ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
いつからか、「会話が成立してないな~」と思うことが多くなりました。一応議論というカタチにはなっているのだけれど、横から見ていて訳が分からない。互いに言葉を発しているのだけれど、どうも、噛み合わない。平行線のまま進み、結局何が何だか分からないまま、会話なり議論なりが終わってしまいます。そこに残るのは、印象だけ。

そんな状況をよく見てみると、以下のようなことがあるのではないかと思いました。


(1) 前提が違う

同じことを話題にしながら、前提が同じでないことがあります。同じ事象を問題にしながら、その実、その事象の前提になるものが、違っていたりする。

こういうのは、まあ、多々あることで、というのも、人間は誤解してしまうものだから。「○○だと思った」→「けれど、○○ではなかった」、こういうことが、けっこうあります。

この時、誤解を認識しないまま突っ走ると、話が噛み合いません。

一方は、「○○した」ことを前提にして話すし、もう一方は、「○○してない」ことを前提にして話す。同じ事象を問題にしながら、前提が違うというか、真逆です。

ある人は「○○した」と責めるし、別の人は「○○してない」と言う。これでは、話が噛み合いません。

こんな時どうすればいいのかというと、通常であれば、「○○したのか、○○してないのか」それを確認することが必要になるのでしょう(確認できることであれば、ですが)。互いに前提にしていることを確かめ、精査し、誤解があったのなら、修正する。検証し、正しい前提を共有した上で、議論を再開します。

が、こういうことが行われないまま言い合いをする光景が、よく見られます。

だから、話が噛み合わない。

で、何が怖いのかというと、よく分からないまま印象だけが残り、その印象をもとに判断することになる。こういうことって、けっこうありますよ。

これでは、正しい判断ができませんよね。

なぜなら、判断するための前提が、あやふやだから。

場合によっては、誤解をもとにして、判断してしまいます。



(2) 論点から外れる

これも(1)と近いもの。同じことを議論しているようで、どうも噛み合いません。同じことを問題にしながら、論点が違ってしまっている。


昨日、このような報道がありました。


首相 辞任の考えないこと強調

菅総理大臣は、衆議院の特別委員会で、自民党の議員から東京電力福島第一原子力発電所の事故などへの対応には問題が多いとして辞任を要求されたのに対し、「今やらなければいけない責任を放棄してしまうことはできない」と述べ、辞任の考えはないことを強調しました。



野党及び与党の一部が問題にしているのは、「対応に問題が多い」ということ。

これは例えるなら、「菅首相の運転は危ないので、ちゃんと運転できる人に運転を代わるべきだ」という主張。今までは不手際があっても何とか乗り切れているが、いつ大事故を引き起こすか分からない。だから、取り返しがつくうちに代わってください、というお願い。

ということは、これに反論するならば、「わたしの運転は危なくない」とか、「今までも不手際がない」とか、「対応には問題がない」とか、そういうところが語られるものだと思います。具体例をもって、ですね。

が、菅首相は、「(震災)対応を優先せねばならない」とか「責任を放棄するわけにはいかない」と言っている。

これはどうも、おかしいですね。

対応を優先せねばならないと言ったって、その対応に問題があると言っているのだから。

例えるなら、「あんたの運転はどうも危ないから、運転を代わってくれ」と言っている相手に、「まず、急ぐことが大事だ」と反論しているようなもの。これでは、急いだ挙句に、事故を起こしてしまいます。代わってくれと言う人は、それを心配しているのです。

なので、これに反論するなら、「わたしの運転は危なくない」と、証明したり説得したりするのが、本筋でしょう。

「責任を放棄するわけにはいかない」というのも、同じです。

運転が危ない人が、責任を放棄するわけにはいかないという理由でハンドルを握り続けたら、どうなるでしょう? もう、御分りですよね。

もし、それに異を唱えるなら、ここでもやはり、「わたしの運転は間違ってない」「危なくない」と、自分の気持ちや印象ではなく、具体例や客観的な視点(第三者の目)で、反論しないと。


というわけで、報道されている首相の反論は、私には的外れに思えて仕方ありません。





どうも、こういう噛み合わない会話って、多いですよ。

多いのに、誰も指摘しないまま、進んでしまう。

議論しているようで、議論になっていない。前提としているものが違ったまま、話だけが進んでゆく。

対話しているようで、対話になっていない。同じことを話しながら、論点がズレてしまう。

これでは、折りあえるはずもありませんね。

話しているようで、話がちゃんと成立していない。


度々書いていますが、価値観の違いはさほど問題ではありません。

その前に、前提が間違っていたり、論点がズレてしまっているのが問題。

なので、それを確認し、正しい前提や論点を共有することが、今、大切なんでしょう…





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【関連記事】
「運転手・舵取り役は、どうすべきか?」

「誇大視・拡大解釈と過小評価/認知の歪み 社会編(6)」
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「感情」というのは、喜んだり悲しんだりする、そんな心の動き。「気持ち」と呼ぶこともあります。あるいは、「きれいだ」とか「感じが悪い」という、主観的な価値づけもそう。

