ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 

もし人が神経症を抱えているとしたら、その点だけは特別だが、人は正常な人間として、社会的礼節をもって扱われるべきである。



ユングは誠意をもって患者と接したといいます。

そして、丁重に迎えるとともに、自分の弱さを隠そうとはしなかったという。

むしろ、「あなたも私と同じように困ってるんですね」と、笑みを浮かべて語りかけたといいます。


一を十としてしまう時、神経症であるというだけで、全人格を神経症として扱ってしまうかもしれない。

何かひとつをもって、人間の全部を語ろうとしたり、判断してしまうかもしれません。

実際、社会には、そのような傾向があるのでしょう。


しかし、そのような行為はいわば「認知の歪み」であって、正しいとは言えない。何より、人間というものを軽んじてしまう。

ただ、人間は通過点として、そのような認識の歪みを持つのも、事実です。誰だって、多かれ少なかれ、同じようなことはやってしまう。もちろん、私だってそう。

ただ、年齢や社会の成熟と共に、克服しなければならない課題だとも、思います。


ひとつで人間の全部を語り語られるというのは、人を生きづらくしてしまいます。

どこまで意識するかは別にしても、悩まされてしまう。

人はこの点において、被害者にもなり、加害者にもなるようです。

みんな、同じようなことで、困っているのに。


だから、いつかは、卒業すべきことなんでしょう。



何か部分的に問題があるにしても、それで全部が否定されるものではないし、人格は守られねばならない。





ユングには、信念がありました。


「傷ついた医者だけが治療できる」



これはもちろん、傷つけばいいということではありません。

傷つき、克服した経験が糧になるということ。

ひと山越えた経験が、人の役に立つと。


屈強で疲れを知らない人が、山登りの同伴者となったら、どうでしょう?

その人は、険しい山を、すいすいと登るかもしれません。

でも、疲れ戸惑っている人に、何ができるでしょうか?


共感とは、体験。

人は、先行体験があって初めて、真に共感できるようです。

推測ではなく、共に体験できる。

そして、共感こそが、救いになる。






必ずしもすべての答えを知らないということが非常に大事である。



何よりも大事なのは何か?

それは、患者さん自身が、自分で答えを見つけること。


本人が生きる、これにこそ意味があると。

だいたいが人の人生に決まった答えはないわけで、自分で決めるしかない。

また、自分が決めたことに対しては、それを受け容れ、責任を持つしかない。


治療の過程には、そういった部分も含まれるのでしょう。


だんだんと、答えを見出す。

だんだんと、自分で決める。

だんだんと、決めたことに責任を持てるようになる。

全部が全部、がっちりやることはないですが、それをだんだんとやる。


そうやって、自分の人生を生きられるようになるのでしょう…





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次回に続く…





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Author:南方 城太郎
生息地:関西
分類:昭和人間
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黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


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