ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
大河ドラマ「龍馬伝」、第4話「江戸の鬼小町」より――



龍馬伝 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
龍馬伝 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)



龍馬(福山雅治)と溝渕広之丞(ピエール瀧)は、ついに江戸に到着しました。当時の旅といえば、船で海を渡るほかはほとんど徒歩。土佐から江戸まで、30日かかったといいます。

人の多さとその活気に、龍馬たちは驚きました。

しかも江戸では、侍より、町人や商人の方が活き活きして威勢がいい。

橋の上で見世物をする者、大八車で荷物を運ぶ者、相撲取り、大工、客引きに駕篭かき(かごかき)、様々な人が集まり、活発に動いている。



ふたりは、築地の土佐藩中屋敷の一室に住まいます。

龍馬はさっそく、挨拶をすべく、千葉道場に出かけました。


北辰一刀流の開祖・千葉周作。その実弟が、千葉定吉(里見浩太朗)。

定吉は桶町に道場を開いていました。兄・周作の道場と区別するため、桶町千葉道場、あるいは、小千葉道場と呼ばれます。



中に通された龍馬が見たのは、子供たちが竹刀を振るう姿。女性の姿も、多く見られます。

全国の猛者たちが集まっていると思っていた龍馬は、少し拍子抜けしてしまいました。

龍馬は子供たちを指導している男に挨拶します。

彼が千葉定吉の長男・重太郎(渡辺いっけい)でした。


近頃は女子供、商人たちの入門が増えてきた。何にしても門人が増えるのは嬉しいことだ。道場を江戸で営むのはなかなか苦しいものがある。

重太郎は、はきはきと、取り繕うでもなしに、説明します。どうやら腹の中に何か隠すような性分ではないらしい。明朗快活な、気持ちのよい男のようです。



龍馬は道場に太鼓を入れることを提案しました。

太鼓に合わせて剣を振ったら楽しいし、ちょっとした評判になるかもしれない。

既成概念に囚われない、龍馬らしい発想です。

重太郎は龍馬のことを、面白い男だと思ったようでした。



奥の道場に通された龍馬は、そこで先ほどとは違った千葉道場の姿を見せ付けられることに。

響き渡る竹刀の音と、気合声。

どれも途切れることを知らない。

つばぜり合いから壁に叩きつけられる者、複数の人間を相手にする者、先ほどの大道場から一転、熱気にあふれる風景でした。



いったん稽古が中断され、龍馬が定吉に挨拶することに。

太刀筋が見たいからと、定吉は、女剣士・佐那(貫地谷しほり)に龍馬の相手をさせます。

女が相手ということで龍馬は面食らいますが、本当に面食らったのは、はじめの声がかかってからでした。

面に、小手に、胴にと、佐那の鋭い竹刀が飛びます。

打ち返すことなど到底無理、まともに防ぐこともできない。

小手を防げば面を打たれ、面を防げば胴を打たれる。連打、連打、連打。

龍馬は何もできませんでした。


もう一度やらせてほしいと訴える、龍馬。

そんな龍馬に定吉は言います。佐那はわしの娘で、この道場に佐那に敵う者は誰もいない。



佐那のことは溝渕も評判を聞いていました。何でも“千葉の鬼小町”と呼ばれ、見た目はかわいらしいが剣を持ったら鬼になると言われているらしい。

確かに、鬼のような強さでありました。



土佐では、武市半平太(大森南朋)が門人を集めようとしていました。

若い者に声をかけ、道場で剣を教え、学問も教える。

そして、天下国家をも語りました。



同じ土佐の岩崎弥太郎(香川照之)は、鳥籠を売る日々が続きます。

しかし、心は晴れない。

いつまでこんなことをやっているのか?