通常、何かを見たり聞いたりして、そういったものが、人間の中に生じます。奥から、湧き出る。

感情的決めつけとは、そういったものが事実より権威を持ってしまったような状態。客観的な事実や真偽よりも、感情的な判断が、優先されてしまいます。



常に感情が勝ちすぎて、感情による判断が現実より勝ってしまう。

例えば、「あの人は感じが悪い」と思えば、実際にどうかは別にして、その人は感じの悪い人になってしまう。単に「そう思う」を超えて、「実際にあの人は感じが悪い」「誰もがそう感じるはずだ」と、認識されてしまいます。

感じのよし悪しは主観なのですが、それが主観を超えて、一般となる。「わたしがそう感じる」を超えて、「実際にそうだ」になってしまいます。感じたことを、現実としてしまう。

あるいは、ある事象を無価値だと断じてしまうことも。「わたしはそれに対して価値を感じない」→「だから、無価値なものなのだろう」となってしまう。「個人がそう思う」のではなく、「万人がそう思うはずだ」とか「実際それは無価値だ」と認定してしまいます。

このように、個人の感情が、客観的価値をも凌駕してしまったような状態。感じたことと現実が、ごっちゃになってしまいます。

極端な例になると、「わたしがあると感じるから、それはある」とか、「わたしは無いと思うから、それは無い」みたいなことに。実際はどうかとか、客観的にどうかとか、事実としてどうかとか、それは無視されて、「個人の感じること」が優先されてしまう。


よくある個人の例だと、「わたしはあの人を冷たいと感じる」→「だから、あの人は実際に冷血人間なのだ」とか、「だから、あの人はわたしを憎んでいるはずだ」とか、感情に基づいた「だから」や矢印が、くっついてきます。

実際に、その人は冷たい人なのか? 実際に、その人は憎んでいるのか? その確認なしに、決めつけてしまう。


こういうことって、社会的にも起こっているようです。

実際はどんな人か分からないのに、感情による判断で、「○○な人」にされてしまう。実際に、何を思っているか分からないのに、「○○と思っている人」にされてしまう。

知らない間に、勝手に決めつけたり、決めつけられてしまいます。

これは、怖いですね。



社会的に何が怖いのかといえば、前提を間違うことが怖い。

実際にはどうか分からないのに、「○○な人」になる。あるいは、「○○する人」、「いつも、○○を考えている人」と、されてしまう。

こういった「実際には分からないこと」「実際には確認されていないこと」を前提に判断すると、判断を間違う可能性が生じます。選択にも、影響を与える。


なのに、世の中を見ると、感情的に決めつけ、事実関係が語られないまま、ともかく「○○な人」になっていたり、「○○な集団」になっていたり、そういったこともあるようですよ。

テレビの中の人――といっても、全部ではありませんが――は時に、事実関係を語らぬまま、あるいは一部の事実だけを拡大して、一個人の全体像だったり、集団の全体だったりを、悪者として非難します。感情的に、責め立てる。そしてまた、視聴者も、それにのってしまうのです。

「○○が悪い」と言う時、果たして、どこがどう悪いか、きちんと説明されているでしょうか? その説明に使われる「だから」に、合理性はあるか? それを実証する事実はあるか?


だから、我々は、注意しなければなりません。

テレビの中の人は、誰にでも分かる客観的な事実をもとに語っているのか、それとも、自身の中にある感情を中心にして語っているのか、注意深く見分けねばなりません。

そうしないと、判断や選択の前に、あやふやであったり確認されていなかったり、最悪の場合、間違った前提を、受け取ってしまいます。


我々は時に真実を追い求め、誰もが理解できるような平易な現実を価値の低いものとしますが、そんな必要最低限の現実を共有することこそ、現代日本では、急務なのかもしれませんよ…





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価値観も選択も、人それぞれ。

でも、前提を間違えると…





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海賊戦隊ゴーカイジャー、第16話「激突! 戦隊VS戦隊」――



因縁の相手、バスコ・タ・ジョロキアが現れた。

バスコは、マーベラスらを裏切り、アカレッドが行方不明になる原因を作った男。

決着をつけるためバスコと戦おうとしたマーベラスでしたが、バスコもまた、レンジャーキーを持っていた。

マーベラスのピンチに駆けつけた、仲間たち。

しかし、10人の戦隊ヒーローにより、敗北してしまいます。

マーベラスを残し、ジョーら4人を連れ去る、バスコ。

それはすべて計算通りだった…



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ゴーカイガレオンに戻ったマーベラス(小澤亮太)は、モバイレーツの位置情報を頼りに、仲間を探そうとしました。

