ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
侍戦隊シンケンジャー、第47回。丈瑠と家臣、わだかまりは解けるか…



姫を守るため、ひいては、この世を守るため、丈瑠(松坂桃李)は心をかきむしられながら、嘘をついた、つき続けた。

その長かった嘘が終わった時、嘘を取り除いた自分に、丈瑠は何も見出せませんでした。

そこに現れた、腑破十蔵(唐橋充)。

自分には何もないと思っていた丈瑠は、戦いだけは残っていることに気づかされます。

十蔵との戦いに没頭する、丈瑠。

それを知った、茉子(高梨臨)、千明(鈴木勝吾)、ことは(森田涼花)は、駆けつけずにはおれませんでした。

しかし、侍の立場を重んじる流ノ介(相葉弘樹)は、身動きがとれない。


嘘をついていた自分に引け目を感じる、丈瑠。

ジイ・日下部彦馬(伊吹吾郎)は、そこにあったのは決して嘘だけではないはずだと言いました。

「それでも、嘘は嘘だ。オレには、これが…」

丈瑠はやましさを抱えつつ、十蔵と最後の戦いを。



答えを出せないまま屋敷に残っていた、流ノ介。

奥座敷でひとり苦しむ流ノ介に、声をかけた者がありました。

「今行かなければ、後悔の苦しさは今以上のもの」

振り返ると、そこには黒子の姿がありました。

頭巾をめくると、そこには小松朔太郎(綱島郷太郎)の顔が。


侍戦隊シンケンジャー 第47回 朔太郎


第七幕「舵木 一本釣」参照)



死闘を続ける、丈瑠と十蔵。

「最高だな、これこそ究極の快楽。剣のみに生きる者だけが、味わえる」

十蔵の言葉が、妙に丈瑠の心に響きます。


闇の中、剣の火花が飛び散る。

丈瑠は小手を打ち、裏正をはね飛ばすと、十蔵にから竹を割るような一撃を叩き込みます。


侍戦隊シンケンジャー 第47回 丈瑠 vs 十蔵


駆けつける茉子たちは、大きく炎が燃え上がるのを目にします。



流ノ介のおかげでまた戦う気になった。侍や殿といっしょに。朔太郎は、そう話します。

しかし、その殿は偽りの殿だった。流ノ介は、どうしてよいのか分かりません。

「で、動くに動けないんだろ。あんたらしいな」と、朔太郎。

「侍として守るべきは姫です。これは間違ってない。ただ…、ただ、わたしは…」、流ノ介は自分の役割と気持ちの間で苦しんでいました。

「あの殿なら命を預けて一緒に戦える、あんたが言ったんだ」、朔太郎はそう言います。

そう、舵木折神捕獲の際、流ノ介は、殿に仕えるのは親が決めたからでも掟に従っているからでもなく、殿なら命を預けて一緒に戦っていけると確信したからだと、答えました。

「あんたが命を預けた殿というのは、志波家当主という器か? それとも、中身か?」、朔太郎は問いかけます。もちろん姫は守らなければならない。しかし、人は犬ではない。主は自分で決められる。


朔太郎は頭巾を上げて自らの本心を話し終えると、再び頭巾を下げ、黒子に戻りました。

「どうか、侍として、悔いのなきように」

朔太郎の後ろには、他の黒子たちも並んでいました。

黒子は黒子で、主を自ら選んでいるのです。



ついに十蔵を倒した。

そのはずでした。

十分な手ごたえはあったはずですが、十蔵はゆっくりと起き上がります。

「なかなか死ねない体でなぁ。手でなくば足、腕なくば口、剣の持てる限り、この快楽は続く」


侍戦隊シンケンジャー 第47回 不死身の十蔵


「しょせん、人の世のことはすべて、命さえも幻。が、この手ごたえだけは真実。お前も感じたはず。何が、お前の真実か…」

十蔵の言葉に、なぜか丈瑠は引き込まれます。

カラッポに思えた自分。でも、そんな自分にも、真実はあった。

この剣の手ごたえ。嘘偽りのない、真実。

丈瑠は十蔵がいる世界に行ってしまうのか?



