ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
これは、一方では実際より大きく見積もり、また一方では実際より低く見積もるような、認知の歪みです。そんな心の癖やパターン。あるいは、一部を拡大して解釈してしまう。



個人の場合、自分を実際以上に低く見積もり、否定的に捉えます。また一方で、他者を実際以上に高く見積もって、余計に自分はダメだと思う。そう、根拠もないままに、信じ込みます。

「あの人に比べて、自分はダメだ」「みんなに比べて、わたしはできていない」と。

(といっても、そういう思考パターンが形成されるには事情や布置があるものだから、その人が悪いというわけではありません。何が悪いのかといえば、できあがってしまっている硬化したパターンが悪い。人が悪いのではありませんね)


社会的な場合は、特定の相手や集団を過大評価し、別の相手や集団は過小評価します。

人間ならこういうことはあって当たり前ですが、その程度が大きかったり、そうする期間が長かったりする。第三者的な視線で「???」と思うようなことが長期間続いた状態。

こうなると、個人においては生きにくくなるし、社会においては選択を間違ってしまいます。なぜなら、目の前のものをフェアに見てないから。選択以前に、前提がおかしくなってしまう。

いや、ホント、前提がおかしいまま突っ走っていることって、案外多いですよ。とりあえず悪者にされたりとか。



認知とは、そこにあるものをはっきりと認めること。それが認知の歪みを持つと、全体を見なかったり、フィルターをかけたり、マイナス化したり、実際より高く見たり低く見たりしてしまう。

どこかで、物事に対する解釈や理解が、ズレちゃいます。選択する前に、前提を間違ってしまう。

なので、修正する。



求められるのは、実際を知ること。「きっとそうに違いない」ではなくて、確かめること。

一部だけ見ていたのなら、全体を見る。フィルターをかけていたのなら、項目を書き出し、全部見る。

感情は結果であって、その前には認知があります。腹が立つ、悲しい、気分が落ち込む、そうなるには、そうなるだけの理由がある。腹が立つことがあるから腹が立つし、悲しいものを見れば悲しいし、落ち込むだけのことがあれば落ち込みます。

が、しかし、認知の歪みがあると、実際はそうでないのに腹立たしいものとして受け取り、結果、腹を立ててしまう。実際はそうでもないのに悲しい出来事だと受け取り、ひどく悲しくなってしまう。こういうことが、生じてしまいます。

なので、気分をどうにかしようとするのではなく、その前の、認知の仕方を修正します。反応はそのままで、受け取り方を変える。

具体的には、認知しているものを書き出し、実際と比べる。思っていることと現実に大きな差がないか、確認します。そうやって、現実とのズレやギャップを埋める練習をしていく。



そろそろ、社会的にも、こういう方法がとられても、いい頃かもしれません。

今、メディアは、どうも感情増幅装置になっているようなところがある。特に民放では顕著で、それに対する声が、この震災において、多く見られました。また、一部の人は、思想信条によって過大評価・過小評価することが多く、それに対する非難の声も、上がっている。

(もちろん、そういった非難の中にも認知の歪みがあるわけで、それは気をつけねばなりませんが)


以前にも書きましたが、現代日本は、感情が勝ちすぎ、実際が蔑ろにされているように思います。あるいは、一部の実際が拡大され、他方の実際が無視されたりする。感情が暴れ回り、程度とか割合に、目が行きません。

これはもう日本という国が抱えている病のようなものなので、早急に手を打つことが望まれます。


メディアは、ものすごい伝達力を持っています。それ故に、認知の歪みを広げてしまっている。

が、逆に考えれば、伝える人であるメディアが健全化してくれば、だんだんと世間も修正されてゆくのでしょう。時間はかかるにしても。

悲しいかな、今は逆ですが、早く中にいる誰かが気づき、仲間を得て、歪みの修正に着手してほしいところです。



目の前の現実を書き出し、イメージや思っていることとのギャップを埋め、フェアな目で、伝えてほしい…





「だから自分はダメなんだ」と決めつけない ~こころ楽になる気持ちの扱い方~



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だって、もう、けっこう、ギリギリかもよ…





<<「結論の飛躍/認知の歪み 社会編(5)」
   「感情的決めつけ/認知の歪み 社会編(7)」>>


 → 認知の歪み




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Author:南方 城太郎
生息地:関西
分類:昭和人間
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黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


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