が、電波が遮断されているのか、位置情報が追えない。

脳裏をよぎる、バスコの言葉。

「前にも、言ったろう。何かを得るには、何かを捨てなきゃって」


と、モバイレーツに、着信が。

電話の向こうから、ニヤけた声が聞こえてくる。

「ヤッホーイ、マベちゃん♪ 元気?」

バスコからです。


「バスコ、オレの仲間に、手出ししてねえだろうな?」

怒りを抑えるマーベラスですが、それでも、にじみでる。


一方、バスコは、いつもの調子です。

「もちろん♪ 声、聞いてみる?」と。


4人は鎖につながれていました。

モバイレーツは、宇宙猿のサリーに取り上げられている。


バスコがモバイレーツを向けると、ルカ(市道真央)が言いました。

「大丈夫、ちょっと縛られてるけど。みんな、無事」


ジョー(山田裕貴)は、「今のところな」と、付け加えました。


ゆっくりと立ち上がる、バスコ。

4人の前に立つと、ふんと鼻を鳴らした。

と、いきなり、ジョーの顔面に蹴りを。

バスコはニヤけつつ、言いました。

「おっとぉ、足がすべっちゃた~。ゴメンな♪」

「ってことで、マベちゃん。オレと、取引しない?」

「こいつら4人と引き換えに、あの日オレが手に入れるはずだったものを、全部、よこしな」

「全てのレンジャーキーと、ゴーカイガレオン、あと、ナビィ。宇宙最大のお宝探しに必要な物、全部だ」

「どう? 簡単っしょ」



いきなりの要求に言葉を失う、マーベラス。


モバイレーツの向こうで、バスコは続けます。

「あれ? あれれれれれ? まさか、マベちゃん、迷ってる?」

「まあ、オレは、どっちでもいいけどねえ。この取引がダメなら、また他の手、考えるし」

「ああ、こいつら、ザンギャックに売っちゃうよ。せめて賞金くらい、ほしいもん」

「考える時間、やるよ。いい答えを期待してるからさ。そんじゃ」



そう言って、電話は切れた。



バスコをにらみつける、4人。

が、にらまれる方は余裕です。

「おっと、熱烈な視線」と、笑っている。


ジョーは、言いました。

「宇宙最大の宝を手に入れるのは、アイツの夢だ。大事な人との約束なんだ」

「その夢を、簡単に捨てられるわけ、ないだろう」



が、バスコは、鼻で笑いました。

「だったら、おまえらを捨てれば、いいんじゃねえ?」

「何かを得るには、何かを捨てなきゃ♪」



下を向く、4人。


やがて、ルカが口を開きました。

「そうね、アンタの言うとおりだわ」

「ねえ、バスコ、あたしを雇わない?」


驚く仲間を前に、ルカは言います。

「だって、死にたくないもん。だったら、あたしは命をとって、マーベラスを捨てる」


そう話しつつ、ルカは後ろ手で、合図を。

仲間に、オッケーサインを見せます。

アイム(小池唯)たちも、それに気づいた。


「ようし、分かった!」と、バスコ。

笑顔で、ルカの肩に手を置きました。

そして顔を近づけ、言った。

「って、言うと思った?」

「悪りぃな、オレ、人信じてねえんだわ」

「なぜって、人信じて何か得すること、あんの?」

「うっかり信じた相手がオレみたいなやつだったら、いろんなもの失っちゃうよ♪」

「マベちゃんみたいに」



海賊戦隊ゴーカイジャー 第16話 バスコ・タ・ジョロキアと、囚われた4人


唇を噛む、4人。

でも、どうすることもできない。

4人はサリーに連れられ、牢屋へ。



海賊たちは、鎖で後ろ手に縛られ、牢屋に閉じ込められてしまった。

アイムは、さっきのバスコの言葉に、「信じることを、損得で考える人がいるなんて」と。


ジョーも怒りに燃えている。

「あんなやつに、マーベラスの夢を奪わせてたまるか」


しかし、きっとマーベラスは助けようとするだろう。

「そうなる前に、あたしたちがここから逃げる」と、ルカ。

「それしかないね」



ハカセ(清水一希)が何か思いついたらしい。

何をするのかと思ったら、サリーの方を向いて、猿の真似をしている。

どうやら、仲間だと思わせる作戦らしい。

が、サリーはバナナに夢中で、ハカセの方は見ようとしません。

一切興味なさそう。


それでも負けない、ハカセ。

「手足が使えない分、全力でやらなきゃ」と頑張ります。


その姿勢にアイムも共感し、「そうですね、では、わたくしも」と同じことをやろうとしましたが、アンタは止めなさい! と、ルカに止められました。

(ナイス! ルカ姉さん)


ウホ!ウホ!ウホ!ウキ~~! と、マネを続ける、ハカセ。

ついに通じたか、サリーが振り返りました。

のっそと立ち上がって、近づいてきた。

見つめ合う、サリーとハカセ。


ウキ? とサリーが言うと、

ウキ! とハカセが答える。


こうしてふたりは通じ合う関係に――

なるはずもなく、ハカセはバナナの皮を投げつけられただけでした。

(ああ、無情)

さらに、バナナの皮を踏んで、すってんころりん。



サリーは、出て行ってしまいました。

「ばかばかしい」と、ルカ。

しかし、「いや」と、ジョーの目が光ります。


見張りさえいなければ、やれることはある。

ジョーは、通気口に目をつけていたのです。


ジョーを先頭に、4人は通気口の中を這って進む。

鎖で縛られた状態なので不自由しましたが、それでも何とか進んだ。

若干1名、ルカ姉さんの足で蹴られてましたが。


柵を蹴破り、どこかの船室へ。

これで脱出できる。

と思われましたが、バスコはこれもお見通し。

ドアから、笑顔のバスコが現れました。

「は~い、お疲れさん♪」と、銃を向けられてしまいます。

頑張っただけに脱力する、4人でした。


海賊戦隊ゴーカイジャー 第16話 大脱走?