「だめ~~っ!!」

聞き覚えのある声が響きました。

「丈瑠~っ!」、茉子が叫びます。

「そんな話、聞いたらアカン!」、ことはも声を振り絞る

「お前には、剣だけじゃないだろう!」、千明も訴えかけます。


炎のむこうの声に、丈瑠の心は引き戻されました。



「よそ見をするな! まだ、終わっていない」、十蔵の言葉どおり、決着はまだついていません。

ゆっくりと歩み寄ろうとする、十蔵。

その十蔵の足を止める存在が。


侍戦隊シンケンジャー 第47回 十蔵と裏正


今は裏正となった、十蔵の家族。

彼女が、十蔵の足を止めました。

まるで意志を持ったかのように、裏正が十蔵の足を貫きます。


十蔵は裏正を抜こうとしますが、どうしても抜けない。

「ここにきて――いや、この時を待ったか。裏正~~~~~っ!」

十蔵の絶叫が響き渡ります。


丈瑠はゆっくりと立ち上がると、十蔵に語りかけました。

「それは、お前の真実なんじゃないのか?」


それを否定する、十蔵。

「いや、すべて幻だ。この快楽こそ…」

そう言いかけた時、十蔵は…


侍戦隊シンケンジャー 第47回 十蔵の最期


「お前の剣、骨の髄まで…」

炎と化す、十蔵。

一面の炎に囲まれた丈瑠を助けたのは、水を司るシンケンジャー、池波流ノ介でした。

千明、茉子、ことはが、丈瑠に肩を貸し、救い出します。


十蔵は炎と共に、あるいは、その欲望と共に、燃えて灰になりました。



三途の川で十蔵の死を知る、薄皮太夫。

「そうか…。200年の欲望、満たされたのかどうか…」

同じ、元人間。同じ、満たされず、追い求める者。


骨のシタリは、どうして三味を弾かないのかと、問いました。太夫の三味の音なら、ドウコクを回復させる決め手になるかもしれないのに。

太夫は静かに、三味を撫でました。

元は愛する男だった三味、ドウコクが直してくれた三味…



丈瑠と十蔵の決着はついた。

しかし、丈瑠と流ノ介たちの決着は…





迷いに迷う、流ノ介。

そんな彼に助言を与えたのは、懐かしい存在でした。


人はまず、何かに従う。

それは自分の外にあるルールかもしれない、あるいは、自分の中にあるルールかもしれない。

ともかく、決められたものに従う。


でもやがて、それに疑問を持つ。

信じていたものに、疑いや迷いを抱く。


結果、何に決めてもいい。

十分に悩んで、結論を出せばいい。


ただ、大事なことは、自分で決めること。

人にゆだねるのではなく、己で結論を出すこと。

人に従う場合でも、人に従うということを、自分で決める。


そういうことを、人は人生のどこかで、経験するようです。

そして、それを経てこそ、迷いがなくなるのかもしれません…





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結局、丈瑠のもとに4人は集まった。

しかし、互いは互いの顔をうまく見ることもできません。

うつむき、あるいは背を向けと、微妙な空気が。


「オレのせいで悪かった。はやく帰って――」、そう言いかけた丈瑠を遮ったのは、ことはでした。

「嘘じゃないと思います。ずっと一緒に戦ってきたことも、御屋敷で楽しかったことも、全部、ホンマのことやから。そやから…」

しかし、丈瑠は自分がみんなを騙していたこともまた本当だと言います。「ただの嘘じゃない。オレを守るために…」

それによって、みんなが無駄に死ぬかもしれなかった。「そんな嘘の上で何をしたって、本当にはならない」

丈瑠は家臣たちに、姫のもとへ帰るように言います。



千明はそんな丈瑠の肩をつかむと、拳を御見舞い――しようとしますが避けられたので、あらためてもう1発、御見舞い――しました。

「今ので、嘘はチャラにしてやる」、千明はそう言いました。「だから、もう言うなよ。何も無いなんて、言うなよ! 何も無かったら、オレたちがここに来るわけねぇだろう」

「志波丈瑠…」、流ノ介が近づきます。「わたしが命を預けたのは、あなただ。それをどう使われようと、文句はない。姫を守れというなら、守る。ただし、侍としていったん預けた命、責任を取ってもらう」、そう言って流ノ介は、丈瑠の前で膝を突きました。「この池波流ノ介、殿と見込んだのは、ただひとり。これからもずっと…」