自分で自分が嫌になります。



その二人がばったり出会いました。

親切心からか、武市は弥太郎を道場に誘います。

けれど、弥太郎は反発。

武市の龍馬に対する気持ちを見抜き、「武市半平太にも嫉妬いうもんがあったかえ」と、捨て台詞を残して行ってしまいました。

武市の奥に龍馬への嫉妬があったかどうかは分かりませんが、土佐にくくられている自分の境遇に、言葉にならない何かがあるようではありました。



剣の稽古に励む、龍馬。

その様子を手紙に書き、土佐の家族にも送りました。

千葉道場は噂に違わぬ大道場で、侍だけでなく子供や町人まで大勢が通っている。けれど、自分に課せられている稽古は壮絶の一言で、体の痣や手足の腫れが後を絶ちませんが、決して挫けることなく稽古に精進します。みなさん、龍馬は江戸の空の下で、頑張っています。

龍馬らしくない立派な手紙に家族みんなが満足する中、なぜか乙女(寺島しのぶ)だけは御不満な様子。

「江戸で何をしちゆうがじゃ、龍馬は!」と、たいそう御立腹です。



重太郎によれば、定吉は佐那が歩き始める前から竹刀を持たせたといいます。そして、道場の切り盛りなど考えなくていいから北辰一刀流の真髄を極めろ、そう託したとも。

「女子(おなご)を手本にするいうのも、面白いもんぜよ」

頓着なく学ぼうとする龍馬に心を動かされたか、重太郎は稽古の方法を教授します。



稽古の後、龍馬はばったりと会った佐那に、いつもそんな風なのかと訊きました。腹を抱えて笑い転げるとか、酒に酔ってふわっとなるとか、そういうことはないのかと。

ありません。

佐那の返事はそっけないものでした。

まるでそんなものなど必要ないとでも言いたいかの様子。



龍馬に、乙女から手紙が届きました。

お前は剣術をするためだけに土佐を出たのか? 広い世の中を見るという大事な目的はどうした? 初心を忘れてはいけない。

期待に反した内容とその素っ気なさに、龍馬はびっくり。

思わず頭を抱えて畳の上を転がります。


が、溝渕は乙女に共感したようでした。

姉上の言うように、剣術以外のことにも目を向けねばならない。

社会勉強すべきだ。

溝渕は熱心にそう説くと、龍馬を外に連れ出しました。



ここの女子は金を払ったら二階で添い寝してくれる。溝渕は嬉しそうにそう言いました。

なるほど、社会勉強とは、こういうことだったようです。

しかし、龍馬はこれを拒否。それでは父上に面目がたたないと。


その様子を見ていた男がいました。

女子と遊ぶより父親との約束を選ぶとは立派な心がけだ、そう言って、男は近づいてきました。

男の名は、桂小五郎(谷原章介)。長州藩士で、江戸三大道場の一つ斉藤道場(練兵館)に通っているといいます。


江戸三大道場とは、北辰一刀流の千葉周作(玄武館)、神道無念流の斎藤弥九郎(練兵館)、鏡新明智流の桃井春蔵(士学館)、それぞれの道場を指します。これらは「技の千葉、力の斉藤、位の桃井」と呼ばれました。

因みに、後に武市半平太は、鏡新明智流を学ぶことになります。


土佐を出て日本の大きさがはじめて分かった、龍馬はそう話そうとしますが、桂は、世界は日本の何千倍も何万倍もでかい、と吠えます。世界には日本よりも文明がはるかに進んだ国がたくさんある。そして、そのうち、連中は日本を狙ってくるだろう。

龍馬にはその話がにわかには信じらませんでしたが、その認識はすぐに覆ることに。



桂といえば、彼の顔には、なぜか墨で書かれたヒゲがありました。

そして、これまたなぜか、溝渕の顔にも同じようなヒゲが。

なぜなんでしょう?(棒読み



あまりの貧しさに、草を摘んで食べねばならないような日々。

「いかん、このままじゃいかん」

弥太郎は立ち上がると、自分も塾を開くと宣言。それにより、ここに岩崎弥太郎がいるということを世間に知らしめてやると。

が、塾は開いたものの、集まるのはやる気のない子供ばかり。

アホらしくなる弥太郎ですが、そこに思わぬ来客が。

平井加尾(広末涼子)でした。

わたしは縁談を断り、お茶もお花も一弦琴もやめた。これからは学問を学びたい。

加尾は弥太郎に、学問を教えてくれるように頼みました。



【春】

・人生の中で勢いの盛んな時期。
・苦しくつらい時期のあとにくる楽しい時期。
・思春期の欲情。「―のめざめ」

(大辞泉より)