仲間をとるか、お宝をとるか。

選択を迫られた、マーベラス。

レンジャーキーの入った宝箱を前に、ふと、昔を思い出します。


あれは、まだひとりで活動していた頃、特に目的も持たず、ザンギャックの宝物庫などを襲う日々だった。

その日も、見張りのゴーミンを倒し、箱を開けた。

中にあるのは、金貨や銀貨、金の装飾品など。

「あいかわらず、しょぼいもんしか置いてないなあ」と、ため息交じりに言った。

が、マーベラスは変わった物を見つけました。

それは、アカレンジャーのレンジャーキー。

「何だ、これ?」

そうつぶやくマーベラスに、背後から声が。


「それを渡してくれないか?」

振り返ると、アカレッドが立っていました。

何者だ? と聞くマーベラスに、アカレッドは答えた。

「今は、海賊と呼ばれている」


「同業者か」と、マーベラス。

「で、これは、アンタのか?」


「いや。しかし、わたしに必要なものだ」、そう答えるアカレッド。


そうか、と言ったマーベラスですが、「だったら、渡せねえな」、そう言って、いきなりアカレッドに斬りかかりました。


剣を振るう、マーベラス。

足技まで交ぜます。


アカレッドは素手でそれを防ぎ、やがて剣を跳ね上げた。

落ちてくる剣を奪い取り、アカレッドは剣先をマーベラスの喉元に。


「負けたよ」と、マーベラス。

「これは、アンタのもんだ」と、レンジャーキーを差し出しました。


「これじゃないんだろう? 君が欲しかったものは」と、アカレッドは言った。

「君が欲しいものは、何だ?」


「別に、ねえよ」と、マーベラス。

夢や目標が見つからないからか、どこか冷めたようなところがある。

ただ、「でも、宇宙最大のお宝ってやつなら、探してみたいかな」、そう付け加えて、小さく笑った。

「あんたも海賊なら、聞いたことあるだろう?」

「まあ、ただの伝説だろうが」



「伝説じゃない」と、アカレッドは言いました。

マーベラスが驚いていると、「君があきらめたのでは、手に入らない」とも。

「あとは、君の決断だけだ」


アカレッドの向こうには、赤い海賊船 ゴーカイガレオンが。

その姿を見て、マーベラスの口元は、自然とゆるんだ。


海賊戦隊ゴーカイジャー 第16話 マーベラスと、アカレッド


アカレッドと一緒に旅をした、ゴーカイガレオン。

それは、仲間たちと共に旅をした船でもある。

船室を眺め、やがてマーベラスは目を閉じました。

浮かぶのは、仲間たちの顔。

そして、まぶたの奥のアカレッドは言う。

「君があきらめたのでは、手に入らない」

「あとは君の決断だけだ」



目を開き、マーベラスは言った。

「そうだな、決めるのは、オレだ」


マーベラスは、何を決めた?

何を選び、何を捨てるのか?





目的もなく、ただ海賊をしていた若き日のマーベラス。

伝説のことは耳にしていたが、話半分に思っていた。

が、ある日、運命の出会いが。

アカレッドが、旅に導いてくれた。


そういえば、あの日も選択したんだ。

「君があきらめたのでは、手に入らない」

「あとは君の決断だけだ」

あの日も自分で決めて、一歩踏み出した。


欲しいものは、手に入れる。

自分で探す…





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4人は、再び牢屋へ。

と、バスコのモバイレーツが鳴りました。

「来た来た来た来た!」と喜ぶ、バスコ。


電話の向こうで、マーベラスは言いました。

「今から言う場所に、アンタの望む物を持って行く。アンタは、オレの仲間を連れてこい」


「毎度ありぃ♪」と、ほくそ笑む、バスコ。

「だってさ、よかったなあ」、4人にそう言うと、出て行きました。


何かを得るためには、何かを捨てなければならない。

マーベラスは夢を捨ててしまうのだろうか?