その気持ちは、千明も同じだといいます。まだ前に立っててもらわないと困ると。

いや、千明だけじゃない。ことはも、茉子も、源太も、彦馬も、黒子のみんなだって…。


茉子は言います。「丈瑠、志波家の当主じゃなくても、丈瑠自身に積み重なってきたものは、ちゃんとあるよ」


「オレに…、オレにも…」

丈瑠は自分にあるもの、自分と仲間たちの間にあるものに、しっかりと気づきました。


侍戦隊シンケンジャー 第47回 殿と家臣

侍戦隊シンケンジャー 第47回 殿と家臣


切れようのない絆が、もうそこには出来上がっていたのです。



無断で屋敷を空けた家臣たちに、丹波歳三(松澤一之)は憤慨していました。よりによって影に走るとは。これはもはや謀反だと、息巻きます。

しかし、姫である志波薫(夏居璃奈)は、むしろ同情的。

「影とはいえ、家臣との絆は結ばれているのだ。わたしは自分の使命だけに夢中で、わたしが出ることで彼らを苦しめることにまでは思い至らなかった」

その様子を、影から、彦馬と源太も見ていました。

一瞬、丹波の心無い言葉に割って入ろうとした源太ですが、姫の真意を聞かされ、「お姫様も、やるねぇ」と、見直します。


侍戦隊シンケンジャー 第47回 姫・志波薫




そこに隙間センサーの反応が。

海岸線に大ナナシ連中が出現したのです。

侍たちへの連絡を彦馬に依頼し、姫は単身、先に乗り込もうとします。

その前に歩み出たのは、源太。

「寿司屋でよければ、お供するぜ」

薫は源太と共に、出陣しました。


一方、連絡を受けた流ノ介たちも、現場へ急ぎます。

そして丈瑠は、フォローに回ると。



薫と源太は、ダイカイシンケンオーに搭乗し、大ナナシ連中と戦います。

漁港にもナナシ連中が現れていましたが、こちらは家臣たちが対応。

丈瑠は、人々を避難させようとしている黒子をフォローします。


侍戦隊シンケンジャー 第47回 シンケンジャー


岩場にも湧いて出る、ナナシ連中。

そこには、薄皮太夫の姿も。

「わちきは、ずっと目を逸らしていたのだ。何があったか、何をしたか、そして、わちきが何者なのか…」、太夫は久しぶりに三味を弾きます。

手前は外道に堕ちた、他に行く場所はねぇ。ドウコクの言葉が思い出されます。

「ドウコク、お前が最初から言っていた通り、わちきは…」

薄皮太夫は何を決心したのか?



ナナシ連中と戦うシンケンピンクは、薄皮太夫の姿を発見。

ここで何をしているのかと問うピンクに、太夫は答えます。外道のすることは決まっている、この世を苦しみと嘆きで満たすだけだ。

そうと聞かされて黙っておれるはずがありません。

「わたしはあなたを斬る」、シンケンピンクは太夫に剣を向けました。

ただ、太夫は妙な一言を呟きます。「少しは知った者のほうがいい」


剣を交える、シンケンピンクと薄皮太夫。

そして、空中からピンクが斬りかかった時、

薄皮太夫は動きを止めました。


侍戦隊シンケンジャー 第47回 シンケンピンク vs 薄皮太夫


「?」


三味ごと一刀両断にされる、薄皮太夫。

太夫は自らすすんで…


「いつか、わちきがこの世の価値を手放したと言ったな」、致命傷を受けたはずの太夫ですが、ピンクに語りかけます。「ようやく、人であった過去も、手放せる…」

太夫が三味を落とすと、中から黒い煙のようなものが大量に吹き出ました。

その黒いものは、薄雪と言っているようにも聞こえます。


何と、それは三途の川にも影響し、水が大量にあふれました。

これならドウコクも?



黒い煙のようなものが海の上で渦を作り、弾ける。

柱のような波しぶきが立ち、辺りは霧が立ちこめたようになりました。

その中から現れたのは、血祭ドウコク。


侍戦隊シンケンジャー 第47回 血祭ドウコク


ついに最終決戦が始まります…





家臣が惚れ、命を預けたのは、丈瑠の志波家当主としての仮面ではなかった。

その仮面の下、中身に惚れたのでした。

その態度、言葉、行動、中身の丈瑠から出るものに、惚れ従ったのです。


さあ、再出発というシンケンジャー。

しかし、最大にして最後の敵が待っています。


ついに復活した血祭ドウコク。

姫の封印の文字は通用するのか?

互いに命を懸けたシンケンジャーと外道衆の戦いに終止符は打たれるのか?


最後の大決戦がはじまります…





決定版 侍戦隊シンケンジャー 決戦超百科 (テレビマガジンデラックス)
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侍戦隊シンケンジャー写真集 天晴!
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今回は、見せ場、見せ場、見せ場、

見せ場のオンパレードでした。

演出も、殺陣も、CGも、演技も、すべてすごかった。

もう残り少ないですが、最後まで楽しませてくれそうです!





次回、最終決戦!

侍戦隊シンケンジャー 第47回 次回予告
第四十八幕 最後大決戦(さいごのだいけっせん)

最強にして最凶、最大の難敵にどう挑む?





おまけ――

侍戦隊シンケンジャー 第47回 普段着
今週の私服





<<「嘘と本当(第四十六幕 激突大勝負)」
   「大逆転、影が殿に(第四十八幕 最後大決戦)」>>


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Author:南方 城太郎
生息地:関西
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黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


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