ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
この前のゴセイジャーの記事で、「脳は補完する」というようなことを書きました。

その説明のために、NHK で放送されていた「解体新ショー」のレビューをば…



解体新ショー

「目の錯覚はなぜおこるの?」



解体新ショー




目の錯覚って、ありますよね。

例えば、このような図形が有名。


解体新ショー 目の錯覚


解体新ショー 目の錯覚



でも、同じ長さの線が、どうして違って見えるのでしょうか?


その答えは、脳にあるといいます。

目から入った情報は、実は、そのままでは不完全。

だから、脳の働きにより、細部の情報を補って、鮮明な映像にしているそうなのです。

さらに、目に見える世界を奥行きのあるものとして理解しているのも、脳だといいます。



解体新ショー 目の錯覚

例えば、こういう図を見ると、脳は、遠くの隅であると理解します。

そのため、実際は見た目より長いに違いないと、脳は思い込むそうなのです。



解体新ショー 目の錯覚

同じように、この形は、近くの角だと、脳は理解します。

だから、(手前にあるので、実際は)短いと判断する。



このように、平面にある世界を脳が立体として理解するので、錯覚が起きるんですね。


この脳の機能により、我々は奥行きを感じることができます。でも、同時に、錯覚する場合もあると。





香川県屋島には、“クレーゾーン”(あるいは、“ミステリーゾーン”)と呼ばれる場所があります。

「ウィキペディア」の画像


この道は、手前に下り坂、奥に上り坂があるように見える。

ところが、上り坂の途中にボールを置くと、ボールは手前に下るのではなくて、奥に上りはじめます。

実はこの場所、上り坂に見えていますが、下り坂なんですね。


この錯覚の原因も、脳です。

坂道に立っている時でも、脳は自分のいるところを基準にして、周囲を捉えようとする。

そのため、本当は下り坂なのに、上り坂だと、錯覚してしまうのです。


解体新ショー 目の錯覚
↑本当の位置

解体新ショー 目の錯覚
↑脳の思い込み



このような錯覚は、他でも生じます。

例えば、動いているものを基準としてしまった時、逆に、止まっているものが動いていると感じてしまう。


番組で紹介されていたものだと、出っ張ったお面の裏側が、実際は へこんでいるのに、出っ張って見えました。

これは、顔というものは本来出っ張っているものなので、脳がそのように解釈するそうなのです。

顔だからへこんでいるわけないよね、と、思い込むわけです。そう解釈し、補正した、映像を見せる。



このように脳は、不完全な映像を解釈し、補正しているそうなのです。


我々は実は、目に入ってきている情報をそのまま見てはいない。

脳によって足りない情報を補っている。あるいは、すばやく処理するために、頭のほうで大胆な処理をしているのだそう。

ただ、時には、「そうでないこと」が起こるわけで、その際に、脳の処理と現実との間にギャップが生じ、錯覚が起こるんですね。





こういうことは、いろんなところで生じていそう。

何かを当たり前とした時、我々はそれをいちいち確認しません。

でも、時には、当たり前ではないことが、生じているかもしれない。

「○○は、こんなもんだよね」としていることが、実は、そうでないかもしれない。

概ねそうであるにしても、そうでない限定された状況が、あるかもしれない。

その時に、「○○は、こんなもんだよね」と切り捨てたら、どうなるか?



あるいは、自分を基準とした時、他は△△に見えるかもしれません。

でもそれは、他の人から見れば、ちょっと違うかもしれない。

はやい人を基準にすれば、他は遅く感じるかもしれない。

あつい人を基準にすれば、他を冷たく感じるかもしれない。

でも、ひょっとしたら、それらの基準が極端であって、本当は、はやすぎたり、あつすぎたりしているのかもしれない。



我々は、「そういうもの」となってしまったものを、いちいち確認しません。そういうものだと思えば、検証せずに、そういうものだとして処理する。

でも、時代や環境、置かれた状況が変わる以上、いつまでもそれが「そういうもの」かどうかは、分からない。

確かに、前はそういうものだった、でも、今は…

確かに、概ねそういうものだ、でも、時には…



きっとこういうのは、「認知の歪み」にも、関係するのでしょう。

それについては、また別の記事で書きます。





錯覚の世界―古典からCG画像まで
錯覚の世界―古典からCG画像まで



心理パラドクス―錯覚から論理を学ぶ101問
心理パラドクス―錯覚から論理を学ぶ101問





あと、来週にでも、「空耳のメカニズム」に関しても…





【関連記事】
「楽しいことは記憶に残る/解体新ショー」
「エヴァンゲリオンのL.C.L.?/パーフルオロカーボン 解体新ショー」

 → 「プチ好奇心・教養に関するアーカイブ」

「偏見とステレオタイプと固定観念(1)」




関連記事
[サイト内タグ]:  テレビ  解体新ショー



ブログランキング・にほんブログ村へ
BlogPeople「人間・哲学/人間考察」
blogram投票ボタン


ランキングに参加しています
よかったらクリックしてね


秋だから、実をためる


↑ページトップへ


■ 最近のエントリ

■ 人気ページランキング


↑ページトップへ




// HOME //
Powered By FC2ブログ.
copyright © 2005 枕石漱流 日記(ユング心理学の視点から) all rights reserved.
ブログパーツ アクセスランキング
■ Amazon
■ 注目記事
■ アーカイブ
■ カテゴリ

■ 月別アーカイブ

■ 検索ぷらす


【注意】 ENTERキーだとうまく表示されないようです。申し訳ございませんが、ボタンを押してください。

■ キーワードハイライト機能

検索時、検索語句がハイライトされます。

■ BlogPeople リンクリスト

リンク集と更新状況↓



☆登録する by BlogPeople☆

■ RSSリーダーに登録

 RSSリーダーで購読する

 メールで購読する


(リンク切れを修正しました)


■ 最近のトラックバック
■ スポンサードリンク

■  
■ スポンサードリンク



■ 最近の記事
■ カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

■ FC2カウンター



現在の閲覧者数:

■ プロフィール

南方 城太郎

Author:南方 城太郎
生息地:関西
分類:昭和人間
生まれ:
黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


日記について


拍手する

プロフ
電脳露店マイアソシエイトストア
おバカ映画

■ リンク
■ RSSフィード
■ インフォメーション


検索サイトiscle
(検索サイトさんです)

■ QRコード

QRコード

携帯でも御覧になれます。

■ 地域情報



ジオターゲティング





■ にほんブログ村

■