていますが、国を憂うことが嘲笑されるとは、どうなんでしょうね。(確かに、何だかな~という発言も存在するけれど)

そもそもテレビという媒体でレッテル貼りに使われる言葉を題名として使うこと自体、これはどういうことなんだろうと思いました。といっても、この題名を誰が提案したのかは、分かりませんが。


 → 「レッテル貼り/認知の歪み 社会編(9)」 」
 → 「レッテルという決めつけ/認知の歪み 社会編(18)」





番組で意見を述べてくれたのは、批評家の濱野智史さん。


濱野さんが言うには、ネトウヨとは、ネット右翼という言葉の略で、ネット上で右翼的・愛国的・ナショナリズム的な発言をする人たちのこと。過激な人は、排外的な言論を強く打ちだしたりもする。

右翼という名が入るものの、従来的な街宣車で抗議活動を行うような右翼の延長線上として捉えない方がいいのではないかと。


濱野さんは、前時代に社会への不満や現状打破への意識を左翼的な人々が回収していたのが、10年ほど前から変化し、回収し切れなくなったと分析します。また、現状打破へのターゲット、新しい敵として、マスメディアが取り上げられたのではないかと。

(私は実際に問題があり、しかもその影響力が大きいからだと捉えていますが)
(といっても悪の権化とか、諸悪の根源にするのは、かわいそう)


ジャーナリストの津田大介さんも、メディアに対する不信に注目します。

時代が変化し、テレビや新聞など一部のマスコミだけが情報を独占できる時代ではなくなってきたし、むしろ、政府民主党とタッグを組んでいろいろやってるんじゃないか、本来権力の批判装置であるはずのマスコミが権力化してるんじゃないかと、ネット上では見なされている部分があると。

また、そう思う理由もあって、作為的な編集や、不自然なほど横並びの報道が、ネットでは度々取り上げられていると。そして、そんな不満が繰り返されてきた中で、ここ1~2年、具体的な行動になって来ているとも。

(ここで、フジテレビに対するデモに関しても、少し言及されました)
(スタジオがビミョーな雰囲気になったようにも見えた ← 主観だから、本当のことは分からないけど)




憂国的な発言に対し、テレビはどう向き合っていけばいいのか?


それに対してまず濱野さんは、ネトウヨという言葉自体よろしくないところがあると。パッと見、右翼的だったり、ナショナリズム的だったり、排外的だったりと、そういうレッテルを貼るのもしょうがない部分があるものの、実際は真面目に批判意識を持っている人たちも多いわけで、レッテルを貼って決めつけるのはどうかと。

その一面は、メディアを真面目に批判し、検証しようという集まりでもある(もちろん、すべてがそうではないが)。また、そういう意味では、市民によるマスメディアの監視と、言えなくもない。

だからレッテルを貼って無視するとか、そんな意見を聞かなくてもいいと排除するのはやめた方がいいと、提言。



津田さんは、TPPを例に挙げました。

新聞やテレビがどちらかといえば推進の論調を展開する中で、ネット上では、どうやら調べていったらあやしいぞと、なってきている。TPPの問題はメディア不信とつながっていて、本来は、どういったメリット・デメリットがあるかを開示した上で、みなさん判断してくださいと、そういう風になるはず。ところが、政府もマスコミも、それをやらない。それを検証解説するのがメディアの役割だと思うのだけれど、それをやれているメディアはなかなかない。そんな中で、手間のかかる作業を、ネット上の人たちが、やりはじめている。そういう意味で、メディアと消費者との意識のかい離を、象徴的に表していると感じると。



最後に濱野さんが提言したのは、以下の通り。

メディアは、ネトウヨというレッテル貼りをするな。

逆にそう呼ばれる人は、メディアと同じスキルを使ってメディアにレッテルを貼るなと。

これでは対話できないので、お互いレッテル貼りから離れた方がいいと。

冷静に議論できる場を作るのが重要だと、〆てくれました。





というわけで、デモの報復というわけではありませんでした。

どちらかというと、インターネット内の動きについて、濱野さんと津田さんが分かりやすく解説した感じ。

視聴者に解説したというよりは、テレビ側に解説した印象も。

また、司会のふたりの表情を見る限り、インターネット内でどのような動きがあるのかよく知らないのかな、という印象も受けました。


ここのところ、テレビの深刻な視聴率低下が記事になるなどしました。

また、フジテレビは抗議デモの対象にもなっているわけで、危機意識があるのかどうかという話ですが、番組を見ただけでは、よく分かりません。

接触を持つ前段階として解説を頼んだのか、はたまた、それより前の段階なのか、それともそんな気は全然ないのか、よく分かりませんでした。

というか、何を抗議され、何を不信がられているのか、よく分かってないのかも。


あ~~~~~~ら~~~~~~~~~。

そうだとしたら、局内のインターネット通に話を聞いたらどうかとも思いますが、組織内の人がそんなことするのは、嫌かもしれませんね。本当のこと話して理解されず、ただ睨まれたらいやだし。

う~~~~~ん。

これから、どうなるんだろう?

一連の流れの中で、売り言葉に買い言葉の部分もあって、「見たくないから見ません」とか「できるだけ見ません」とか、そういう人もいるわけで、これは商売人にとっては、問題だと思うな。

お店に客が、できるだけ行きません、ってな感じだもんね。

しかも、インターネットに接しない世代(高齢者)の視聴者も、きっかけさえあれば視聴しないかもといった意見を、ちらほら耳にすることもある。



これから、どうなるんだろう?





ユリイカ2011年2月号 特集=ソーシャルネットワークの現在 Facebook、twitter、ニコニコ動画、pixiv、Ustream・・・デジタルネイティブのひらく世界




30分で達人になるツイッター (青春文庫)






 → 「今必要なのは、前提条件の開示?/TPP問題」
 → 「TPP問題の根底/NHK 激論!TPP(1)」




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黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


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