それも、自分たちのために。

囚われの身の4人は、何とも言えない気持ちに。



取引場所に、全員が集まりました。

宝箱を抱える、マーベラス。

バスコの後ろには、鎖につながれた4人の仲間が。

ハカセがマーベラスに近づこうとすると、宇宙猿のサリーが けん制しました。


「そんな顔すんな」と仲間に声をかける、マーベラス。


そんなことには構わず、バスコは取引を進めようとします。

「ごくろうさん♪ じゃあ、とりあえず、その宝箱の中、見せてよ」


宝箱を開ける、マーベラス。

確かに、レンジャーキーで満たされています。

あの思い出の、アカレンジャーのレンジャーキーもある。


「そんじゃあ、それ置いて、下がっててくれる?」


バスコがそう言うと、宝箱のフタを閉じ、マーベラスはフッと笑った。

「こいつは、やらねえよ」


へぇ~、とバスコ。

「じゃあ、こいつら、見捨てるんだ?」


「いや、仲間たちも返してもらう」

マーベラスは、しっかりとした口調でそう言った。


「あのさあ、マベちゃん」

呆れかえった顔をする、バスコ。

「何も捨てずに何かを得ようなんて、無理なんだって」


しかし、マーベラスは言います。

「知ったことか。欲しいもんは全部この手で、つかみとる。それが海賊ってもんだろう?」


それを聞いて、ジョーも、ルカも、ハカセも、アイムも、みな口元をゆるめました。


と、何を思ったか、マーベラスは宝箱を宙高く投げた。

箱はバスコと4人の上でひっくり返り、レンジャーキーがバラバラに落ちてくる。


その中にある物を、ジョーは見逃しませんでした。

すかさずハカセのお尻を蹴ります。

前に出る格好になったハカセの口に、モバイレーツが。

サリーが阻止しようとしますが、その足をルカがひっかけ、転ばせた。

すかさずアイムがサリーの手に噛みつき、持っていた鎖を放させます。


驚くバスコ。

が、マーベラスは対応する暇を与えません。

ゴーカイサーベルで、斬りかかる。


ジョーは緑色のレンジャーキーを、口でキャッチ。

それを、ハカセがくわえているモバイレーツに、押し込みます。

まるでキッスするかのように、レンジャーキーをセット!


もごもご言いながら、ハカセはシンケングリーンに豪快チェンジ!

サリーを攻撃し、続いて、ルカとアイムの鎖を断ち切った。


見事、4人は解放され、モバイレーツも取り返しました。


海賊戦隊ゴーカイジャー 第16話 きっ、キッスじゃないんだからね。変身なんだからね(照れ




「あいかわらず、大胆なことするねえ~」と、ハカセ。

アイムは、「でも、マーベラスさんらしいです」と微笑む。

ルカはイタズラっぽく聞きました。「あたしたちが気づかなかったら、どうするつもりだったの?」


マーベラスは答えます。

「気づくだろう、おまえらなら」

気づかないわけがない。


「ふん、まあなあ」

そう言って、ジョーはマーベラスのモバイレーツを返しました。

(たぶん、ハカセの唾液付き)



「やれやれ、そう来るとは、思わなかった」と、バスコ。

「しょうがない」、そう言って、ラッパラッターを吹きます。


現れたのは、前回と同様、10人の戦士。

炎神戦隊ゴーオンジャーから、ゴーオンゴールドとゴーオンシルバー。

天装戦隊ゴセイジャーより、ゴセイナイト。

五星戦隊ダイレンジャーより、キバレンジャー。

侍戦隊シンケンジャーより、シンケンゴールド。

魔法戦隊マジレンジャーより、マジシャイン。

電磁戦隊メガレンジャーより、メガシルバー。

百獣戦隊ガオレンジャーより、ガオシルバー。

爆竜戦隊アバレンジャーより、アバレキラー。

轟轟戦隊ボウケンジャーより、ボウケンシルバー。


油断できない、10人の戦隊ヒーロー。

しかも、前回は、敗北を喫している。


強敵を前にした5人の海賊ですが、口元には笑みが。


ルカは言いました。

「マーベラス、あれも、全~部、とりにいくんでしょう?」


フンと鼻を鳴らして、マーベラスは言う。

「当然だ」


5人は、豪快チェンジ!

ゴーカイジャーとなって、リベンジ戦に臨む。


今回ばかりは、ゆるさねえ! ゴーカイレッド!

夢を奪おうとするやつは、叩っ斬る! ゴーカイブルー!

ある物は全部いただく! ゴーカイイエロー!

猿め、猿め、猿め! ゴーカイグリーン!

信じることは損得ではありません! ゴーカイピンク!

海賊戦隊、ゴーカイジャー!


派手に行くぜ!

マーベラスの合図で、ゴーカイガンを連射!

戦いの火ぶたが切られた。


混戦の中、ゆうゆうと歩を進める、バスコ。

今のうちにレンジャーキーを手に入れようとするつもりです。

が、上手(うわて)がいました。

既にナビィが回収をはじめていたのです。

全て拾い集めて、宝箱と一緒に空へ。

グッバ~~イ♪ と消えてゆきました。


出し抜かれたバスコは、

「あら、ナビィちゃん、仕事早いね~~」と、見送るしかありません。


ナビィは、「まあねえ~」と、余裕。



戦いは前回同様、2対1に。

ゴーカイレッドに、マジシャインとシンケンゴールドが襲いかかる。

マジランプバスターが遠距離から、サカナマルが近距離から、攻めかかってきます。


ブルーの相手は、ゴセイナイトとキバレンジャー。

グリーンには、ガオシルバーとメガシルバーが。

イエローには、ゴーオンゴールドとゴーオンシルバーの、ゴーオンウィングス。

ピンクには、アバレキラーとボウケンシルバー。

前回と同じ戦いに。

そしてやはり、ゴーカイジャーたちが圧されてゆく。


倒されたピンクに、イエローがフォローに入ります。

といっても、イエローも崖から落とされた身です。

声を掛け合い、ふたりは背中合わせに。

が、これが、よかった。

普通なら、1+1=2 。でも、ゴーカイジャーがペアになると、足し算が掛け算になる。

結果、2対4の戦いが、同等に、いや、それ以上になった。


ゴーカイイエローはケーブルを使って、ゴーカイサーベルを操る。

暗器のような先が読めない攻撃で、敵を翻弄。

ゴーカイピンクはジャンプし、空中で回転しながらゴーカイガンを連射。

形勢が逆転しました。

さらにふたり一緒にジャンプし、ボウケンシルバーとアバレキラーに、必殺の斬撃を。

斬られた敵は、レンジャーキーに戻った。

「いっちょあがり~」とイエローが言えば、ピンクが「ですね」と、息もぴったり。


ゴーカイグリーンも、負けてられない。

ワイヤーで、ガオシルバーとメガシルバーを拘束。

自分にもワイヤーを巻きつけて、っと。

これで両手が自由になった。

あとは武器を拾って――

と思いましたが、ワイヤーを引っ張られてしまった。

おりょ、これでは拾えない。

ピンチ、ピンチなのか?