弥太郎は人生の夜明けを感じました。

(おお、ポカホンタス)



龍馬の案が採用され、大道場に太鼓が持ち込まれました。

音に合わせて門下生が竹刀を振ります。

活気があって、まるで祭りのよう。それでいて統率されている。

その様子を目にした佐那は、驚きます。


佐那を門下生に紹介する、龍馬。

噂の鬼小町に、門下生は大興奮。


成り行きで、少し指導することになった、佐那。

はじめは気が進まない様子でしたが、そのうち引き込まれ、最後は、龍馬と共に太鼓を叩くまでに。



稽古の後、礼を述べる龍馬に、佐那も、楽しかったと笑います。

けれど、龍馬がはじめて笑顔を見たと言うと、ぷいと行ってしまいました。



時が過ぎたある日のこと、定吉は佐那に、龍馬を斬れるかと問いました。

相手が誰であろうと斬れる、そう答える佐那ですが、定吉は、佐那はもう坂本龍馬には勝てない、そう言いました。

別に責めている訳ではない。ただ、自分が女であることを認めねばならない時が来たのだと、定吉は話します。

しかし、剣一筋に生きてきた佐那にとって、それは到底、認められるものではありませんでした。



道場でこん棒を握り稽古している龍馬に、佐那は立ち合うことを申し込みます。本気の勝負がしたいと。

突然のことに戸惑う、龍馬。

はやくしろと急かされますが、龍馬は、佐那とは打ち合う気にはなれないと、これを拒否。

つまるところ剣は戦で相手を殺す道具である。龍馬はそう言いました。

「戦に男も女もない!」

竹刀を振り上げる、佐那。

龍馬は何とか防ごうとします。

どうしても戦いたくない龍馬は、佐那から竹刀を奪うと、組み伏せました。


どうして自分は女に生まれてしまったのだろう。

泣けてくる、佐那。


そんな佐那に龍馬は思った通りを口にしました。

「わしは、お佐那様ほど凛々しい女子は見たことがないがです。そん凛々しさは、間違いのう剣の修行で身についたもんじゃ。他の誰にもマネできん、お佐那様だけの凛々しさじゃ」
「お佐那様、わしにはまっこと、まぶしゅう見えるぜよ。女に生まれんかったらよかった言うて、そんなもったいないこと言うたらいかんがです」


佐那は龍馬の顔を、じっと見ていました。

そして、わたしは弱くない、そう呟きました。「あなたが強すぎるのです。わたしは弱くない」と。


認める一点と、譲らない一点。

ふたりは土佐のお仁王様(乙女)を引き合いに出し、笑い合いました。



そこにとんでもない報せが舞い込みます。

浦賀に大きな異国の船が現れたというのです。


黒船来航。

江戸は大混乱に見舞われました。


“太平の眠りをさます上喜撰(蒸気船)、たった四はい(4隻)で夜も寝られず”


黒船は日本の、そして龍馬の、何を覚醒させるでしょうか…





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新しい風を吹かすのが得意な、龍馬。

大道場に太鼓を持ち込み新風を吹かせたかと思うと、佐那の心にまで風を吹き込みました。

そんな龍馬が土佐を出たのは、必然だったのかもしれません。


一方、風も吹かず停滞したような当時の土佐では、若者が悶々としている様子。

が、それで我慢できるはずもなく、動きが生じます。

人を集め、教化し、同志を増やそうとする、武市。

何とか学問で身を立てたい、弥太郎。


若者は停滞を一番嫌います。

澱んだものを吹き飛ばしたいと願う。


さて、若者たちは、どんな風を起こせるでしょうか…





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Author:南方 城太郎
生息地:関西
分類:昭和人間
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黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


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