そこへブルーが駆けつけます。

空中を走るようにして、参上。

ワイヤーを引っ張っているガオシルバーとメガシルバーを、斬る。


武器を拾って、グリーンも参戦。

ゴセイナイトとキバレンジャーを銃で撃ちます。

そして、ゴーカイサーベルで、ガオシルバーとメガシルバーに とどめを刺す。

コチラも、レンジャーキーに戻った。


海賊戦隊ゴーカイジャー 第16話 コンビネーション攻撃だ!


ひとりで戦うのは、ゴーカイレッド。

シンケンゴールドの剣を防ぎつつ、マジシャインの攻撃も警戒。

ゴーカイサーベルとゴーカイガンを、巧みに使います。

と、マジシャインの豪快な蹴りが空中から襲ってきた。

レッドは体を入れ替え、シンケンゴールドを盾に。

マジシャインの魔法攻撃を防ぎつつ、得意の蹴り技をお見舞い。

代わって襲ってきたシンケンゴールドには、腹部に銃を1発、さらに斬撃を2発。

シンケンゴールドは、レンジャーキーに戻った。


間髪を容れずマジシャインに追撃を加える、ゴーカイレッド。

突進しつつ敵の攻撃を跳ね返し、強烈な蹴りを叩き込みます。

さらに吹き飛んでゆく敵に、銃を連射。


残る敵は5体。

これで、5対5だ。

しかし、ゴーカイジャーの5は、実質、10以上。

単に数が5つそろっただけじゃない。


5人はレンジャーキーをセットし、仕上げにかかります。

ファ~イナルウェィ~~ブ! の電子音が響く。

まずはゴーカイガンを発射、続けざまにゴーカイサーベルを振り抜く。

ふたつのエネルギーがひとつになって、まるで矢のように。

それが、5つ飛んでくる。

これには残っていた戦隊ヒーローもひとたまりもなく、レンジャーキーに戻ってしまいました。


海賊戦隊ゴーカイジャー 第16話 マーベラスとバスコ




崖の上から顔を出した、バスコとサリー。

バスコは、「マベちゃん、昔より強くなったじゃん」と、まだ余裕です。

サリーは横で、ウキーと拍手している。

「今日のところは、退散しとくか」

そう言ってバスコは、サリーのお腹にあるダイヤルを回しました。

「いらっしゃいませ」


すると、サリーのお腹から水が出てきた。

と、それは水柱となり、さらに、巨大な怪物になりました。


「リキッドロイドのワテルくんだ」と、バスコ。

「かわいがってやってくれ、じゃあ」

紹介だけすると、帰ってしまった。


追いかけたいところですが、ワテルくんを放置するわけにはいかない。

レッドはゴーカイガレオンを呼び、ゴーカイオーに海賊合体。

ゴーカイケンで攻撃します。

が、このワテルくん、避けるのがうまい。

しかも、意外と力持ちです。

ゴーカイケンを受け止めると、圧してきた。


「押しでダメなら、引けばいい」

ブルーの言葉を受けて、ゴーカイオーは逆らわず、後ろにジャンプ。

ワテルくん、転んでしまいます。


「引いたら今度は、押してくよ」

グリーンの言葉通り、倒れたワテルくんにゴーカイ砲を連射。

「バンバン出しちゃうもんね~」

さらに、レンジャーキーを、2回セット。

ゴーカイライオンを召喚し、さらに、シンケンゴーカイオーに変形合体だ。


「遊びは終わりだ、いくぞ!」

巨大烈火大斬刀を振り上げ、ゴーカイ侍斬り!

ワテルくんは爆発した。


海賊戦隊ゴーカイジャー 第16話 リキッドロイドのワテル君とシンケンゴーカイオー




かつてない危機に襲われた海賊たちですが、それを乗り切り、結果として、15個のレンジャーキーを手に入れた。

今思うと、ナビィの占いは大いなる力のことではなく、この鍵のことだったのかもしれない。


外を眺めつつ、マーベラスは仲間たちに言いました。

「悪いな、おまえら。面倒に巻き込んじまって」


「何言ってんだ?」と、ジョー。

「今に はじまったことじゃないだろう」と。


「そうそう、もう慣れちゃったよ」と、ハカセも笑います。


アイムは、「毎日刺激があって、楽しいですよ」と微笑む。


「嫌になったら、勝手に出てくから」と、ルカは言います。

「お気遣いなく♪」と。


そんな仲間たちを眺めながら、マーベラスは聞こえないような小さな声で言いました。

「ありがとな」



私掠船フリージョーカーに戻った、バスコ。

「マベちゃん、なかなかやるじゃん」と笑います。

「でも、まだあったりして♪」

その手には、別のレンジャーキーが…





何かを得るには、何かを捨てねばならない。

確かにその通りで、人は、持てる許容量以上の物は、持てない。

あるいは、同じことを同時にできない。

捨てることで持てるものもあり、捨てることでできることもあります。

これが、大切なひとつ。


しかし、もうひとつあって、どちらも大事な時がある。

片方を捨てるわけにはいかない場合も。


考えに考えた結果、マーベラスは両方を手に入れることにした。

海賊の本分、欲しいものは全部手に入れる。

奪うのではなく、自分の手で守る。


やることが決まれば、あとは行動に移すだけ。

アイデアも浮かんできた。

仲間を信じ、作戦決行。

ナビィの活躍もあって、マーベラスは両方を手にした。


かけがえのない、両方を…







海賊戦隊ゴーカイジャー 海賊合体 DXゴーカイオー



劇場版 ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦





今週のおまけ

海賊戦隊ゴーカイジャー 今週のおまけ

左上:ウキ?
右上:のわっ

左中:思い出のレンジャーキー
右中:ナビィも活躍したよ

左下:ラッパラッター
右下:いかにも強そうな10戦士





来週のゴーカイジャーは――


来週の海賊戦隊ゴーカイジャー

第17話「凄い銀色の男」

ゴーカイシルバー 伊狩鎧(いかり がい)、登場!

熱血くんが、新たに加入?

こういう人は、陣内恭介の劇団に入れたほうが…





<初回生産限定>スーパー戦隊 THE MOVIE Blu-ray BOX 1976~1995【Blu-ray】



オール仮面ライダー ライダージェネレーション 特典 「特製オリジナルガンバライドカード」&「オールライダー着せ替えタイトルシート」の豪華W特典!付き





<<「赤き海賊団とアカレッド vs バスコ・タ・ジョロキア/第15話 私掠船現る」
   「ゴーカイシルバー 伊狩鎧 登場 vs アルマドン/第17話 凄い銀色の男」>>
 





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事故を起こさない方法、それは、「ヒヤリ」としたり「ハッ」としたりした時に、立ち止まること。

思いとどまり、検証し、改善すべきところは直す。

それによって、惨事を防ぎます。


「ヒヤリ・ハット」は、一種の信号。

重大な災害や事故の前に、それを知らせてくれるシグナル。

このままでは危ないよ、という予兆。



「大きな事故や災害には至らなかった」というのは幸いなのですが、と同時に、それ故に見過ごされ、忘れられることも。

「ああ、よかった」と思い、流されてしまう。

そうすることで、事故や災害は、起こるべくして起こってしまいます。



ヒヤリハットの原因には、どんなものがあるでしょう?


・疲労の蓄積や、睡眠不足。

 疲れが溜まっていたり、睡眠不足の状態が続くと、
 注意力が散漫になったり、視野が狭くなったりします。
 
 普段なら大丈夫でも、こういう状態だと、危ない。
 運転中にヒヤリとしたら、停車し、考え直さないと。

 もうちょっとだけ。
 その先に、事故があるかもしれません。


・確認を怠る

 いつも大丈夫だから、大丈夫だろう。
 根拠のない確信が、事故を生むことも。
 確認すると決まっていることは、確認する。
 ちょっとの確認が、事故や災害を防ぎます。

・○○したつもり

 したつもりが、してなくて、ヒヤリ。
 「つもり」は信じず、「確認」を。

・連絡

 「きっとしているだろう」→×
 「○○したかい?」「○○しました」
 確認で、安全。そして、安心。

・勘違い

 人間だから、勘違いはある。
 だからこそ、確認を。
 できれば複数の目で、確認する。

・根拠のない安全

 人は時に、根拠のない安全を信じることも。
 いつも大丈夫だし。
 誰か対応するでしょ。
 保護装置がついてるんです。

 過信して、危ないこと、してませんか?



今起こってることは、些細なことかもしれません。

でも、その先につながるものがどういうものか、それは分からない。

いつも「ヒヤリ」としていませんか?

いつも「ハッ」としていませんか?

その原因を放置すると、どうなるでしょうか?


忘れるなら、忘れないように、メモを。

分からないなら、分かる人に、相談を。

まだ大丈夫なうちに。





話題は変わって、政治の話。

先週、内閣不信任決議案が提出されましたが、ごたごたの末、多数により否決されました。

問題となったのは、震災復興に対するアクションの遅さや、原発事故に対する対応。

それを「政争」とし、「そんなことをやっている場合か」という論調もありますが、果たして、そうでしょうか?


震災復興、進んでます?

原発対応や情報の開示、ちゃんと行われていますか?


この部分で議論すればいいのに、いつのまにか政争の問題にされてしまう。

大事なことが、語られない。

伝える人は、何をしたいんだろう?

(政争にしているのは、キー局の報道じゃないの?)
(逆に、震災対応や原発対応を中心に報道し、議論を求めれば、政争にはならんだろうに)


もう一度書きますが、

震災復興、進んでます?

原発対応や情報の開示、ちゃんと行われていますか?


否決されたってことは、「このまま」ってことですよ。

態度や行動、考え方が変わらずに、結果だけ変わるってことは、ないんだから。



「今」は「未来」につながるんですけど、本当にいいんでしょうか?

ちゃんと、考えてます?

考えられてます?



忘れるって、怖ろしいわ…





ヒューマンエラーを防ぐ知恵 (DOJIN選書)



ヒューマンエラーは裁けるか―安全で公正な文化を築くには





「その人に任せてよいものか?」

そう問われたら、それについて議論するのが筋でしょう。


「その人の運転では危ない」
 ↓
「急ぐから、協力してやりましょうよ」


会話になってないわ。





【関連記事】
「会話が噛み合わない理由」
「報告が必要な理由」




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よく個人が陥ってしまう、「すべき思考」。完璧な理想像を設定し、「こうあるべき」「こうすべき」「○○しなければならない」と、過剰な要求を課してしまいます。

また、認知の歪みを持っていると状況分けが困難になったりするので、場にそぐわない理想や完璧を目指すことも。間違ってはいないけれど、ここでそれを目指すのはどうか? といったことにもなりがち。



すべき思考の源泉は、完璧主義や理想追求にあるのかもしれません。

それはそれでかまわないのですが、ここに問題がひとつ。それは、「例外をゆるさない態度」。


「○○するべきだ」という考えに囚われると、いつでも、どこでも、「そうしなければならない」と思ってしまう。学校や会社でも、通勤時間でも、そして家でも、己に要求を課してしまいます。

それを誰が課すのかといえば、頭です。頭が命令し、体や心を従わせようとする。理想を目指すために、我慢しろと。

するとそのうち、体や心は疲れてきます。疲れるのだけれど頭は頑ななので、休むことを赦さない。「○○するべきだ」と、いつでも、どこでも、命令する。頭はそれが気持ちいいから。

でも、体や心は違います。頭とは別の、「△△したい」を持ちます。自然な、体や心を維持するための、欲求を持つ。

この「頭」と「体や心」の決裂やバランスの欠如が、何らかの症状として現れることもあります。



上に書いたのは個人のことで、「すべき思考」は内を向いています。自分に向けられている。

これが社会的なものだと、外を向くようになります。つまり、「○○するべき」と社会や集団を攻撃することになる。

これもすべてが悪いわけではありません。そういう要求はあってもいいし、必要な場合もあります。

けれど認知の歪みを持っていると、個人の場合と同様に、「例外をゆるさぬ態度」で、「いつも」、相手に「○○すべきと要求する」ことに。

また、個人の例とは反対で、それをあまり自分に向けようとはしません。誰かにさせようとする。



そして問題なのが、「場違いな理想」を追い求めること。

確かにそれは理想かもしれない、でも、現時点ではかなり難しい。そういうことを、誰かにやらせようとする。また、できないと非難する。



すべき思考は、その他の認知の歪み同様に、自動でそうなる思考、考え方の癖です。

なので、それを書くことによって、チェックする。それが合理的なことなのか、確かめてみます。


・○○できていない。

 → 最低限もできていないのだろうか?
 → 完璧でないにしても、できている部分はないだろうか?
 → そもそも、それができる状況にあるのだろうか?
 → それは、その役割の人がやるべきことか?

・○○すべきだ。

 → 理想はそうかもしれない。でも、いつもそうすべきだろうか?
 → この場合には、それは当てはまるのか?
 → ここでも、頑なに守らねばならないことなのか?

・○○の責任である。

 → 本当にそうだろうか?
 → 責任はあるにしても、全部だろうか?
 → すべてを負うものなのか?
 → 役割と責任が、マッチングしているだろうか?


・できないと非難するが、できるようになるには、どんな方法があるだろう?

・問題を回避する具体的な方法は?

・では、他にそれができている人がいるだろうか?


このようなことを、一つひとつ検証します。


我々は時に、無用なほど、自分自身を責めてしまいます。度を超えて、責める。

で、結果として、憂うつな気分になってしまう。

これと同じようなことが社会的にもあり、無用なほど相手を責めたり、度を越えて否定したりもする。

(ずるい例になると、相手は徹底的に責めて、自分や仲間に対しては奇妙なほどの寛容を示すことも)


度々書いてきましたが、度を超えると、前提を間違えます。

無用に否定したり、過小評価してしまう。

そして前提を間違えば、選択をも間違うのです。


だから、認知を正すことって、すごく大切だと思うんですよね。

個人だと、無用な重荷を下ろしていいし、体や心の言い分も聞いた方がいい。でないと、パンクしてしまいます。

また、社会では、度を過ぎたり場違いだったりする批判は、前提を間違わせてしまいます。フェアな物の見方を、阻害する。

だから、選択を間違わないためにも、正しい前提をみんなで共有することは、今の日本にとってすごく大切で、急ぐべき仕事だと思えて仕方ないのです…





フィーリングGoodハンドブック



はじめての認知療法 (講談社現代新書)





○○すべきという思考自体は、間違いではありません。

それを、いつでも、どこでも、適用させようとするのが、間違い。

つまり、場合分けさえきちんとすれば、それは機能します…





<<「感情的決めつけ/認知の歪み 社会編(7)」
   「レッテル貼り/認知の歪み 社会編(9)」>>


 → 認知の歪み




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南方 城太郎

Author:南方 城太郎
生息地:関西
分類:昭和人間
生まれ:
黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


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